初受注



今週、私が約3年間続けてきた商談の受注が無事取れたと営業から報告を受けた。

私は今入社4年目なのだが、実は自分がちゃんとお客さんと関わって受注が取れたのは、なんと初めてである。まさに感無量。

自分は営業職ではあるものの、いわゆるそのお客さんの窓口担当ではない。お客さん軸で動く営業ではなく、ある製品を売ることをミッションとした営業であるためだ。

今回のお客さんも、自分が担当する製品について購入を考えてくれていたので、約3年前から製品紹介や営業支援を行って関係を作ってきた。

一つの商談で3年も?と思うかもしれない。
これには業界特性や自社都合も含め色んな事情があるのだが、それよりも3年間同じ商談に入らせてもらえるというのが、結構ありがたいことだった。

というのもこの3年の間にうちの会社では大幅な組織変更があり、毎年のように組織変更と人の配置換えが行われた。

私も正確には年度によって与えられていたミッションは微妙に違った。ただその製品を売るということに関しては大きくブレなかった。

このお客さんのことにも詳しく、製品にも詳しいということで、この商談にずっと関わらせてもらうことになった。

今回の受注に自分がどれくらい貢献できたのかは分からないが、このお客さんは本当に良い人だったので、これからもうちと良好な関係が続いてほしいと思っている。

私が泊まりでお客さんがいる奈良までヒアリングに行った際には、お昼にラーメンをごちそうになったりしたこともあった。

最近は直接行くことは少なくなったが、今でもこんな関係性を持つお客さんは他にいない。


いい経験だったな。


一つの成功体験とでも呼んでいい今回の初受注は、きっとこれから先、完全に一緒ではなくても、”あの時のパターンで行きたい”という指針になるだろう。

もちろん過去の成功体験に囚われて、選択を狭めてしまうのは良くないが、0と1では大きな違いだと感じている。

何がよかったかというと、お客さんのことを自分ごとのように考えに考え、とことん寄り添う姿勢で安心感を与えられたことだろうと思う。

その製品が良いかどうかも当然大事だが、売り切りではなく、保守費ももらい続ける製品を売っている。導入する時の我々の姿勢や、アフターフォローがしっかりしているかどうかも非常に大切なのだ。

そういう意味で、人も非常に見られる仕事だと今回実感した。

私らの仕事は、どこまでお客さんのことを分かっていて、将来に渡って寄り添うという姿勢を信じてもらえるか、ということが一番大事だったという気づきを得た。

この先もラーメンを一緒に食べられるようなお客さんと出会えることを願う。

おわりに


今週は生糸が担当しました。

最初から最後までを経験できたことで、これからのものの見方が変わるなと感じています。

仕事の振り返りって仕事の時間は限られていて難しいけど、こうやってnoteで消化するのは悪くないかもしれません。

ちなみに今週、ついにADOLESTUDIOのかしラボが最終回を迎えました。
ADOLESTUDIOとしても一つ成し遂げたような気持ちです。
おリンさん、企画・編集ありがとう!

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人間関係苦手、将来不安、でも野心はどこかにある…そんな思春期(Adolescent)の側面を持ちながら年齢だけを重ねた「おリン」と「生糸」がPodcast番組をお届けするスタジオ(Studio)、それがADOLESTUDIO、そういう感じです。

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次回はおリンが担当の予定です。お楽しみに…!

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