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求人広告事例: 食肉(精肉)の卸・販売の第二新卒者層

「職場の「迫力」と「面白み」を見事に表現!食肉加工スタッフの採用に成功!」

■募集背景:

こちらのお客様は、食肉(精肉)の卸・販売事業を営まれています。従業員様の定着率が高い一方で、次世代を担う人材の確保が急務です。これまで30代 既婚者層の採用を行ってきましたが、自社の今後を踏まえ、今回は20代の若手をメインターゲットにします。

また社内でも、若手のキャリアアップ(プラン)を見直し、じっくりと時間をかけてステップアップできる組織体制をつくっていきたいと考えていました。

■採用課題:自社の保管庫には巨大な生肉!見た目がちょっと奇奇怪怪。

高さ5mから吊るされた500kgの生肉が並ぶ保管庫は、業界未経験者にとって未知の世界です。1頭ならまだしも、保管庫には100頭以上の生肉が並ぶため、その異様な光景に驚いてしまうのは仕方がないこと。ただ、この奇奇怪怪な空間を知らないまま入社してしまうと、採用後にアンマッチが発生してしまうと思いました。

今回はこの「業界未経験者にとって生肉の保管庫は未知の世界」であることを採用課題とし、広告内容で解決させ、採用後の「こんな職場だと思わなかった」を防ぎます。

■解決策:事実は包み隠さず。そして別軸で仕事の面白みをアプローチ! 

入社後のアンマッチを防ぐために、メインの写真で、生肉がぶらさがったシーンを見せることにしました。見た目の迫力とは裏腹に、「匂い」がなく、「万全な衛生面」である旨も原稿でしっかり訴求。なにより業界未経験者にとって未知の世界だからこそ、従業員様のリアルな声で語ることが1番の安心要素。

そこで今回は、直近で採用された20代の若手従業員様を話者とし、仕事の面白みを本音で語ってもらう企画で、採用課題を解決しようと考えました。

■採用ターゲット

・20代前半(第二新卒者層)
・社会人経験不問
・飲食店の厨房やスーパーの精肉部門でのアルバイト経験があると尚可

<ターゲットの志向性>
・食に関して興味がある
・接客よりも食に特化した仕事に就きたいと考えている
・国産と輸入品の品質の違いなどを知ることにヤリガイを感じる

■原稿工夫:牛肉の部位やランクを知り尽くした「肉の博士」になれる!

採用ターゲットと同年代の従業員様を、生肉の保管室で写真撮影。肉に関心がある人に向けて、広告の冒頭から、部位の名称に特化した仕掛けを施しました。また、サブカセットを読み進めるにつれ、「興味関心」→「固定概念の払しょく」→「信頼・安全性」→「やりがい・将来性」と、応募するまでの行動を促すプロセスを設計しました。

また、実際に働く20代の中で最も多かった仕事の面白さは、「肉について詳しくなれること」でした。この事実をもとに、キャッチコピーではあえて普段 耳にしない部位の「トンビ」を用いて、謎解きのような表現に。こうすることで、採用ターゲットの興味を引く狙いがあります。

■原稿効果

問い合わせ:1~5件
応募数:10名
採用:2名
・23歳(男性)
・26歳(男性)

■原稿制作者より

人材採用を検討される企業様・店舗様では、「入社前には見せたくないシーン」や「知ってほしくないこと」があるケースも多いと思います。ただそれらを求職者に伝えないまま採用し、入社間もなく「こんなハズじゃなかった」と早期退職してしまう・・・。私たちはその採用アンマッチを防ぐために、採用課題と向き合い、その解決方法に努めています。

また、採用課題は、自社の人間では気づけない場合もあります。働く従業員様にとっては、そこが日常であり、それが当たり前だからです。だからこそ私たちは、第三者目線で、お客様に採用課題の抽出から解決方法をご提案できます。

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