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ケルト十字と嫌悪感、「型」のちから


タロットの展開法に、「ケルト十字」というものがあります。
これは、もっとも基本的であり、そして万能的でもある、とても守備範囲の高いスプレッドです。

でも私はこれにものすごい嫌悪感、めまい感、吐き気があり、まったく展開が出来なかったのです。「十字」は宗教色の強いシンボルですし、これまでの体験の中に、なにか潜在的なトラウマがあったのかもしれません。
(自分でおもいあたるだけで、3つほどあります。)

「使えたら便利」とはものすごく思うしわかるのに、どうしても身体が受け付けませんでした。

なので、「これは私は使わない」と決め、そして、ほかの型も使わずに、オリジナルな手法で2年ほどやっていました。直受けのインスピレーション展開です。

でもこれは、「太刀打ち的に」よわいんです。すっぱだか過ぎるから。
ケルト十字がミッションツアーが行われるような歴史ある教会だとすると、(こういうところは、写真でみても醸し出す気が圧倒的でぶるっときます。)オリジナル展開はまるで更地に棒のようなもの。ふきっさらし。

日々の浮き沈みある生身の人間ゆえ、なかなか、毎回、裸で何かを受け止めるのは大変なことです。

「お家があるっていいな〜〜〜」です。
(そして、「由緒があるっていいな〜〜〜」です。拝まれ続けた「型」は、長く生きた猫が霊力を持つような進化を遂げます。)

連綿と続く、スプレッドの強さってあります。
スプレッドは、somethingグレートを受け入れる鋳型で、まずひとつめの変換装置です。
(タロットがあらわす事象はこの世の限りを超えた真理なので、この世の中にいる私たちはそれをそのままでは咀嚼することができないです。)

そのままでは喰えにゃいものを、順序だててリサイズして調理していく。。。その、装置がスプレッドで、料理人が占い師、みたいなことです。タロット占いって。

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