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大久保の家


明快なプラン

新宿区大久保のマンション住戸のリノベーションです。
玄関入って左側は水回りや個室など囲われた空間に、右側はオープンな空間に明快に区分けたプランとなっています。

ケーススタディワークショップ

設計の要望をいただいた段階では、部分的なリフォームの予定でした。
具体的なリフォーム提案をする前に、この住戸の持つ潜在性を把握しませんか?ということで”ケーススタディワークショップ”を行いました。
ケーススタディワークショップでは要望には全くないプランのパターンも用意して話し合いました。

この住戸の特徴は3方向に窓があるということでした。
この特徴を最大限発揮できるプランの方が良いのではということを話し合いました。結局それがコンセプトとなり、具体的な設計に反映されることになりました。

特別な部屋

玄関入って土間で繋がっている小部屋があります。
オープンで開放的なリビングダイニングの一角に小さくて篭れるような落ち着いた部屋を計画しました。ここは床が琉球畳、壁が左官、天井は網代となっていて、他の部屋がシンプルな仕上げに対して、この部屋では特徴的な素材を使っています。

土壁

この小部屋の1面の壁を土壁にしました。
土壁は高度な職人技術で表現できる領域もありますが、素人でも塗ることができる素材。せっかくの機会ということで参加型で土壁を塗りました。

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