勘定科目の設定

勘定科目の設定を誤ると結構大変。
経験した中で、多分これが妥当と思える勘定科目の設定を書いてみる。

研究開発費(R&D)が意外と盲点な気がする。
R&Dは販管費の一部であるので、研究開発費と言う勘定科目として販管費に混ぜてしまいがちだけど、これをやってしまうと分析が出来なくなって死ぬパターン。

じゃあ、研究開発費勘定を使わないで販管費で処理すればとなると、それはそれで申告上研究開発費の集計が困難になるし、うちの会社の経費って「原価」「販管費」「研究開発費」ってどれくらいなの?となった時に死ぬ。
何かあった時に、開発費をどれくらい絞ればいいかわからなくなるし、経営分析上、どれくらい研究開発費に費やしてきたかは把握しておかないと絶対にダメ。

なので下記のような勘定の括りが結構妥当だと思う。
小さい企業で飲食とか卸とかだと、研究開発費って勘定の利用が無いだろうけど、追々を考えて開けておいた方が無難。

3桁の勘定科目設定の場合

  100番台:資産
  200番台:負債
  300番台:資本
  400番台:売上
  500番台:原価
  600番台:販管費
  700番台:R&D
  800番台:営業外損益
  900番台:特別損益/法人税

損益のコードは統一する事。

良い例
 550:旅費交通費
 650:旅費交通費
 750:旅費交通費 
悪い例
 545:旅費交通費
 652:旅費交通費
 757:旅費交通費

下2桁くらいは統一しましょう。


4桁の勘定科目設定が可能なら

  1100番台:流動資産
  1200番台:固定資産
  2100番台:流動負債
  2200番台:固定負債
  3000番台:資本
  4000番台:売上
  5100番台:原価_人件費
  5200番台:原価_人件費以外
  6100番台:販管費_人件費
  6200番台:販管費_人件費以外
  7100番台:R&D_人件費
  7200番台:R&D_人件費以外
  8000番台:営業外損益
  9000番台:特別損益/法人税

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?