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ボヘミアンになれなかったアラフィフラプソディ

はじめましてコジーコズボーンです。嫁にそそのかされてnoteなるものを始めることになりました(ブログはアメブロ以来7年ぶり)

さてnote一回目ということで何を題材にしようかと悩みましたが、ここは皆さんいろいろと書かれているという事で、映画「ボヘミアンラプソディ」とQUEENについて書いてみることにしよう。(少々ネタバレあるよ)

まずはじめにボクとQUEENの出会いについてですが、曖昧な記憶ではありますがおそらく中学2年くらいだったかな、ラジオから流れてきた「RADIO GA GA」だったような気がします。ただここで一気にファンになった訳ではなく、映画のハイライトにもなったLIVE AIDのステージをTVで観たせいではないかと思っています。しかし積極的に追いかけるような熱心なファンではなく、91年フレディが死を迎えて初めて真剣にQUEENに向き合ったというのが本当のところではあります。そのあとウェンブリースタジアムで行われたフレディ追悼コンサートにLEPPSやEXTREME,GN'R等が出ていたことで「え!?そんなにリスペクトされてたんかい!」とびっくりして余計にファンになったいわゆるニワカなクチですねぇw(なんせ同じシンコーミュージック出版の雑誌でもボクはML誌ではなくYG誌とBURRN!!ばっかりでしたからw)

QUEENの魅力は人それぞれいろいろあるとは思いますが、曲に関して言えばやはり圧倒的なフレディの歌声に尽きると思います。もちろんそれだけじゃない事は誰の目にも(耳にも!?)明らかで、多彩な曲、美しいハーモニー、個性的なブライアンのギターなどなど。加えて彼らのルックス、そしてややもすれば嘲笑の的にもされかねないフレディのパフォーマンスやステージ衣装も今となってみればブッ飛んでて逆に凄みしか感じないというね。

所謂全盛期は後追いで知ったQUEENというグループの歴史やエピソードには詳しくない(ざっとはわかるけど)とはいえ、予告のトレイラーがUPされてからははよ公開せい!と期待しかなかったわけですが、日本公開から三日目の去る11/11に地元のイオンシネマのレイトショーで観ました。

20th Century FOXのファンファーレでおお!ってなって、映画がはじまってからLIVE AIDのステージ直前までのオープニングのシーンですでに一回泣いたw

いや結論から言うとね、泣いた。号泣こそしないけど泣いた。

確かに男もね50歳も近くなると若い頃と比べると涙もろくなんのよ。でもねそれ差し引いても泣いた。

もうねズルいのよ演出が。史実と違うとかそんなんどうでも良くて、あのクライマックスのLIVE AIDシーンにそれまでの流れがぎゅーーーーーーーーっと収束してくんの。直前まであれ?なんか調子悪いぞオレ?みたいなってたフレディが、それはまあきっちり仕上げて来るわけですよ。しかも近年にないクオリティで。20分余のステージを終えた4人の清々しい笑顔を見たら涙を抑えるのは難しいと言わざるを得ないよね。

そしてエンドロールの「SHOW MUST GO ON」ですよ。これこそがQUEENですよ。歌詞の意味を知っててこのタイミングでこの曲流されたら、ほら泣けよって言われてハイ泣きましたって応えるようなモンですよ。抗えるワケないでしょw

まあ実際はなんで泣いたのかはよくわからないんだけど、所謂ひとつの感動したっていうのとはなんか違う気がするのよね(そういう物言いがキライってのもあるけど)。こういった形でフレディを観ることが出来た満足感ともう二度と新しいフレディのパフォーマンスを観ることは出来ないという喪失感、監督の演出の巧みさもさることながら、フレディとQUEENに寄り添いこういった美しい形で過去のQUEENと現在のQUEENをつなぐことに尽力したブライアンとロジャーの愛、そういったものすべてが人の心を動かしたんだろうなぁ…としみじみ。

とにかく、今言えることはただひとつ。

もう一度「ボヘミアンラプソディ」を劇場で観たい!しかも応援上映とか絶叫上映とかの声出せる系のアレ。イオンシネマ釧路さん、なんとかなりませんかねぇ?

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