タイトル

『Hack RUN』徹底攻略(日本語版)vol.6:LEVEL44〜ゲームクリア

ついに攻略ノートもこれが最終回。恋人と地球の危機を救うため、最後まで一気に行こう。

前回の『Hack RUN』で誘拐されてしまったアリスを救うため、君は新たなハッキングをしなければならない。
手がかりは、前回最後のメッセージを読んでいればおそらく分かるはず。


アリスを救うためUFOシステムにログインする時、
ユーザー名とパスワードは?

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答:
ユーザー名xander(ザンダー)
パスワードはプレーしている日付から、月の英語名(小文字)

ザンダーの名前は、ずばりメッセージに書いてあったよね。
彼は正確に1年に12回、パスワードを変更するという。それってたぶん「毎月」変更しているということだ。と、なると一番ありそうなのはその月の英語名がパスワードになっているんじゃないかな? 「January(1月)」、「February(2月)」というふうに……。

ここでプレイヤーは迷うかもしれない。「今」が何月なのか、ゲームの中と現実が同じ日付なのかは、考えてみるとどこにも書いていない……。
と、思うのはまだ早い。実はゲームの中にもちゃんと日付が出てきているんだ。それはゲームを始めて「Begin Your Run」ボタンを押した直後、君のローカルマシンの起動メッセージの中にある。

ローカルシステム・スタートアップ
起動プロセス完了
バージョン 5.4.××××
2016 all rights reserved
起動: 31-1月-2016 12:00:56

こんな感じで今日の日付が(もちろんプレイヤーそれぞれの時間に応じて)表示されていたはずだ。これでもう迷うことはない、今日の日付から月の名前を入れればいい。

ザンダーは地球人だけどイェンギ=タットの側の人間、UFOシステムにログインし直せばザンダーとして入れるはずだ。

wanda> exit
backdoor/ ufo
username: xander
password:
(1月なら)january

ログイン成功
RUN スペースクラフト・システムにようこそ


LEVEL 44:囚人データベース

ザンダーのシステムに入って、さてどうすればアリスを救えるだろう?
メールを見ても、メールボックスは空っぽだ。
そこで基本に戻ってhelp(ヘルプ)メニューを出すと、新しいコマンドが見つかる。

xander> help

UFOヘルプメニュー:
exit……ログアウト
help……システムのコマンドメニューを表示
mail……Eメールプログラムを起動
pdb……囚人データベース

Eメールプログラムもあるが、ザンダーは用心深いのかメールを1通も残していない。そこで見るべきは最後の「pdb」コマンドだ。

ザンダーのアカウントは他と違って、特別に「pdb(囚人データベース)」コマンドが使えるようだ。つまりザンダーの仕事は囚人(地球人の!)管理官ということか……。あんまり関わり合いになりたくない相手だが、アリスを救うためにためらってはいられない。データベースにアクセスしよう。

xander> pdb

囚人データベースシステムに接続しました

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こうしてザンダーの端末から収容所にアクセスできた。と、言うことはやっぱりどこかの端末からは宇宙船にも……?


LEVEL 45:アリスを救い出せ

ここからは初めて見るシステムへのハックだ。まず慎重に、ヘルプメニューを確認しよう。

prisoners> help

囚人データベースシステム・ヘルプメニュー
exit……囚人データベースから抜ける
help……プログラムのコマンドメニューを表示
release…囚人を解放(要 囚人番号)
term……囚人を抹殺(要 囚人番号)

なんだか物騒なコマンドもあるけど、君に必要なのは「囚人を解放(release)」だろう。囚人番号が必要とあるけど、アリスの囚人番号なんて分かるはずもない。

prisoners> release

使用方法:release 囚人番号

試しに「release」とだけ入れてみると、やっぱり「release 番号」形式じゃないと受け付けられない。

このさい奴らに捕まっている人間は誰でも救いたいところだし、適当に数字を入れてみよう。たとえば間違いないところで、囚人番号「1」番……。

prisoners> release 1

囚人番号1は解放できません。既に抹殺済です。

うわあ、ひどいメッセージが出てきてしまった。奴らは必要なしと見るや囚人を殺しているらしい。アリスも危ない!
誰でも助けようと、次々番号を入れるも……。

prisoners> release 2
prisoners> release 3
prisoners> release 4

囚人番号2は解放できません。既に抹殺済です。

囚人番号3は解放できません。既に抹殺済です。

囚人番号4は解放できません。既に抹殺済です。

ダメだ、誰も彼も殺されている。これではらちが明かない。どうすればアリスの番号に届くだろう?


