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文筆業・井川直子さんがnoteでつづった記録が書籍化!『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録』が文藝春秋から5月13日に発売

noteで文筆業の井川直子さんが連載している「#何が正解なのかわからない」が、『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録』として文藝春秋より5月13日(木)に発売されます。2020年4月に発令された一度目の緊急事態宣言。これまで食の世界を見続けてきた井川さんは、書き手として自分にできることを考え、シェフたちのリアルな声をnoteで届けはじめました。本書はその記事に加え、新しく書き下ろしを加えて構成されました。

「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに掲げる私たちは、これからもクリエイターのみなさんの活動をサポートしていきます。

『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録』

コロナ禍で苦境に置かれた飲食業界。
補償なき自主休業か、儲けの出ない営業か、それとも他に道はあるのだろうか。レストランやお店を続けることはできるのか。料理人であり、スタッフを抱えるリーダーでもあるシェフたちの心は揺れに揺れた。

2020年春の緊急事態宣言、そして冬の感染再拡大を前にシェフたちは何を思い、どう動いたのか。そして「これから」のお店の舵取りは。

フランス料理のグランメゾン、横丁の老舗にオフィス街の新店――。刻々と変わりゆく状況下、シェフたちへの取材をライフワークとする著者が、願いを込めて書きとめた34人の言葉の記録。

著者・井川直子さん
文筆業。秋田県生まれ。広告代理店、広告制作会社を経てフリーランスのライターとなり、広告を中心に活動。2003年、イタリア現地で修業中の日本人コックたち24人のルポルタージュ『イタリアに行ってコックになる』(柴田書店)を上梓。これを機に書籍・雑誌等で取材・執筆活動を始める。現在、主に料理人、生産者、醸造家など、食と酒にまつわる「ひと」と「時代」をテーマとしたノンフィクションを執筆。エッセイも手がける。
note:https://note.com/naokoikawa URL:https://www.naokoikawa.com/

著者・井川直子さんのコメント

すでに1年を越えたコロナ禍。中でも2020年春の第一波は、得体の知れないウイルスへの恐怖と戸惑い、混乱の極みでした。
その中で聞こえてきた「何が正解なのかわからない」という飲食店店主たちの声。突き動かされるように始めたのが、noteでの連載です。

情勢が1日でも激変する日々でしたから、取材の翌日には発表したい。字数の制限も設けたくない。そのスピード感と自由は、紙媒体にはありません。一方で多くの人に読んでもらうには、ブログなど個人的な場所でなく、開かれた場所のほうがいい。これらの条件にnoteという媒体はぴったりでした。

喉元過ぎれば、人の記憶は変質します。noteに記録した34人の「今日の答」は、後から振り返ったのでは決して聞けない、生々しい肉声の集積となりました。彼らの言葉を、今度は50年後、100年後の人たちにも、書籍で届けたいと願っています。

書誌情報

「シェアたちのコロナ禍」書籍の表紙

書名:シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録    
著者:井川直子      
発行:文藝春秋        
定価:2,090円          
ISBN-10:4163913688  
ISBN-13:978-4163913681
版型:四六判      
頁数:384頁