わかりやすく、インボイス制度を説明、その後の問題点とは?

わかりやすく、インボイス制度を説明、その後の問題点とは?

消費税の仕組みは、以前「消費税が預かり税では無い理由」(https://ameblo.jp/hidetti18/entry-12820833449.html)で説明しました。

インボイス制度を簡単に、
生産者→販売者→消費者という流れを例に挙げると、

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インボイス制度実施前。


この表での消費者が税込売上価格しか表じされてないが、以前のブログで説明したように、消費者は、税込価格で支払っているだけで、消費税を、事業者が負担しようが、乗っけようが関係ない。
税法上、消費税を支払うのも乗っけるのも、事業者なのだから。

しかし、今回の焦点はそこではない。
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インボイス制度実施後(生産者インボイス未登録免税者)。

インボイス制度実施後(生産者インボイス登録者)。

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言葉で説明すると、
インボイス前は、
免税事業者に対する消費税分は税負担免除、販売店などは、生産者が免税事業者だろうが、なかろうが、生産者の表示された消費税分を売上消費税分から引いて税支払いとなっている。
しかし、インボイス制度が実施されると、生産者がインボイス制度に登録した事業者でなければ(厳密にはインボイス[適格証明書]の保存がなければ)、売上消費税ー仕入れ消費税=消費税支払額とはならず、売上消費税分を全額負担しなければならない。
なので、この場合の販売者は、生産者にインボイス登録をするよう、勧める訳だ。

で、よくよく考えると、インボイス前とインボイス後では、免税事業者分の消費税を、どちらが払うかって話となる。
今までは免税で支払う必要がない分が、増税となったとも言える訳だ。
つまり、インボイス制度の本質は、課税事業者への増税。
税収が増えて喜んでいるのは、財務省であり、政治家の一部なのだ。

これが、税の擦り合いだけならいいのだが、
問題はこれにより、今まで困窮し経済が低迷している事業者への負担増となり、さらなる倒産、設備投資の縮小、給料の低下となり、自殺の引き金の原因となっていく。
それは結果として、消費の減衰、さらなるデフレとなるのは必然である。
又、このインボイス制度は免税事業者を減らし、課税事業者を増やす。
その後に、消費税増税すれば言う事なしだ。
そして、消費税増税は経団連にて、すでに増税の意向が示されているのだから。

今、インボイス賛成派は、そこまでの未来を想像できないのだろう。
もしくはあえて、日本の経済を低迷させ、売国を勧めるように動いている輩かもしれない。
今、このデフレでギリギリで凌いでいる事業者にとっては、自殺を進めるのに近い状態であるのだ。
まあそういう事を率先して発言してる輩もいるが。
皆さんには日本人として、お互い寄り添う心を持ってほしいものです。

あれ?難しくなっちゃったらごめんね。

まあ、悪税である消費税さえなくなれば、インボイスもないんだけど。
そして、税理士がインボイス進めるのは、内容を理解してないんじゃなくて、自分の仕事を増やしたいだけかもね。財務省と利害が一致する訳だ。
わかるでしょ、自分がやってる事なんだから。

最近で言うと、ワクチン進めてる医者みたいなもんか?

以上

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