解放できる囚人番号を探す方法は?

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答:
大きい数字を入れて、数当て方式で減らしていく

最初はランダムで構わない。とにかく囚人番号に大きな数字を入れてみよう。

prisoners> release 1000

囚人番号1000は解放できません。囚人が存在しません。

「抹殺済」ではなく「存在しない」という事は……まだ1000番目の囚人は登録されていない、捕まっていないという事だ。
ここからはとんとん拍子でいけるだろう。数字を半分にして500番、250番と解放コマンドを打つと……。

prisoners> release 500

囚人番号500は解放できません。囚人が存在しません。

prisoners> release 250

囚人番号250は解放できません。既に抹殺済です。

つまりこれは「登録されている囚人番号」と「登録されていない囚人番号」のさかい目を探すプロセスだ。
囚人番号500番以降には囚人は存在しない。囚人番号250番以前の囚人は抹殺されている。この中間、251〜499番のどこかにさかい目があると言うことだよね。

prisoners> release 375
prisoners> release 312
prisoners> release 343
prisoners> release 327
prisoners> release 335
prisoners> release 339

徐々に範囲をせばめていって……最後には「最新の囚人番号」、つまりごく最近登録された囚人に突き当たるはずだ。

囚人番号339「アリス」を解放しました。

ビンゴ! 君は抹殺前に、見事アリスを救出した。残念ながら他に生きていた囚人はいなく、大勢が殺された事が分かっただけだったが……それでも1人大事な人を救うことは成功だ。

(ちなみに、term(抹殺)コマンドを使うとどうなるのか、気になる人もいるかもしれない。ゲームオーバー覚悟で使うより先に教えてあげよう。実はterm 339を打っても、「既に抹殺準備を進めています」と表示されるだけでそれ以上の危険はないんだ。……まあ、ぎりぎりのピンチだったという事だよね)


LEVEL 46:ボイスメール再生中

ここで君の元に、特殊メッセージが届く。

ボイスメールがローカルシステムに届きました。
----------------------------------------------------------------
*** (1)通のボイスメールが届いています。「v」で再生

このメッセージ到着後、なんと強制的にローカルホストまで戻されてしまう。緊急のメッセージという事? とにかく聞いてみよう。

localhost> v

ボイスメールを再生中…

と出るだけで、何も起こらない。と、思ったプレイヤーもいるかもしれない。今回のメッセージはこれまでと違って、ある仕掛けを使っている。分かる人ならすぐに分かるし、気が付かないと相当悩むかもしれない。


メッセージを受け取るために必要な事とは?

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答:
音量を上げる

ボイスメールが聞こえない時は、音量をアップするように! そう、このボイスメールは、本当に声がスピーカーから流れるボイスメールなんだ。

しかし、日本人にとってはリスニング問題だ。しかもこのボイスメールは宇宙語の翻訳機を通しているのか、無機質でますます聞き取りにくい。アバウトな訳を書いておくけど、まあ実際に必要な情報はそう多くないので安心してほしい。

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アレックス! こちらヤーゴン。アリスは無事保護したが、もう残り時間は少ない。彼らのプランを完全に打ち砕かなければ、地球はおしまいだ。もし君がUFOシステムの〈外宇宙通信プログラム〉にアクセスできれば、地球人全体に警告メッセージを送れるかもしれない。彼らは通信系統には触れてもいないはずだ。私の古いアカウントでプログラムに接続できるかもしれない。変更さえされていなければ「phone(電話)」で通じるはず。急げ!

急げ、と言われつつのんきな事を言えば、この声を聞くかぎりヤーゴンは女性だったようだね。もっとも人類のそれと同じレベルなのかは分からないけれど……。


LEVEL 47:UFOに接続せよ

ヤーゴンは上ににらまれていて自分からシステムに近づけない。とはいえ、君に自分のアカウントを教えるとは、相当信頼しているようだ。人類のためにも期待に応えなければ。ここで詰まっているようでは到底いけないぞ。


ヤーゴンのアカウントのパスワードは?

