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多様性のるつぼ

前回の続き

人が集まると楽しいこともあればその逆もある。ABEMAのコメントを見ていて悲しかったのは特定のアニメを執拗に貶す発言があったことだ。

作画やストーリーが残念な作品はそれ自体をネタとして楽しめる。制作側の本意ではないだろうが、ツッコミどころが多ければ多いほど面白い。そういうケースだとコメント機能はプラスに作用する。

件の作品はとくに出来が悪いというわけではなかったと思う。ただ、中国で作られているようだった。

たしかに演出やセリフ回しに日本のアニメでは見られないような独特のクセがある。それで好き嫌いが分かれるのは仕方ないが、出来損ないとか制作者の頭が悪いなどと言われているのを見るのは気分が良くない。

おそらく彼らに明確な思想や悪意はなく、ファッションとして中国叩きをエンジョイしているのだろう。悪趣味だとは思うが僕は彼らの保護者でもなんでもないので、それを咎めるつもりもない。単に見たくないだけである。

あるいはおっぱいを「でかい」と評するシンクロ芸に眉をしかめている人がいるかもしれない。 僕が楽しいと感じることを他の人も楽しんでいるとは限らない。

色々な価値観がある。しかし、コメント欄は一つしかない。

↓次回につづく