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老化の進み具合の原因は、遺伝的要因が25%しかない!

「老化の進み具合や寿命は遺伝によるところが大きい」と考えている
ひとが意外に多いのではないでしょうか?

しかし、過去の研究結果は、真逆の結果を示しています。
たとえば、デンマークの研究者たちは、長生きに遺伝子の情報が
どれほど影響するかを調べる研究を一卵性双生児や二卵性双生児で
それぞれ寿命がどのぐらい近いものになるかを調べました。

結果は、遺伝情報は寿命に影響を及ぼしていると考えることが
できます。しかし、遺伝子情報が似通った双子であっても、そこまで
寿命が一致するわけでもないということが判明しました。

実際、寿命を決めるもののうち、25%ほどが両親からもらった
遺伝情報に左右されると試算されました。

このことは、あとの75%はその後の環境やライフスタイルが老化や
寿命に影響を与えていることになります。だからこそ、普段の食生活
や生活習慣が将来の自分にとってとても大切になります。
肉食に偏った食生活、添加物や化学物質をなるべく摂らないように
するなど気をつけることでアンチエイジングになります。

日本の沖縄は世界で最も100歳を迎える人が多い地域の1つですが、
沖縄の長寿の理由の1つは、最適な栄養によるものという見解があり、
これが遺伝的な要素にも影響を与えているとされています。

90歳を越えても現役で仕事をされて、認知症の傾向もまったくなく
かくしゃくとしている方がおられますが、その方に健康で長寿を
維持されている要因を聞いたところ、特別なことをしているわけ
ではないという回答でした。

しばらく考えて、あえてあげるとすれば、「いつも好奇心旺盛で
好きなことを夢中になってやれるものがあることかも」と
おっしゃってました。

確かに、老化には個人差が大きいことが知られています。そして
それは何より、私たちの生き方が大きく異なることに由来して
いると言えます。

その中でも、血管危険因子の少ない人、脂質異常症、高血圧、
糖尿病、喫煙、肥満といったこれらのいわゆる生活習慣病に罹って
いない人が老化や寿命に影響を及ぼしているようです。

生活習慣病は自覚症状を感じにくいという共通点があり、体調が
悪いわけではないので積極的に治療するモチベーションがわかない
ことが放置されている原因です。

ライフスタイルと言えば、毎日の仕事がかなり肉体的なストレスより
精神的なそれが老化に影響を及ぼしています。
特に、サラリーマンで責任ある役職についている場合、上からの圧力と
下からの突き上げで相当な負荷が毎日かかっていることで徐々に
老け込んでしまうのではないでしょうか?

現に、私自身も高校の同級生たちと同窓会などで会うとその老け込みの
進み具合を見ると実感します。比較的自営やビジネスオーナーになって
いる奴は若々しいのは精神的なストレスが関係している証です。


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