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答:phone(電話)

ここまではメッセージ通り。彼女のアカウントもまだ無事だったというわけだ。当然というべきか驚くべきか、RUN社のUFOシステムから接続できる。

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localhost> backdoor
backdoor/ ufo
username: yurgon
password: phone

ログイン成功
RUN スペースクラフト・システムにようこそ


LEVEL 48:外宇宙通信

ヤーゴンのアカウントに入った君は、外宇宙通信にアクセスできるか確かめる必要がある。ここはいつも通りhelp(ヘルプ)コマンドを役立てよう。

yurgon> help

UFOヘルプメニュー:
exit……ログアウト
help……システムのコマンドメニューを表示
mail……Eメールプログラムを起動
radio……外宇宙通信をON

「radio」が、目的のコマンドのようだ。実行する前に、念のためEメールに情報が残っていないか見ておこう。

yurgon> mail
yurgon.mail> ls

メールリスト:
peace(平和) <送信済>

yurgon.mail> show peace

ズィルゴルカン星人の皆様
平和の名の下に、どうかわが船団への攻撃を止めていただきたい。我々の母星は滅び、私たちの唯一の望みは保護なのです。私たちは平和的な種族であなた達に何の敵意もありません。くり返します、どうか平和の名の下に攻撃を止めていただきたい!
ヤーゴン 通信士官長

少し前のヤーゴンの告白にあった、突然襲ってきた敵種族ズィルゴルカンとの通話のなごりだろう。かなり必死な文面だね。
そういえば、ズィルゴルカンとの戦いはどんな結末になったのだろう? 聞いていなかったけれども、地球まで襲ってこないということは逃げ切ったのだろうか?

その答も外宇宙通信にあるのかもしれない。メールを閉じて、通信システムにアクセスしよう。

yurgon.mail> exit
yurgon> radio

外宇宙通信に接続完了

radio: help

外宇宙通信用ヘルプメニュー:
exit………………プログラムを終了する
help………………プログラムのコマンドメニューを表示
logs………………通信ログを表示
送信ID……………(IDに対応した)メッセージ詳細を表示
transmit 周波数…通信を送信(特定周波数へ)

これは、いままでに無かったシステムだね。と言っても下2つは今のところ情報が足りていないから使えそうにない。「logs」コマンドで通信ログを表示しよう。

radio: logs

送信ID 送信日時    コード
=== ======= ===
2343  96.12.03 13:52    xms5
2348  96.12.03 18:23  xms5
2394   96.12.03 18:40  und3
2473   96.12.04 02:25  und3
2594   04.04.17 09:44  xms1 
2783   04.04.17 10:12  rec1
3429   10.09.23 18:52  xms5 
3874   10.09.24 16:32  xms5
4329   10.09.27 17:02  xms5

表示してみて分かったが、通信ログというのは要するに過去の通信記録の一覧表のようだね。
先に言っておくと、「コード」はメッセージのステータスを示す記号で、あんまり関係はない。とはいえ、必要な情報は既にここに全部ありそうだ。


最初の通信の内容を表示するためのコマンドは?

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答:
2343

ヘルプメニューによれば、「送信ID」をそのまま打ち込めば詳細表示になるとのこと。この場合、「2343」と打てば'96年12月3日の最初の通信メッセージが表示される。

radio: 2343

送信ID:2343
送信日時:1996.12.03 13:52
コード:xms5
宛先:イェンギ=タット母星基地 <723.12>
内容:惑星上からは全員避難した。諸君もただちに避難せよ!
状態:送信済

これはつまり、ヤーゴン達が災害を受けた母星から脱出した時の通信のようだね。日付は1996年12月3日。同じ日の記録は他にもあるみたいだ。続けて読んでみよう。

radio: 2348

送信ID:2348
送信日時:1996.12.03 18:23
コード:xms5
宛先:イェンギ=タット母星基地 <723.12>
内容:惑星上からは全員避難した。諸君もただちに避難せよ!
状態:送信済

