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15-4.一緒に取り組もう!キャリアアップ

(特集 繋がろうよ!心理職)
A様(30歳代前半 修士課程修了後の臨床歴6年 女性)
B様(20歳代後半 修士課程修了後の臨床歴4年 女性)
+ Interviewed by 下山晴彦(東京大学/臨床心理iNEXT)
Clinical Psychology Magazine "iNEXT", No.15

※インタビューをしたお二人は,臨床心理士と公認心理師の資格をもち,現場で仕事をされています。本記事の後半で「若手心理職として自由に意見を言いにくい現状がある」ということがテーマになっています。そのような現状を考慮して,今回は匿名でインタビューに応じていただいたという経緯があります。また,匿名性を維持するために,固有名詞等については一部加工を加えています。ご了承ください。

1.非常勤でやりくりする若手心理職の厳しい現実

──修士課程を終了後のキャリアを教えて下さい。

【A】修士を出た後,博士課程の3年間を過ごした。その間は,リサーチアシスタントの仕事をしながら,クリニックと小学校のスクールカウンセラーを非常勤で勤め,博士課程3年目から公立病院に勤め始めて4年勤めた。博士課程を抜けた後は,公立病院に加えてスクールカウンセラーと大学の学生相談室を非常勤の掛け持ちで働いていた。今年度から大学の学生相談室の常勤になり,兼業で開業心理相談センター非常勤として働いている。

【B】修士を出てから,専門病院でフルタイム非常勤という形で週5日勤務し,3年勤めた。その間,月1回か2回だが,精神科クリニックで予診をとる仕事もしていた。もともと3年契約だったので,それを終えて,今は総合病院の特定診療科の専従の心理士として働いている。ここも週5日勤務だが,非常勤の立場になる。

──若手心理職の身分は,とても不安定ですね。Aさんは,今は常勤だが,昨年まで非常勤の掛け持ちだった。一方,Bさんはフルタイムではあるけど,結局非常勤。常勤になるのが難しいというのは,キャリアアップの観点からでどのように感じられたのか?

【A】博士課程に在籍していた間は学生が本分なので非常勤を選んでいるということはあった。途中から総合病院で医療領域に入ったので,その後も医療領域に常勤に就こうかなと考えていた。しかし,病院の常勤職というのは空きが出づらくて,非常勤が多い。あってもフルタイムの非常勤。いい条件のものは経験年数が必要だった。本当は医療領域に進むつもりだったが,非常勤では自分の生活が不安定になるので学生相談の常勤職に就いた。

──自分が何をやりたいという目標があっても,その分野で安定した仕事を得られるチャンスが非常に少ないですね。

【A】そうですね。若手なので勉強会とか研修会に行きたいが,非常勤だと手当がもらえずに行きづらい。それで,スキルアップも進まないということがあった。だから,まず常勤で生活を安定させてしっかり学ぼうと思った。

──フルタイム非常勤は,給与面については常勤職とかなり違いがあるのでしょうか?

【B】かなり条件は違う。常勤職は,会社の月給と同じシステムで,そこに残業代が重なっていく。フルタイム非常勤は時給換算となる。時給で働いて残業代が入る。一番大きく違うのはボーナス。ボーナスはほとんどでない。これに大きな差がある。また,産休育休になった時に,フルタイム非常勤は無給になる。契約は毎年更新で,しかも時限がある*。

*時限=派遣社員は3年,契約社員は5年で正社員(無期労働契約)になるよう労働契約法に定められている。そのため雇用主は,その時限がくる前に「雇い止め」をすることが多く見られる。

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2.長い下積みでキャリアアップの見通しが立たない

──キャリアアップという点では,若いうちは非常勤で頑張って色々と臨床経験を積んで常勤を目指すという仕組みになっている。ただ,それでは下積みの若い心理職は辛い。一生懸命やっても,安定した生活費が得られない。仕事も不安定である。そのような中で若手心理職がどのようにキャリアアップしていくのか。改めて今の日本の若手心理職が直面している課題を教えていただきたい。

