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求人広告事例: 運送企業のドライバー

「仙台と東京を往復する長距離ドライバーの採用に成功!」

■募集背景

今回のお客様は、王子エクスプレス株式会社様です。東京都江東区に本社を構え、一般貨物の運搬事業を営んでいます。物流会社として、新しい輸送サービスの開拓に力を入れており、現在も事業拡大中。

今回もその新しい輸送サービスとしてスタートさせた「仙台~東京間の定期輸送ドライバー(10t)」の採用をご検討されていました。

■採用課題:週の半分は東京の寮暮らし。

<大まかな仕事の流れ>

●拠点は宮城県にある仙台車庫
●東京に移動し、輸送拠点となるターミナル間で往復運行
●東京では用意されている寮・仮眠室で休憩
●その後 仙台車庫へ

今回募集する10tドライバーの拠点は、宮城県にある仙台車庫です。仙台から寮・仮眠室が用意されている東京に向かい、週の半分は輸送拠点となるターミナル間で往復運行。東京での仕事が終われば仙台車庫に戻る「長距離配送」です。

高水準な収入と、週末には家に帰れる一方で、週の半分は東京。また、長距離配送であることも含め、求職者や面接者には、身体への負担が懸念され、人が集まりにくい状態に…。そのため今回の採用課題は、この「週の半分は東京の寮暮らし」というワークスタイルだと考えました。

■解決策:1人の時間「も」ほしい。そんな既婚者をターゲットに設定!

王子エクスプレス株式会社様は、ドライバーに無理のない運行スケジュールを組んでいます。それは会社設備・環境面においても同じ。東京に完備されている「寮」や「仮眠室」がまさにそれです。現在活躍しているドライバー達も、この施設を利用しながら仕事をしています。

端から見れば、「家に帰れないこと」が先行してしまいがちなワークスタイルですが、1人の時間「も」ほしいと感じている既婚者にとっては、メリットになりうる環境です。この寮・仮眠室を、第2のパーソナルスペースとして、東京に確保できる。ここに付加価値を感じてもらうことが、課題解決の糸口になると思いました。

■採用ターゲット

・大型免許所持者
・働き盛りの30代 既婚者
<ターゲットの志向性>
・大切な人との時間も確保したいが、1人の時間も欲しいタイプ

■原稿工夫: 「寮完備」を、ターゲットの心に刺さる言葉に言い換える

今回注目したのが、東京に寮完備という待遇です。外泊しなければならない仕事というイメージが強いですが、言い換えれば、家とは別の住まいが持てることと同義。そこから、ターゲットがもっと羨む表現はないかと考えた末、思いついたのが「別宅」というワードです。この表現で、第2のパーソナルスペースという付加価値を印象付けようと思いました。

しかし、「別宅」というワードは、誤解が生じる表現です。そこで「妻公認」というワードを盛り込み、東京に妻も認める別宅が持てることを、キャッチコピーで表現しました。

■原稿効果

問い合わせ:1~5件
応募数:1~5名
採用:3名/全員30代~40代男性:仙台在住の大型免許所持者

■原稿制作者より

ターゲット設定どおりの採用成功!お客様に大満足いただけました。今回の原稿は、「寮完備」とそのまま書いただけでは、決して採用成功にはたどり着けなかった案件だと思います。

一方で、「最初から別宅がもてる転職先」を探している求職者はほとんどいないと思います。そのため私たちが原稿で表現したのは、求職者の方が入社したあとの未来です。「ここに入社したらこうなれる」という未来を伝え、「そういう生活もありだな」と感じてもらえる求職者に向けた原稿設計となっています。


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