おや? これはまったく同じメッセージが、約5時間後に送られているみたいだ。まだ逃げ遅れている人員がいるかもと再通知した、というところかな。
そしてその17分後のメッセージは、同じ内容ながら……。

radio: 2394

送信ID:2394
送信日時:1996.12.03 18:40
コード:und3
宛先:イェンギ=タット母星基地 <723.12>
内容:惑星上からは全員避難した。諸君もただちに避難せよ!
状態:送信失敗。イェンギ=タット母星基地の通信機能は途絶しました。

メッセージは基地に届かなかった。おそらく基地は災害で壊滅したのだろう。

念のためか、約8時間後にも同じメッセージが送られている。ヤーゴンの性格がわかるような話だね。

radio: 2473

送信ID:2473
送信日時:1996.12.04 02:25
コード:und3
宛先:イェンギ=タット母星基地 <723.12>
内容:惑星上からは全員避難した。諸君もただちに避難せよ!
状態:送信失敗。イェンギ=タット母星基地の通信機能は途絶しました。

悲しくなるようなメッセージだ。こうして彼らは育った星を失い、宇宙を放浪することになる。次にメッセージを送るのは、なんとそれから約8年も後だ。

radio: 2594

送信ID:2594
送信日時:2004.04.17 09:44
コード:xms1
宛先:ズィルゴルカン星人 <883.34>
内容:ズィルゴルカン星人の皆様
平和の名の下に、どうかわが船団への攻撃を止めていただきたい。我々の母星は滅び、私たちの唯一の望みは保護なのです。私たちは平和的な種族であなた達に何の敵意もありません。くり返します、どうか平和の名の下に攻撃を止めていただきたい!
ヤーゴン 通信士官長
状態:送信失敗。ズィルゴルカン通信士は受信を拒否しました。

この文面には見覚えがある。ズィルゴルカンに襲われて、ヤーゴンはあらゆる手を使って和平のメッセージを送り……そして、無視されてしまったようだ。

radio: 2783

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送信ID:2783
送信日時:2004.04.17 10:12
コード:rec1
宛先:イェンギ=タット船団 < – >
内容:イェンギ=タットよ、今日は逃げられたかもしれんが、我らはあきらめんぞ。我らが戦士の手にかかった時が、貴様ら種族の最期だ。
ズィルゴルカン族
状態:受信完了

ズィルゴルカンはとにかく好戦的な種族のようだ! 逃げ切れて幸運だったとしか言いようがないね。
苦難の旅は続き、さらに6年後……。

radio: 3429

送信ID:3429
送信日時:2010.09.23 18:52
コード:xms5
宛先:地球通信衛星 <54.02>
内容:地球の皆さん。私たちの宇宙船が、ただ今あなた達を発見しました。恐れないでください。私たちの意志は平和にあります。あなた達の惑星、各国政府の代表者と私たちで会談をもつよう提案します。良い会談を祈ります。
ヤーゴン イェンギ=タット通信士官長
状態:送信済

ついに彼らは地球圏にたどり着いたようだ。

ヤーゴンはまだ計画を知らされていないのか、文面には地球侵略の兆候は見当たらない。
この翌日の通信には、こうある。

radio: 3874

送信ID:3429
送信日時:2010.09.24 16:32
コード:xms5
宛先:地球各国政府 <54.16>
内容:私たちの提案が受け入れられ喜ばしく思います。優れた技術とともにまたお会いしましょう。
ヤーゴン イェンギ=タット通信士官長
状態:送信済

詳しい事まではわからないが、地球とイェンギ=タットの交渉は無事に終わったようだ。文面から察するに、イェンギ=タットは異星の科学技術を地球に提供する事になったのだろう。その見返りに、安全な暮らしを保証されるといった具合に。

最後の通信は、その3日後だ。

radio: 4329

送信ID:4329
送信日時:2010.09.27 17:02
コード:xms5
宛先:地球各国政府 <54.16>
内容:素晴らしい成果です。分析官と共に提案を検討し、契約に合意する事に致しました。近日中に、私たちの化合物はリ=ユージング・ネイチャー社を通じて広く流通します。完了した後、あなた達には十分な見返りがある事でしょう。
イェンギ=タット星
状態:送信済

化合物? RUN社? そう……イェンギ=タットの陰謀が姿を現した!