【A】非常勤で4年間勤めていた総合病院で,医師とも相談をして積極的に活動の幅を拡げた。しかし,時給が上がることはなく,年数を重ねるほどに自分が何をモチベーションにして頑張ったらいいのかがわからなくなった。内発的動機づけだけでは難しい。やはり評価してもらうシステムがないのは,寂しさや虚しさを感じる。極端にいえば,頑張って仕事増やしても,何もしないで過ごしても時給が同じだったら,ボ~としていてもいいんじゃないかというような気持ちがでることもあった。評価がない非常勤のシステムで頑張るというキャリアアップができない。そこに不満があり,キャリアアップの限界がある。いくら頑張っても,心理士にも見返りがないし,結局患者さんにもメリットがなくなる構造だと思う。

【B】私は修士課程を修了し,常勤ではないが週5日で働いていた。それで,職場の雰囲気がわかり,ケースのことも含めて先輩が指導してくださる体制であったのですごくありがたかった。というのも,周りを見ると,週1日や2日など細切れの時間しか働いていないだけでなく,先輩がいないことも多い。いても,常勤の先輩はおらず,非常勤だけでつなぐ体制で,卒後の指導してもらえない。先輩に指導してもらえなければスキルアップがなかなかできない。スキルアップしていかなければキャリアアップにもつながらない。

──非常勤の職場は,サラリーやモチベーションだけでなく,教育や指導の問題もある。そうなると,ただ臨床経験を重ねるだけで実力がつくわけではなく,キャリアアップも難しくなる。

【A】実際に医療領域の同世代で話をしてみると,病院やクリニックによってもまちまち。若手を育てる指導体制のある病院も出始めてはいる。しかし,多くの職場は,常勤心理職がいても忙しくて教育まで手が回らない。一人職場も多い。結局新人が一人でポンと入るような職場が多い。そうなると,自分でいかに勉強していくかが重要になる。

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3.公認心理師が誕生して,逆にキャリアの見通しが見えなくなった

──そのような状況の中で公認心理師が誕生した。それで何か変化はあったのでしょうか?

【B】ないですね。お給料も変わらなかった。職場の雰囲気も変わらなかった。臨床心理士は更新があるから,皆が更新の時期に研修会をしっかり受ける。公認心理師は始まったばかりだし,更新がないから,取った者勝ちというところもある。看護師さんなど別の職種の方が公認心理師を受けていることもあるが,同じ理解で公認心理師としてやっている感じはない。

──臨床心理士は良くも悪くも一定の団体でまとまっており,心理職の技能を高めていこうという気概があった。しかし,公認心理師は職能団体もバラバラで関連する学会も割れている。公認心理師ができたことで,心理職の目指すものが見えにくくなっている。若手心理職として,この現状をどのように感じているか?

【A】他職種の人たちが公認心理師の資格をとったと聞いたりすると,自分のアイデンティティを公認心理師に置きたくない気持ちが芽生えてきた。最近は,資格を書く欄にも先に臨床心理士を書いたりして,少し抵抗をしたりする。病院で心理職として記録を残す際の署名欄に「公認心理師にしますか?」と聞かれた際に,「臨床心理士にしてください」と言ったこともある。公認心理師の方が国家資格で上位資格に見えるかもしれないが,個人的には公認心理師を前面に出したくないという葛藤する気持ちがある。

【B】その気持ちは分かる。私たちは心理学や臨床心理学を学んで,臨床心理士になった。じゃあ,公認心理学をやりましたかと言われると,それは学んでいない。また,どの学会に入った方がいいのか問題は,若手はすごく困っている。政治的な話のように,「この人はどの学会所属なのか」が分からないと,学会参加などの話題を出しづらいし,誰に相談していいかわからない。私も様子を見ている。リーダーの立場にある心理職の皆さんの思惑や考え方があるのだろうが,それについていくのは大変だと思っている。ついていけない。心理職としてまとまっていけないのは残念。

