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高校生の頃のこと



厚底サンダル

ココルルのシャツ

ルーズソックス

原宿の竹下通り

渋谷の109

顔黒にはしなかったけど…

アルバイトをして

好きなものを買える
楽しさを知った

自分でお金貯めて
買ったリトルカブに乗って
またアルバイトに行く

早朝の宿泊施設
今はなき「かんぽの宿」という
郵政が運営していたお宿があった

そこで朝から客室の
布団上げをして
客室の掃除をして
お昼くらいまでのお仕事

周りはおばさまたち

働くことの面白さも大変さも
世のおばさまたちの愚痴も
初めての経験だった

私は通信制の高校を選んだので
通常はアルバイトと自宅学習で
学校は月に1、2回だけ東京へ
(当時は千葉県の田舎から
4時間くらいかかったので
祖母の家で前泊させて
もらったりした)
途中から一緒に通学してた
友達が東京に引っ越したので
その友達の家に泊まってから
という流れになった

私は4人兄弟の長女で
「高校なんて行かなくて良い」と
言う父の言葉を鵜呑みにし
自分で学費も何もかも自分で
稼がないとと思っていたので
高校選びをすごく迷っていた

その時に、小学生からの親友が
通信制の高校に行くと聞いて
そんな良いところが!とすぐに決めた

自分で選び決めた道の始まりだ

自宅では自由な時間割、勉強するのも
しないのも全部自分次第だから
やらなければ卒業できない

アルバイトとはいえ、
仕事をしてお金をもらう責任

普通に親が何でも与えてくれる
環境ではなかったからこそ
自立心だけは人一倍強かった

自分で得た大事なお金だからこそ
好きなものを買える喜びも大きく
当時流行っていた
ココルルのストライプのシャツや
水色の厚底サンダルを
ドキドキしながら買ったことや

原宿の竹下通りでワクワクしながら
入った安い服屋さんで
お友達と買い物して
その後で家でファッションショー
みたいになってたり

学校帰りにマクドナルドで友達と
ずっとおしゃべり尽きなかったことも

私の高校生活を彩っている

ほとんどはアルバイト先と家の
往復がメインの生活の中で
学校があるときに行く東京が
楽しい非日常だった

3年の高校生活は
色々なことがあって
とても色濃く焼きついてるが
また折を見て書いてみたい

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