彼らはごく一部の地球人首脳に見返りを約束して、リコジーナルを地球中に蔓延させる気だ。
ヤーゴンではなく「イェンギ=タット星」からのメッセージになっている所を見ると、この計画に反対していたヤーゴンはもう通信士をクビになっているんだろう。

これまでのイェンギ=タットの苦難の経緯を見て同情は感じたが、こうなっては同情してなどいられない。イェンギ=タットの陰謀を阻止し、地球を危機から救うには、どうすればいい? 確かヤーゴンは、この通信システムを使ってある事をしろと言っていたね……。


イェンギ=タットの野望阻止のため、
入力すべきコマンドは?

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答:
transmit 54.02(地球通信衛星に送信)

「地球人全体に警告メッセージを送る」これがヤーゴンから君に託された一発逆転の作戦だ。忘れたりしていないよね?
transmit(通信を送信)コマンドは、周波数を後ろに付けるとヘルプに書いてある。付けるべき周波数は、通信ログ詳細の「宛先」を見れば良い。「地球通信衛星 <54.02>」、つまり「transmit 54.02」が地球にメッセージを送信する正しいコマンドだ。

しかし……。

radio: transmit 54.02

周波数54.02に送信中…
送信失敗。信号はイェンギ=タット船団に妨害されました。

作戦はあえなく失敗!
イェンギ=タット星人は万一に備え、地球の衛星との通信を全部シャットアウトしてしまったようだ。
地球各国政府(54.16)との通信ももちろん遮断されてしまっている。

望みの綱が断たれてしまった君と地球は絶体絶命だ。このままあきらめるしかないのか? これが最後のチャレンジだ。


イェンギ=タットの野望阻止のため、
君はいったい何をすればいい?

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答:ズィルゴルカン星人を呼び出す(transmit 883.34)

もはや手段を選んでいる場合じゃない。イェンギ=タットの母星とも通信できない今、やるべきは毒をもって毒を制す。天敵、ズィルゴルカンを使うしかない。

radio: transmit 883.34

周波数883.34へ通信をリクエスト中
周波数883.34との機密通信を承認しますか?(y/n)

ここで n(NO)を選べば、また元通りだ。おっかなびっくりでも、とにかく y(YES)を押して通信を続けるしかない。

? y

機密周波数883.34に送信中…

通信を受信…

反応を受信中…

翻訳中…

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ズィルゴルカン星人(Zyrgorkn)
イェンギ=タットをつけ狙う好戦的な宇宙種族。

ヤーゴン、貴様から通信とは驚いたぞ。初めて遭遇した時以来だな。貴様らが逃げのびてからというもの探し続けていたが、よもや気を変えて我らと決着を付ける気になったか? ともかく、貴様の向こう見ずな勇気に免じて、我らの指導者は貴様らと外交交渉を持つ用意がある。貴様のシステムが初遭遇の頃のままでいまだ「diplomacy(外交)」の隠し機能が残っていれば、それを使って連絡を続けるがいい。
貴様には期待しているぞ。平和な結末など捨てたとその口から聞かせてもらいたいものだ。 ズィルゴルカン星人

ふう、つくづく血の気の多い種族だ。
無理もないけど、彼らは完全に君をヤーゴンと勘違いしている。その上、ヤーゴンがイェンギ=タットから遠ざけられている事さえ知らずにいる!
君はハッカー一世一代の芝居を続けて、ズィルゴルカンを騙しきらなければならない。


LEVEL 49:交渉のゆくえ

ヘルプメニューには隠しコマンド「diplomacy(外交)」は載っていないので、ちょっと迷うかもしれないが、通信システムを閉じてヤーゴンのアカウントから直接タイプすれば大丈夫だ。

radio: exit
yurgon> diplomacy

宇宙間交渉システムに接続中

さあ、ここで「相手の種族名」と「外交用パスワード」が聞かれる。
相手の種族名は分かるよね。でも、パスワード? もちろん通信システムに使ったパスワード「phone(電話)」では通らない。
手がかりはちゃんとこれまで見た中に残っている。さあ、最後のハッキングだ。


交渉システムに使う、種族名とパスワードは?