【A】心理職同士で分裂や対立する背景がわからない。それは,公認心理師になってさらに分からなくなった。でも,それを理解するのに時間を割きたいわけでもない。だから,公認心理師については考えずに,目の前の仕事に集中しようと思う。

──公認心理師が誕生して,逆に心理職の未来が見えなくなったことがあるのではないか。それは,心理職としてどのようにキャリアアップしていくのかが見えにくくなったということであるのではないか。そうなると夢がなくなってしまう。

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4.心理職の未来のために必要なこと

【A】臨床心理士が国家資格になるという期待をしていた。しかし,公認心理師ができてみて,国家資格への期待はなくなった。今は何も期待はしていない。診療報酬がつけばどうにかなるという心理職の話を聞くこともあるが,無理だろうと諦めがある。医療の領域の中で頑張ってもダメっていうのが定まってきた感じがする。それで私は,医療領域では頑張れないかと思ってキャリアデザインを変えたという気がする。

──心理職というキャリア自体に夢を持てないということが起きているのか。確かに公認心理師は,医療職や行政職のコントロール下に置かれて,主体的な専門性を発揮できるキャリアが感じられない面はある。

【A】医療領域で肩身が狭い思いをして働いていたので,国家資格になったら楽になるのかと思っていた。しかし,主体性を持って堂々と一医療従事者として働くことはできなかった。それは変わらないだろうなと思っている。

【B】せっかく頑張って国家資格になったから,変わるのかなという気がした。しかし,すぐは変わらなかった。その中でどうするかというと,診療報酬がつくようにしていかなければいけない。そのために研究も頑張らなければと思うが,病院で研究を一緒にする仲間が少なすぎる。一人で頑張ってもできない。研究をする立場が安定していないと研究はできない。しかし,そのような研究をする立場は皆無に等しい。実際は,非常勤で穴埋めをしながら集まって研究せざるをえない。それは,すごい労力が必要で難しい。

──医療では保険点数がつけば仕事が認められると思っている人もいるかもしれない。しかし,研究をして効果があることを研究で実証しなければ,保険点数は認められない。心理職には,そのように研究をして身分を保証していくという発想も文化もない。そもそも公認心理師は,研究をする余裕のある職種ではないですね。

【B】研究やって成果を出せば立場が上がって,生活が良くなって,また研究できてと上がっていくとなればよいのですが,そもそもそのような立場がないのが心理職の現状。

──それはかなり本質的な心理職の限界となっている。公認心理師は研究をすることが前提となっていない。公認心理師は,医療職や行政職に使われる心理技術者や実務者という位置付けでしかない。それが現状なので,心理職の未来を創っていくという視点がもてない。心理職の未来に希望が持てるようになるためには多くの心理職が役割分担をし,協力して取り組む必要があるのだが,その体制ができていない。

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5.心理職としてのキャリアパス・モデルがほしい

──心理職のキャリアアップの難しさに関して意見を聞かせてください。というのは,現場の若手の声が,業界のリーダーとなっているベテランの心理職に届いていないのではないかと思う。私も含めてベテラン心理職は,若手がどのようなことで困っているか,その問題を解決するために何ができるのかを考えることが大切だと思う。それで,率直な意見を聞かせてほしい。

【A】修士出ても,博士出ても,非常勤からスタートしないといけないというのがそもそもどうかと思う。知り合いの男性で,生活が不安だから心理職として働けないと考えて一般企業に就職した人がいた。非常勤スタートが人生においてデメリットになり,諦めていく人もいる。生活するにあたって,下積みが美徳というだけでは生きていけない。そのあたりを団体から助成してくださるとか,何かないかなど考える。国家資格になっても,登録料もかかるし,若手にとっては歓迎されるものがないと感じる。

