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三鷹駅前のびのび句会 2月定例会(第16回)を開催しました! ご感想、吉田の句、次回ご案内など

昨日は、三鷹駅前のびのび句会の第16回でした! 今日はお休みの方も多く、少人数の女子会に。6名ぐらいだと、皆さんのお声やお考えが聞けてそれもまた楽しいものでした。

本句会、席題は毎回、国語辞典からランダムにページを選び、掲載語から、季語以外の言葉を選ぶという風にしております。今回は「突風」。響きも面白い、楽しいお題でした。

私は「突風」と聞くと、これが浮かんできてしまうんですよね……(笑)

参加者さんのご感想

会の終了後、お時間の許す方にご感想を書いていただきました。

「今日も楽しかったです! ○○の句に票が入ったのは意外でした。何が良いと受け取られるかなかなか分からないものですね」

「今日も楽しい時間でした。なごやかなムードで話しやすいです」

「今日もとても豊かな時間でした」

そして、この句会を第16回を迎えたからこその嬉しいご感想!

「去年のこの時季の自分の句やのびのび句会で出会った他の方の句などを思い出すという新しい体験ができるようになりました。おもしろいです」

また、お気に入りの俳句があれば教えてください、という欄を設けていたのですが、そちらで、佐藤鬼房〈糸電話ほどの小さな春を待つ〉を教えていただきました。この時季に知って嬉しい、素敵な句ですね。

句会の企画者・吉田裕子の句

匿名の互選をやっておりますが、今回、吉田の句はみな誰かしら票を入れていただけました(嬉しい!)。

並選
〈石蕗の茎ぞ凍りて俯ける〉
〈皸(あかぎれ)のくすり母より届きけり〉
〈水仙に立ちどまる間をいつくしむ〉

特選
〈葉牡丹を美しくする夜の底〉
〈玻璃窓(はりまど)の向かうの春の嵐かな〉

その一方で、特選に入れていただいた〈葉牡丹を美しくする夜の底〉に関しては、こんな話も。

私→寒いほうが葉牡丹の発色がよくなると聞いたことがある。寒い日、寝床についても冷たく寒い夜、『こういう夜があってこそ葉牡丹は美しくなるんだなぁ』と思いながら眠った。この経験から作った。「夜の底」は『雪国』から借りてきた。

票を入れてくださった方→夜の闇の暗さで、葉牡丹が浮かび上がるように美しく見えるという意味だと思った。

17音で表現するのは難しいものですね。投票してくださった方の解釈のほうが映像としてしっかりしているので、こういう意味だったことにしようかと思っています(笑)

三鷹駅前のびのび句会、次回は3/2(木)です!

3月分、以下のサイトでお申し込みを受け付けております。単発での参加も、俳句初心者の方も、歓迎いたします。事前句4句、当日のお題で1句です。

4月は、4/6(木)10-14時過ぎ、井の頭公園吟行を開催予定です。

俳句を取り上げたVoicy(音声配信)の放送




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