デジタルデトックス 【VRを考える#4】
↑前回のつづき
僕などはスマホがなくてもぼんやりと考え事をしているだけで1時間くらいは普通に消し飛ぶ。なのでそれほど問題視していないが、世間ではスマホ依存症なる言葉が生まれるくらいには懸念されているようだ。
何事にも適切な距離感というものがある。人でも物でも実際に付き合ってみて負担に感じるなら距離が近すぎるのだろう。対策は距離を置くことだが、それが簡単にできれば苦労しない。
断捨離にはエネルギーを要する。明らかに不要なものは何の躊躇もなく捨てられる。しかし、大半はあると嬉しいけどちょっと重いものである。これを切る判断がしんどいから惰性で現状維持が続く。
スマホから得られる刺激がまさにこれだ。
デジタル製品は物理製品と比べて進化のスピードが早く、どんどん便利で楽しく心地よいものになる。金曜ロードショーが即トレンド入りしてみんなで共有できる未来をスマホ登場前に予測できた人はいないと思う。さらにそこから関連商品を購入したり、原作を読んだりもできる。
そう、iPhoneならね。
もちろんAndroidでもいいが、とにかく便利になりすぎた。それ自体は悪くないし、止める理由もない。ただ、便利で楽しく心地よいものをすべて享受できるほど人生は長くないのだ。
↓つづく