【B】非常勤の仕事はたくさんある。スクールカウンセラーなどお給料がよい職種もある。しかし,それは,キャリアを積んだベテランの皆さんが働くことが前提。つまりベテランになって非常勤の苦労が還元できることが前提となっている。若手は,いくつかの非常勤を掛け持ってベテランになるまでしのいでいかなければならないのか。若手は,一カ所で地に足をつけて仕事をしないとスキルも上がっていかない。ベテランの仕事の仕方を前提として,そのままそれを若手に降ろしていくのは難しい。それでは,下が育っていかない。上の先生方には若手をどのように育てるかを考えてほしい。それと,生活の安定や自分の安定は,ひいては臨床の安定だと思う。患者さんと穏やかに向き合うには,自分が安定していることが大前提。不安定な中に身を置くことは,臨床に影響がある。

──それは,心理職のキャリアパスが明確でないという,深刻な問題ですね。心理職がどのようにキャリアや専門性を向上させるのかというモデルが定まっていない。その人に任されている。生活が安定しない中で臨床も落ち着いてできずにスキルアップも難しく熟達していかない。場合によっては生活ができないため,能力があっても辞めてしまう人もいる。その結果,心理職は実力ないからと言われる悪循環。そのような原因の1つとして,日本の心理職は,長いことフロイトやユングといった,プライベートプラクティス(個人開業)の偉大な心理療法家が理想モデルになっていた。だから,社会的役割をとって社会的専門職としてやっていくという意識がなかった。もう1つは,私のような大学教員が学会や職能団体をやってしまっていたこと。大学教員なので,心理職として生活してキャリアを作っていく必要がない。それで,心理職としてのキャリアアップの議論が真剣になされてこなかった。

【A】私は,やりたいこと(=自分は医療)でキャリアを進めていくことが難しいと感じたので,結局諦めるルートを選んだのは否めない。どうなっていたらよかったのかというのは私も思う。

【B】どういうふうに心理職としてアピールすればいいかという方法を,みんながバラバラにしか持っていないことも課題であると思う。団体として,心理職全体としてアピールするということもあるが,個々が職場でどのようにアピールするかという点がない。上の立場に立つことが心理職は苦手だと思う。でも組織が大きくなると,例えば,看護師なら上の人がいて若手を教育して,看護師のスキルアップをアピールする。そういうことを心理職は,教育として受けていない。

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6.心理職としてのキャリア・ラダーがあればよいのに

──心理職は,チームや組織を運営する理論や技能を学んでいない。チームワーク,リーダーシップ,組織づくりなど。学んでいないから,いざというときに喧嘩を始めてしまう。職場の中でも心理職がまとまれなかったり,アピールできなかったりする。そのような組織運営の技能教育を入れていくのはとても大切ですね。私が知っているイギリスの臨床心理学の人々は1990年代からリーダーシップやチームワークを学習科目に入れている。日本はそこが抜けている。

【A】他の若手と話していたときに,自分で「心理職が何をするか」というアピールをしないといけないという話題になった。でも,まだ臨床活動も研鑽を積む若手の段階で,自分たちの仕事をアピールする作業は難しい。サラリーマンだったら,習いながら仕事をしていく。心理職は,それもない上に,働く場所も自分で開拓しないといけない。ぽんっと雇ってもらって,教育もされない。なぜ,技能を習いながら仕事をすることができないのだろうかと思う。

──日本の心理職には,社会の中で自分たちの場所を作っていくという意識や意欲が薄かった。それと関連して,皆さんは仕事を探すときにはどうしていいますか。

【A】Indeedなどの求人誌とかを見るが,大体給与は「当院規定により」などと書いてある。結局中に入らないと分からないことだらけの求人しか出ない。結局コネに頼ることになる。

【B】最初の就職の時は,自分のやりたいことの勉強会に参加して,その関係で就職した。最初はご縁というかコネだった。今回の転職ではこれまでの経験を買われて声をかけてもらった。色々な会合に参加して,若い時から顔を売ることも大切となる。結局,公募よりも顔のつながりが重要となる。

──国家資格になると解決するという夢もあったが,むしろさらに混乱が広がっている気がする。心理職が自らの手で組織作りや,キャリア選択のシステムも作らないといけない。今は社会的な組織化が全然できていない。

