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それでも共存するために

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争いのない世界について不定期に妄想します。
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#SNS

大きな世界と小さな世界

↑前回のつづき 一時期、Twitterが勝手におすすめツイートをタイムラインに流すようになって反発を受けていた。ユーザー自身がフォローによって構築した閉鎖空間に頼まれてもいないメッセージを放り込めばそりゃ怒られるに決まっている。 いろいろなSNSがある中、拡散力でTwitterを超えるものはまだないと思う。これはツイッタラーが部屋に閉じこもりつつも外の様子を気にしていることの現れだ。Twitter社にしてみれば求められているものを与えたつもりだったのだろう。 インターネ

バベルの塔

インターネットの普及により、誰もが自分の主張を表明できるようになった。ブログやSNSで自らの考えを主張することは紙の日記に思いを綴ることとは大きく性格が異なる。当たり前すぎて今更語るのも憚られるが、公開した情報は不特定多数の目に触れる。 花畑では各々が好きな色で咲けばいい。 僕は自由に咲き誇る色とりどりの多様性が見たい。 しかし、現実はそうなっていない。人によっては嫌いな色があり、嫌いを表明するだけでは飽き足りない人たちがその色を排除しようと攻撃し始める。正義をふりかざし

猫さんになーれ

こないだの続き。 見たくないものを見ないで済むようにSNSによってはブロック機能が利用できる。ただし、この機能は世界を狭くする。見たくないからといって必ずしも隠してほしいわけではない。無害化してほしいのだ。 他人の悪口ばかり言っている人がいたとする。ブロックしてしまうと自分の世界から人口が一人減る。そうではなく悪口を悪口と認識できないようにしたい。具体案としては動物の鳴き声に変えてしまう。にゃーにゃー喚いているだけなら無害だし、少なくとも元気にやっているんだなとわかる。語