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星の数

前回からの続き

人気投票が不公平な合計点であるなら、それを平均点にしたものが五つ星評価である。平均点なら審査員の数が少なくても注目選手と対等に渡り合える。極端に少ないと少数意見に左右されやすいという難点はあるものの、不公平を解決したのは大きい。

システムとしては完成形に近いと思われる。あとは使い方次第だ。

アイスが溶けていたので星1つです!

ネットショップの商品レビューでたまに見かける。気持ちはわかる。楽しみにしていたアイスクリームが実際に届いてみたら段ボールが湿っていて、嫌な予感がしつつも蓋を開けてみたらやっぱり溶けていた。こんなに残念なことはない。

でも、それを星で評価するのは違うと思う。僕は味についての評価が知りたい。もっと言えば商品名とかパッケージデザインの良し悪しにも興味がない。アイスクリームは食べて美味しいかが全てである。

すべての購入者がアイスクリームに味だけを求めているといつから錯覚していた?

配送の不備についてはAmazonなら専用の評価欄があるから場違いだと言い切れるが、商品に関することであれば味以外の点を評価することには何の問題もない。鑑賞目的でアイスクリームを買って溶けていく様を楽しむ人がいてもいいのだ。

また着地点が見えないまま次回に続く