向こう岸にいる私へ
私の脳内にはもう一人の自分がいて私を厳しく監視する。
その脳内にいるもう一人の私は他人のようだけど私であって、
向こう岸でこっちを見ている私というイメージがある。
向こう岸にいる私は、いつもネガティヴなことを考えている。
向こう岸にいる私は、私を不安にさせる。
向こう岸にいる私は、いつも私に呪いをかける。
疲れているとき
ストレスを感じているとき
向こう岸にいる私は肥大化して現実を歪ませる。
慎重になれ、下手をするな、失敗を恐れろ
そういう呪いをかけて、ガラスのマイハートがいよいよ粉々になってしまわないように守ってくれていた日々も若いころにはあったのかもしれないね。
とはいえ、
向こう岸にいる私はつまり私の妄想なのだから真に受けなくてよい
ということが、大人になった今はもう分かっている。
なのに向こう岸にいる私は今でも私を呪うことを辞めてくれない。
向こう岸にいる私へ
もうこちらを見ていなくて平気です
呪わなくて平気です
粉々になったりしないから安心して消えてくれ
いたって正気ですけどやばい文章になってますか?
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