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BRICS首脳会議 「世界の基軸通貨がドルから変わる」?

8月22日に南アフリカのヨハネスブルクで開始されたBRICS首脳会議について、ジャーナリストの堀潤がコメントしました。BRICSとは、中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカの5か国で構成される国際的な枠組みです。

この会議では、今後、世界の基軸通貨がドルではなくなる可能性について議論されています。BRICSの国々は、世界の総面積の約26%、総人口の約42%、2021年のGDPの合計で世界の25%を占めています。

さらに、今回の会議には20カ国以上が参加を希望しており、特に産油国の参加が注目されています。もし、これらの産油国がBRICSに加盟すると、原油の供給量で90%を掌握する可能性があり、これにより、エネルギーの決済にドル以外の通貨が使用される市場が形成される可能性が高まります。

これは、現在の世界の基軸通貨が米ドルであることを考慮すると、大きな変化となるでしょう。

BRICS国々が電子通貨を導入するという具体的な情報は見当たりませんでした。しかし、共通の通貨に関する議論や検討が行われていることは確かです。

BRICSがゴールドを裏付けにした通貨を検討 新しい金本位制の導入で中央銀行が争奪戦?

  • 先日、BRICSがゴールドを裏付けとする通貨の検討を開始したと報道されました。これは新金本位制を意味します。

  • BRICSとは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5か国を指し、これらの国々は反米を主導しています。

  • 金本位制とは、通貨価値の裏付けを金・ゴールドにする制度で、中央銀行が発行した紙幣と同額のゴールドを保有し、希望があった時にゴールド現物と交換・兌換する制度です。

  • 新金本位制に対しては、ゴールドの何倍まで通貨を発行できると決める制度で、原油など他の商品をバスケットにしたり、ゴールドの埋蔵量を基準にすることも考えられます。

  • 新金本位制の検討背景には、中央銀行が通貨を発行しすぎること、米国国債の上限引き上げ、米ドルのオイル決済(ペトロダラー)に反発する国の増加など、脱ドル化の要因が強く影響しています。

  • また、ゴールド価格の上昇は、世界各国の中央銀行の信認低下を意味しているとされています。

この情報を基に、BRICSがゴールドを裏付けとする新金本位制の通貨に関する検討を進めていることが確認できます。

やはり、BRICS諸国が中心となって米ドル支配の脱却を視野に入れている
ことは明白な事実のようです。

米国の出方が気になります。

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