ふーちゃんとのお別れ
これを読んでる方はだいたい上のツイートとツリーも読んでくださってると思う。ふーちゃんは金曜の朝、我々が目を離した間に行ってしまいました。
「目を離さなければよかった」と添い寝の番をしていた嫁様は後悔していましたが、たとえ目を離さなくても出来る事は何も無かったし、それを言えば添い寝の番を代わってもらったぼくはずっと寝てた。ふーちゃんは賢い子なので、我々を寝かしつけてから旅立ったんだよと、そう思うことにしました。
というか僕も嫁様も休みやリモートで自宅にいる金曜日に旅立って、土日の間で心の整理をつけさせてくれたふーちゃんは、本当に賢いというか人間の面倒をよく見るやつだったなと…そう思いました。飼われてるのは、おれたち。
淋しくて仕方がないので土曜日は方々へ連絡したりものすごい掃除したりしたものの、さっき火葬が終わって骨壷に入ったふーちゃんを安置して、やれやれと少し眠ったら、なんだか朧げにふーちゃんの影が差したような気がしました。目覚めて見渡しても、どこにもおらず、少し広くなった我が家が見えるだけ。
ふーちゃんはさみしがりなので、リビングのソファから見渡せば、だいたいどこかにいた。それがもういない。なんかこう、諸々終わって肩の荷が降りたのと相まって、猛烈に淋しくなって、エンエン泣いてしまった。たぶん、ふーちゃんを亡くしてから一番泣いたかも。
多分これから先も、そうやって淋しくなって泣くのでしょう。おとうちゃんは全然ダメです。それでも、生きていくから、見守っていて欲しいなぁ。いや、でもお空の上は日当たりサイコーで寝るのに最適だろうから、おとうちゃんを見下ろすのは気が向いた時でいいよ。
空の上には、むかーしむかしおとうちゃんの実家にいた猫たちや、ねこ休み展やお友達の猫ちゃん、うちの弟のところにいたおにぎり君もいるんだよ。ふーちゃんはぜんぜん面識ないだろうけど、たぶん良くしてくれるだろうから、仲良くしてあげてね。ひょっとしたらお父さんやお母さん、兄弟もいるかもしれないね。
そのうちおとうちゃんとおかあちゃんもそっちへ行くので、またモフモフさせてね。もしくは、生まれ変わってこっちに戻って来たら、今度は真っ直ぐウチに来なね。
なんだかふーちゃんへの手紙になってしまった。なんかこう、総括的なコラム書こうかと思ってたけど、無理ですね。かわいいからね。
さてさて、それにしてももう猫はいないので、おれはもう「9万人のフォロワーを抱える猫アカウント管理人」でもなんでもないただのおじさんになってしまった。生来のコミュ障を「ウチねこいるんすよ〜かわいいでしょ〜」で乗り切って来たというのに、もうその手は使えない。真面目に仕事したり、パルプ書いたり、MMOのコミュニティをまとめたり、家族と健やかに過ごしたりせねばならない。ふーちゃん抜きで。いや〜つらい。さみしい。モフモフしたい。でももう無理。しかたがない。生きてるんだから。
思い出をたくさんありがとうだよ。
またね、ふーちゃん。
そして人生は続く。
ええもん読んだわ!と思ったらぜひ。ありがたく日々の糧にします。