駆け出し百人一首(28)待つ宵に更けゆく鐘の声聞けば飽かぬ別れの鳥は物かは(小侍従)
待(ま)つ宵(よひ)に更(ふ)けゆく鐘(かね)の声(こゑ)聞(き)けば飽(あ)かぬ別(わか)れの鳥(とり)は物(もの)かは新古今和歌集 恋三 1191番
訳: 男を待つ夜に夜が更けていくことを知らせる鐘の声を聞くと、満ち足りずに別れなくてはならない朝を告げる鶏の鳴き声など大したものだろうか、いや、夜の鐘を聞く心境に比べれば、全然辛くない。
When I hear the sound of the bell which tells me that the night goe