結果発表

いい部屋ネットとnoteで開催した、「#はじめて借りたあの部屋」投稿コンテストの審査結果を発表します!

2019年11月19日から約1ヶ月半の間、みなさんがはじめて借りた部屋についての思い出を語る「 #はじめて借りたあの部屋 」投稿コンテスト。期間中(11/19-12/31)には、852件もの作品をご応募いただきました!はじめての部屋のエピソードが詰まった素晴らしい作品を投稿いただき、ありがとうございます。

noteでの応募作品一覧は、こちらをご覧ください。

審査会にて、審査員である夏生さえりさんかわいちひろさんの2名と、いい部屋ネット note担当 阿部将貴さんによる選考の結果、下記のように受賞者が決定いたしました。

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最優秀賞

東京で一人暮らしの物件探しをしている最中に、父がバグってしまったときのことを思い出して綴ったエッセイ。娘の成長を応援したい気持ちと、娘が親元を離れるのが寂しい気持ちの葛藤からか、「普段より饒舌」「大袈裟なリアクション」になってしまったお父さん。親側からの目線でこの記事に共感した方も多かったです。親元を離れて一人暮らしをする記事は数多くありましたが、その中でも情景がありありと思い浮かび、タイトルとのギャップも素晴らしい記事でした。


優秀賞

教育熱心で過保護だった母と、実家を出たかった満島さんの心情を描いたエッセイ。満島さんが実家暮らしで感じていた葛藤から、半ば強引な引っ越しを通して実家から飛び出すために必要だった“正しさ”というしがらみをほどきながら、徐々に自分の街を見つけていく様子が共感を呼びました。母が決めた“正しさ”で生きてきたと思っていた満島さんにとって、自分がはじめて選んだ部屋に納得してくれた母が「母は私がやりたいと言ったこと、欲しいと言ったものを、いつも最後には叶えてくれた」と気づくシーンが印象的でした。


£ (ポンド)さんが、新しい部屋を借りるときに必ずすることは「キッチンの幅を手のひらではかること」。それは、当時はじめて借りた部屋のキッチンが手のひら4つ分の幅しかなかったことがきっかけだそう。キッチンの幅を手のひらで表現するキャッチーさと、狭さとうまく付き合う収納術、そしてそのキッチンでつくった料理の話など、さまざまな要素がバランスよく構成され、マンガとしての完成度が非常に高かったです。そして共感を呼んだのが、一人暮らしがはじまり親が帰ってしまったときに急に寂しくなり涙をこぼしてしまうシーン。最後に、手のひら4つ分のキッチンでもお気に入りの場所になることを娘に伝えたいという締める言葉も素晴らしかったです。


審査員特別賞(夏生さえりさん賞)

“電車の音”を心の拠り所にして、その音に思いを馳せるパートがとても面白かったです。実体験を語るテーマを与えられたとき、出来事や言われた言葉を綴る人が多いのですが、このnoteは書き手の「妄想」……つまり“目には見えないもの”が大部分を占めています。個人的な体験に留まりやすいその「妄想」を丁寧に描いてくれたことで、書き手の人間性がふんわりにじみ出るという個性的な作品だなと思いました。その豊かな妄想力にくすっときて、読み進めるうちに「電車との絆」のようなものさえ感じ……、ちょっとだけ羨ましくなってしまいました。

導入と締めの文章・そして全体構成に、もうすこしなめらかさと統一性があるとなお良くなるだろうなぁと思いましたが、一度読んだだけで印象的に残るパートを作り出すのは「文章の上手さ」以上に難しいことだと思っているので、選ばせていただきました!(夏生さえりさん)


審査員特別賞(かわいちひろさん賞)

最初から最後まで登場人物たちの掛け合いがどれも楽しく、漫画や映像で観てみたいなと拝見しながら想像が膨らむ作品だったので選ばせていただきました。4年間の同居の中でお互いを理解し合おうとする過程や卒業後の心情について時にコミカルに丁寧にまとめられており、なにより偏屈で博識でユニークなおじさんへの感謝と愛情が文章からとても伝わって来ます。

ご自身で部屋を決めた訳ではなくおじさんの部屋に住まわせてもらう形だったので“引越しを検討したくなる”ものではないのですが、他にはないお話でタイトルも含めて大変魅力的で面白かったです。読ませていただいてありがとうございました。(かわいちひろさん)


審査員特別賞(いい部屋ネット賞)

どの応募作品もその人固有の魅力的な思い出に溢れていて、正直悩みに悩みましたが、社会人なりたての頃にぶつかる壁など、環境やステージの変化から生まれる不安な気持ちを乗り越えていく様子が、特にこの作品は色濃く現れていました。

描かれているエピソード以外にも、はじめて一人暮らしをしたあの部屋でたくさんの素敵な思い出が生まれたんだろうなと情景が思い浮かんでくることから、このたび選定させていただきました。(いい部屋ネット note担当・阿部将貴さん)


審査員特別賞(いい部屋ネット賞)

「社会人なりたての夏、初めての一人暮らしを始めたのと、長期戦になる恋が始まったのは、まったく同じ時期だった」という冒頭からはじまる、はじめての一人暮らし。猛アタックするも報われない恋のつらさが、時折使われるフィルムライクな写真からじわりと伝わってきました。大切にしたい思い出が詰まったこの部屋を出なきゃと思う気持ちと、出ていった先で新しい思い出をつくれるのか不安になる気持ち。恋愛のもどかしさがひしひしと伝わってくる作品でした。(いい部屋ネット note担当・阿部将貴さん)


審査員特別賞(いい部屋ネット賞)

大学進学を機に、厳格な母が唯一認めた学生会館での一人暮らしを振り返って描いた短編小説。大学から5駅も離れているため門限が早く、新歓で同級生と距離ができてしまう彼女。家のせいで友達もできないと疎ましく思っていた矢先、母が置いていった料理本の貸し借りがきっかけで隣の部屋の友人と仲良くなるエピソードにぐっときました。(いい部屋ネット note担当・阿部将貴さん)

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すでに投稿期間は終わってしまいましたが、普遍的なテーマである「自分の部屋」について、思いを馳せるきっかけになれればと思います。

他の投稿作品についても、以下URLよりぜひご覧ください。


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