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日本の潜在能力と潜在資源を活かせ!

日本の自動車産業のEV化が遅れている原因は、車作りの8割が機械工学出身のハードウェアエンジニアで構成されていることが原因です。

現在のEVはテスラ車でわかる通り、ほとんどがソフトウェアエンジニアで構成されている現状、中国のEVも、EVそのものがスマホ化しており、アップデートすることで、購入した時よりも進化しているのが売れている理由の重要なファクターになっています。

翻って日本のEVを見ると、日本のメーカーはエンジンの内燃機関とEV車はモーターで動くエンジンのほうにばかりを見ているためにこの車自体がソフトウェア化している現実を見ていません。

それは、ハードウェアエンジニアの機械工学出身の人たちが作っているからなのです。彼らがリスキリングしてソフトウェアを学べば、日本のEVは劇的なリノベーションを起こせるでしょう。

その意味ではソフトウェアに強いソニーが本気を出してEV開発に取り組めばすばらしいEVができあがるのではないでしょうか?
すでに研究開発は進んでいるようですが、そこには日本が苦手とする自動車メーカーとの協業、他社とのジョイントベンチャー、コラボレーションが必要です。

トヨタが世界で一歩リードしている全固体電池の研究開発もこれからのEVの行く末を左右する重要なファクターでもあります。これがEVのゲームチェンジャーなっていくのではと密かに期待しています。

日本にはまだまだ頭が固いデジタルダメオヤジが管理職にいっぱいいます。彼らは「失敗の可能性が少なければ投資をする」というマインドで凝り固まっています。それを打破するためには、社会やビジネスにとって未来の予測が難しくなる状況であるVACA時代に突入している現代において、リスキリングによってリノベーションを起こしていくことが必要です。

生成AIの世界でもゼロから一が生まれているのはすべて欧米諸国の技術です。日本はかなり苦手な分野です。日本の強みはこれら外から入ってきた技術やサービスに対してもっと良くする改善(カイゼン)という素晴らしい能力を活かすことにあります。

海洋国家である日本の近海に眠っている化石燃料のメタンハイドレードやレア・アースなどの資源も掘削できる技術があれば、世界の資源大国にのし上がることも可能です。

日本は現在、諸外国に比べて衰退しているように感じますが、上記のようなすばらしい潜在能力と潜在資源が眠っていることを強く意識すれば世界をリードできる大国に復活することは十分可能です。

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