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共産主義の基本は?知らないで批判するのは恥ずかしい思いをするよ!

共産主義の基本は?知らないで批判するのは恥ずかしい思いをするよ!

今日は共産主義の基本についてお話ししましょう。
昨今、政治の話題について話していくと、共産主義や左翼だ右翼だという批判が多く目立ちます。
まあ、あえてわかって言っている人はほっといて、おさらいしていきましょう。

疑問点があるようなら、自分で調べてみてください。
人のコピペではなく。
それが、自分の知識となり更なる疑問や理解ができるでしょう。

共産主義は、コミュニズム(ドイツ語: Kommunismus、英語: communism)の日本語訳で、語源は「共有」や「共有財産」を意味するラテン語のコムーネ(communis)である 。

なおCommunismの日本語訳である共産主義の「共産」は、「公共が産業を行う」ことから作られた言葉である。

共産主義の考え方は

「財産の一部又は全部を共同所有することで平等な社会を目指す。」

その理念、共有化の範囲や形態、あるいは共産主義社会実現のための方法論などは古くから多数の議論があり、このため「共産主義」の定義は多数存在している。

又、
“労働者が権力者や資本家から政治権力を奪取し、生産手段などの資本を社会全体の財産に変えることによって、社会の発展がすすむにつれて、階級対立も、諸階級の存在も、階級支配のための政治権力も消滅し、一人一人の自由な発展がすべての人の自由な発展の条件となるような協同社会がおとずれるとした。”

しかし私は前文の考え方には無理があると思っている。
それは、権力や資本を持つものが、権力や財産をやすやすと手放すとは思わないし、その様な強硬策はある意味、反発や禍根を残し、独裁政治になる可能性すらある。
基本は自主的なものでなければならず、物質や欲がある限り、無理だろう。
物質的存在でなければあり得るが。

つまりは、現在でいう社会主義から共産主義への移行は、理想でしかなく、それは、現在の社会主義を存続するための方便や民衆をまとめる為の思想だろう。
理想郷信仰の様なものか?

少し前の文において、
『一人一人の自由な発展がすべての人の自由な発展の条件となるような協同社会がおとずれるとした。』
という箇所だが、
コレを見て何か気づかないだろうか?
私は、昭和後半、ジャパンアズナンバーワンと言われた経済成長、発展、安定時の日本経済、社会構造又は日本文化ではないか?と思っている。
若い世代は知り得ないよね。
今でも残っているだろうけど。
自由で安全性の高い国として。
だから、海外から来る人達は驚き、好きになり、人によっては、日本国籍にする人もいるのだろうと思う。
ここで、一つ注意点は、日本では中長期的なサイクルで災害の発生する国である事は知っておいてもらいたい。

話はそれましたが、
それでは、日本の社会構造は?
良く見れば、公務員などの社会主義的構造と民間企業などの自由資本主義的構造がうまく合致し、発展してきたのが昭和時代であろう。
そして政治は、良くも悪くも選挙による議会議員制民主主義的政治をおこなってきているのが現状。
まあ、平和ボケしすぎて色々な面で、ほころびが出てきているのではあるが。

こう考えると、共産主義的思想である自由な社会構造は社会主義からではなく、資本主義から、資本家などの企業トップらの献身的社会奉仕活動や労働者への好待遇、国の税制による利益再配分という崇高な思想と、労働者・民衆の豊かさによる差別感のない暮らしから生まれるのだろう。
ただ、日本は島国であり、災害の多い国でもあるという事情が、助け合う文化としての国民性を作り加味されている事もあるので、一概には言えないかもしれませんが。

そして、共産主義を批判する人は、共産主義=中国共産党独裁体制と勘違いしてるか、その様にプロパガンダとして批判、分断し、現政権の維持や新勢力の拡大を目論んでいるのではないかと思っている。

共産党や共産主義批判はいつも政治の道具として使われきて、その先には左翼だ右翼だという虚しい言葉がやり取りされているのが、現実である。
左翼右翼の定義も知らない人達によって。

ちなみに、現状の中国は、

“ソ連の純粋な社会主義体制と距離をとり、「経済面は有限な資本主義、政治面は一党制を守る」のような国家形態に変更したのである(中国特色社会主義)”
だという。

簡単に言うと
現在の時点では社会主義国家の一つで、一党独裁政権であり国家である、という事。
平時においての制限はネットや言論ぐらいだろうか?行動制限は国民に対しては、それほどないとは思うが、自由ではないだろう。監視社会も、どの程度かはわからないがあるだろう。

そもそも、階級や格差の激しい社会は、共産主義国家ではない。
それを目指せるのかは、疑問符しか出てこない。
私から言わせれば、社会主義=構造社会システムであり、それを管理する一部の階級の人達による統治社会で、だから、行動抑制が素早く行われるのであって、共産主義とは別物というのが持論です。

考え方は人それぞれなので構いませんが、問題点は、
共産主義を批判したり共産主義者だとわめく者は、基本的知識を理解していないで、マルクス主義だのレーニン主義だのと一緒くたに締めくくり、おぼろげな敵勢力を作って、敵対視させてしまう。

それは一部の単語や定義であり、一つの流れにすぎないのに。

私は、マルクスと共産主義の関係やマルクス主義については自論というか考察がありますが、おいおい出すとしましょう。
コレを知った貴方は、くれぐれも分断工作やプロパガンダに使われるような愚行を起こさぬ様願っています。

最後に、
私は日本の昭和後期の国鉄、電電公社、国営の郵便局の有った、消費税導入前頃が一番理想に近く、それに国民年金や国民健康保健、生活保護などの社会保証が充実できれば?と、
税制改正による格差是正も必要でしょう。

そして、比較や議論も必要ですが、必要以上に敵対する事で日本をおかしな方向に向かわせる事だけはしないでほしい。
そう望んでいる輩もいますので。

以上

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