見出し画像

第二の脳、腸の役割の重要性が見直されてきた。腸内フローラの多様性と短鎖脂肪酸

一般的に腸は消化吸収と代謝機能を行う器官であると思われて
きましたが、実は第二の脳と言われるくらい重要な働きが
あるというメカニズムはあまり知られていません。

腸内環境がいい人は病気になるリスクが少ないという事実

腸内環境がよければ、毒素や病原菌や重金属などを吸収せずに、
腸から体外に出してくれる。身体にとって最も危険な物質が
入ってきます。

重要な場所なので免疫システムの7~8割は腸内に配置されて
います。腸内細菌が生み出す物質、特に短鎖脂肪酸
(酪酸、酢酸、プロピオン酸)が重要な役割を担っています。

短鎖脂肪酸とは、
大腸内で食物繊維を腸内細菌が処理をした結果、作り出されるもので、
大腸の粘膜の炎症を抑える作用がある。腸内細菌の生み出す
短鎖脂肪酸がなければ、腸内は炎症が持続し、腸内環境が
どんどん悪化していきます。

現在、爆発的に感染者を増やしているオミクロン株による
コロナウイルスや細菌などは、気道の粘膜に付着・侵入し増殖して
発症します。

気道で抗体がしっかり働くためには、腸内細菌の作る短鎖脂肪酸が
免疫力の向上に重要な役割を果たしています。

食事以外に腸内環境に非常に悪い影響を影響を与える4つの要因

抗生物質
善玉菌が低下し、相対的に悪玉菌の割合が高くなるなど腸内環境を
著しく悪くするので、なるべく控えめにする必要があります。

果糖ブドウ糖液糖
脂肪細胞に直接働きかけ、脂肪の蓄積、肥満、心臓病のリスクを
増大させます。

運動不足
習慣的に運動を行っている人は運動を行っていない人と比べて
明らかに腸内フローラの細菌の多様性、つまり善玉菌と悪玉菌の割合が
適正であることが報告されています。

睡眠の乱れ
腸内細菌の多様性が高い人ほど睡眠の質が高いことが
わかりました。多様性が低い人ほど熟睡することができないという
調査結果が出ています。

腸内環境の乱れを改善することで、あらゆる病気の予防効果と
進行が防げることが期待できると考えると非常に意義あることです。

代謝異常からはじまって、免疫異常、そして病気につながって
いくという一連の事実を踏まえると腸の環境を正常に保つことが
いかに重要であるかがわかります。

ちなみに、腸の環境を整えるために具体的にどうすればいいのか?
発酵食品を摂取することが一番手っ取り早い。具体的なレシピを
以下に表記しておきますのでぜひ、ご活用ください。

1 ニンジンジュース(レモン、ショウガ、リンゴを加える)
スロージューサーを使用

2 納豆を食べる(キムチとアマニ油を加える)人参ジュースと
納豆の習慣を取り入れるだけで、あなたの肉体は5歳は若返ります。

そうそう、
最後にときどき、ファスティング(プチ断食)すると肝臓、膵臓など
の内蔵も休まり、腸を空っぽにできて最高に爽快になります。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?