【B】参考になるのは,看護師さんの組織。看護師さん達はキャリアパスを描いて,紙にして,先輩に見てもらうシステムのようなものがある。1年生から「ラダー」が定められていて,クリアすべきスキルのレベルが定められている。ラダーが上がってきたから,リーダーになる,副師長になるなどがある。心理職は,そのようなラダーを持っていない。この年代でどこまでできるようになっていないといけないか,どれくらいのキャリアパスを持っているのがいいかなどがないので,看護師さんにはよく教えてもらっている。

──すごく参考になる。専門職としての成長の階段が可視化されることが大切。ところが,心理職は各学派によって熟練プロセスのイメージが異なるので,統一的なキャリアアップの段階を決められない。

【A】結局,専門技能を高めていくというよりも,常勤になることがまず1個目のゴールとなっている。

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7.心理職が将来に向けて夢をもつために

──これまでは,どちらかというとネガティブな内容の話となっていた。できたら,将来に希望が持てる話をしたい。心理職としての将来の夢を描いてみたい。実際に出来るかどうかは別にして,このようになれたらよいという夢を語ってほしい。

【A】1人で多職種がたくさんいるところに入っていくのは大変なので,5人くらいの心理職で構成される心理部門があるといい。若手にとってはそれがあるところに入っていけると学ぶことができる。本当は新人で常勤になれるのが理想。しかし,それが難しいとしても,心理部門があると教育を受けることができる。

【B】先輩が後輩のキャリアアップのモデルなるような働き方ができればいい。「1年目はこう,2年目はこう」といった段階を示すことができればと思う。学派がどうというのではなく,全体として心理職は何ができるのかを示すことができればよい。あとは,若手を育てるという風土ができればよい。

──お二人の意見は,多くの心理職が考えていることだと思う。そのような志を共有する心理職が集まって議論したり,活動できたりする場があればと思うが,どうでしょうか。

【A】クローズドな場でないと,名前を出して話すのは抵抗がある。初めは掲示板くらいであっても,安全に意見を共有できる場があり,「そう思っているんだ!」ということを感じて,思っていることをブラッシュアップするということができるとよいと思う。

【B】若手が自由に意見を言うのは難しい雰囲気がある。若手心理職といった場合,どこまでが若手なのかと思う。多分心理職の団体は全体が若いから,みんなフラットな気持ちでいると思う。誰もが自分がベテランではないとも思っている。だから若手が何か言うと,生意気だという反応が出てくる面もある。

【A】臨床心理士や公認心理師の資格をとって思うのは,「心理職はこんなに世間に知られていないんだ!」ということ。「公認心理師」と言っても,一般的には伝わりにくい。しかし,カウンセラーと言い換えるのには抵抗がある。社会に発信する人は,メンタリストとかカウンセラーとか名乗るので,そっちが浸透してしまう。

【B】先輩方はどうしても出産や結婚が遅いという印象がある。それは立場が安定していないから足場を固めなければと思うからだろう。自分が休んだら他の人に入られてしまうと考える人も多い。「心理職は35歳までは研鑚だから,何もできないと思ったほうがいい」と言われたことがある。それは,あまりにも一般的な仕事とかけ離れている。

──かつての日本社会には結婚すると寿退職といって,女性は会社を辞める風潮があった。今は働き続ける人が多い。心理職は,女性がキャリアアップできて働きがいがある職種になっていく必要がある。結婚,出産,育児が仕事の糧になる仕事であるので,女性がしやすく,キャリアアップできる職場環境を創っていきたいですね。

(本記事は,2月16日に実施したオンラインでインタビューの記録に基づいて構成した。オンラインの運営と記録作成は,北原祐理(東京大学特任助教)と井上薫(東京大学特任研究員)が担当した。記事デザインは,原田優(東京大学特任研究員)が担当した。)

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臨床心理マガジン iNEXT 第15号
Clinical Psychology Magazine "iNEXT", No.15


◇編集長・発行人:下山晴彦
◇編集サポート:株式会社 遠見書房


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