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答:
zyrgorkn(ズィルゴルカン)、パスワードは peace(平和)

パスワードは難しかったろうか? ヤーゴンが何度となく「平和」と言い続けた事から、彼女の外交にとって大事な言葉だと推測できたはずだ。

alien race: zyrgorkn
diplomatic password: peace

宇宙間交渉システムにログインしました
システムより、ズィルゴルカンのメッセージを自動再生します

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ヤーゴンよ、我らと渡り合おうとは、愚かだが見事な勇気よ。我らが戦士達は貴様らの血に飢えているが、されど我が指導者は貴様らを探し旅をするほど暇ではないという。ゆえに、貴様らは生かしておいてやろう。
よく覚えておけ。もし貴様らの逃げた居場所さえ知れれば、我らは必ずや打ちのめし戦いを終わらせてやるだろう。 ズィルゴルカン星人
翻訳終了

意外な雲行きになってしまった!

一見平和がやってきたようだけど、それはイェンギ=タットにとってであって、地球の危機はまるで回避できていない!


LEVEL 50:最後の賭け

君はなんとかしてズィルゴルカンをたき付けたい。ズィルゴルカンも、イェンギ=タットの居場所さえ分かればいつでもそのつもりだと言う。それには、どんな方法が? ここは基本に返ろう。


いますべき事は、いったい何?

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答:
help(ヘルプ)メニューを見る

最後の最後でも、新しいシステムでやる事は変わらない。ズィルゴルカンのメッセージが自動再生されて、思わずこれで終わり、手詰まりに思ったかもしれないが、まだ使えるコマンドは残っていたぞ。

diplomacy: help

交渉ヘルプメニュー:
exit……システムを終了
help……システムのコマンドメニューを表示
send……ズィルゴルカンに座標位置を送信

もうここで悩むはずはないだろう。「send」コマンドで、地球の座標をズィルゴルカンに知らせてやるんだ!

diplomacy: send

現在の位置座標をズィルゴルカン族へ送信準備中…
ズィルゴルカン族への位置座標送信を承認しますか?(y/n)

責任重大だが怖がっている場合じゃない。当然、y(YES)だ。

? y

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ヤーゴン、貴様らを臆病者と思ったのは誤りだった。貴様の送った座標へと、戦士達が爪をとぎつつ向かっているぞ。たどり着くまで時間はかかるだろうが、貴様の命には待つだけの価値がありそうだ。 ズィルゴルカン星人

やったか!? ズィルゴルカンはえさに食いついた。今から急訪しても地球までは遠いようだが、イェンギ=タットはいったいどう出る?

ここで君に、一番知りたい事についてメールが届く。

ヤーゴンがローカルシステムにメッセージ「earth(地球)」を送信しました


LEVEL 51

自動的にローカルホストまで戻されるので、メールを確認しよう。

localhost> mail
localhost.mail: show earth

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アレックス、お見事! ズィルゴルカンの戦士が来ると聞いたとたん、イェンギ=タットは宇宙に逃げ出した! おかげで私は通信システムを取り戻し、地球にRUN社の危険を警告できたよ。政府の機密エージェントとRUN社の幹部達も、しかるべき筋に逮捕させた。君が世界を救ったのだ! そう、問題があるとすれば……

ズィルゴルカンが地球に向かっているという事だが……


LEVEL 52:ゲーム終了

================================
おめでとう!
あなたはエイリアンを地球から追い払い、RUN社の陰謀を世界に暴きました。
ゲーム・エンド!
================================

メッセージが表示され、ゲームはこれにて終了。

ズィルゴルカンの脅威は……まあ来たところでイェンギ=タットは逃げた後だから問題は……、たぶんあの種族、地球人にもケンカを売りそうだよね……。

時間はまだたっぷりある。きっと何とかなるさ!

君の冒険はいったんここで終わる。
『Hack RUN』には続編『Hack Run ZERO』、3作目『Hack TIME』、4作目『Hack NET』とシリーズが続いている。興味が出たらぜひ続編も遊んでみてほしい。


それでは、チャオ!(こんな言葉づかいの彼のこと、まだ覚えてた?)

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