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Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.11
映画館再開の報が続々と届く中、まだ劇場には行けていないのですが、今週は以下の作品です。
「ザ・スクエア 思いやりの聖域」
Netflixで「ザ・スクエア 思いやりの聖域」を。
— インコさん(リタ・ジェイ) (@rita_jay) June 14, 2020
現代美術のキュレーターの暮らしの歯車が、ある盗難事件をきっかけにズレてゆく…
美術パフォーマンスシーンでの「みんながルールを守ったがゆえに不快になる」という部分が絶品だった。何もいいことが起こらない話だが、妙にほっこりもする味わい。 pic.twitter.com/yfJ8qmDmBH
「シャーロック・ホームズ」
「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」
Netflixで「シャーロック・ホームズ」「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」を。
— インコさん(リタ・ジェイ) (@rita_jay) June 15, 2020
「推理」と「都合のいい展開」を高速フラッシュバックで見せることで探偵力のアップに繋げる。気持ちよくさせる方法の上手さにシビれる。ホームズならずとも女泥棒アドラーに惚れるが、2作目は本当に出番が少なく涙 pic.twitter.com/IEIrGyPsHg
「フランシス・ハ」
Netflixで「フランシス・ハ」を。
— インコさん(リタ・ジェイ) (@rita_jay) June 17, 2020
モダンダンサーを目指す主人公が転々とするルームシェア暮らしの中で見せる前進……
周囲の目につい口をつくウソ、のんびりとした実家の様子とNYのギャップ。「恵まれているかもしれないが、足りない」というバランスで絶妙に切り取る日常の物語。面白かった。 pic.twitter.com/MGFONk71lZ
「スノーピアサー」
Netflixで「スノーピアサー(映画版)」を。
— インコさん(リタ・ジェイ) (@rita_jay) June 18, 2020
氷河期の世で「生き残り人類」を載せた列車の中に革命の火種が……
どん詰まりの状況でどう生きるかを問いながら進むクリスエヴァンスにこちらもすべてを託す2時間。マイクテストとか突如休戦の新年のバンザイとか、やはりポンジュノ。たまらないユーモア。 pic.twitter.com/2d5QoSMGDR
「スノーピアサー」は設定としてどん詰まりなので(氷河期をなんとかしよう。というようなお話ではない)「この先いいことなんてないだろうな」が根底にある。
最後尾から前方車両に行けば行くほど苦しくなる展開だが、ところどころのユーモアと、何よりどん詰まりの中で鬼気迫る主人公の「行動の源」を知りたくなる。温室とか寿司カウンターとか、車両が変わるたびにその絵も大きく変わるが、「広がりのない列車で、扉を開けるたびに中の様子がガラリと変わる。しかし主人公たちはそこにあまり干渉はしない」というのが、ゲームの背景然としているというか、「怒」というゲームを思い出した。
最終的に「主人公のなぜ」はセリフで語られるのだが、それが何よりよかった。シーンとしては作らずにセリフというのがいい。
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