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10-5.SCから見た学校の困難状況

特集 がんばれ学校! がんばれSC!)


小林英子(東京都公立小学校・中学校SC)
齋藤真紀子(東京都下公立教育相談所相談員/東京都公立小学校・中学校SC)
益子洋人(北海道国立大学附属中学校SC)
松丸未来(東京都公立中学校SC/神奈川県私立小学校SC)
 下山晴彦(司会)

1.はじめに
コロナ禍に対応する学校に勤務する,4名のスクールカウンセラー(タイトルも含めて,以下SCと略記)が参加して,「コロナ禍に直面し,対応をしてきた学校の状況」をテーマとしたオンライン座談会を開催しました。

座談会は,2020年8月3日に開催し,司会は下山が務めました。2時間ほどの座談会の前半1時間の記録を「SCから見た学校の困難状況」というタイトルの記事として再構成した内容を掲載します。記事は,下山が原案を作成し,参加者全員がチェックをして完成させました。

なお,座談会は,井上薫(東京大学特任研究員)がオンライン環境の運営を担当し,原田優(東京大学特任研究員),高堰仁美(東京大学博士課程)と柳百合子(東京大学博士課程)が記録作成を担当しました。

2.SC自己紹介
[松丸]
SCは,東京都公立の小学校で6年,中学校で16年,神奈川県の私立の小学校で2年仕事をしています。今日は主に公立中学校と私立小学校で今仕事をしているのでその経験に基づいてお話しできたらと思います。

[益子]おもに栃木県の高校でおよそ10年勤めたのち,7年前に北海道に赴任しました。現在は国立の中学校で週に4時間働いています。各学年3クラスの,比較的小さい中学校です。だいたい,個別のカウンセリング3時間,コンサルテーション1時間で動いています。カウンセリングのニーズも多いのですが,コンサルテーションの時間は必ずとりたいと思っているので,このくらいの配分になることが多いです。

[小林]都内公立中学校は19年目に,小学校は10年目となります。都の場合は1日約8時間弱の勤務になります。小学校は保護者の子どもの発達に関する相談を中心に受けています。中学は不登校の生徒がカウンセリングルームに話しに来るとか,保護者の相談です。先生方への報告やコンサルテーションが放課後にあります。都の場合は小学校だったら5年生,中学校だったら1年生を対象に全員面接というのをやっています。一人ひとり全員と短い時間ですが,会います。グループ面接だったりすることもあります。個別かグループかは学校によって異なりますが,全員と必ず一度はあってSCの自己紹介をしたりカウンセリングルームの紹介をします。それによってSCとの距離を縮めたり,敷居を低くするために実施しています。本来は一学期中にそれをして欲しいと言われているんですが,今回はコロナの影響で特に時期は定めずでもやってくださいという話があります。どういうタイミングでやるかとかその準備で1学期はバタバタしていました。

[齋藤]東京都下の教育相談所で週4日勤め,その他の2日で都内の小学校と中学校でSCの仕事をしています。SC自体は今年で21年目です。やはり場所が変わるとやり方が変わったり置かれている状況が変わったりして1年目は最初戸惑うこともありました。教育相談所では,市内の学校の様子,情報が入ってきますし,市のSCの連絡会などに参加させていただくといろんな学校の取り組みだとか状況を伺う機会があります。

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3.学校におけるコロナ対応の経過と現状
[下山]
コロナが始まり2月3月とどんどん本格的になってきて緊急事態宣言が出て学校も休校になりました。今は,そろそろ1学期が終わっている段階の学校もあるかとは思います。今どのような問題状況なのかを教えていただけたらと思います。

[松丸]休校中,分散登校,通常授業の段階によって,学校の状況は違いました。休校中の勤務の時には,不登校の生徒は来談しやすかったです。また,子どもたちが自宅にいるからこそ心配な家庭の保護者の面接を継続していました。時間に余裕があり,通常よりじっくり話が聞けました。

ただ,先生方の負担は感じました。コロナの不安とそのような不安がある中で勤務しないといけない怒りを感じている先生もいらっしゃいましたし,授業ができない分,課題作成が大変そうでしたし,個別に生徒全員に電話連絡をするなどして,いつもとは違う対応に負担を感じる先生方もいらっしゃいました。ギリギリまでどうなるかわからなかったり,一度決まったことが変わったり,先の見通しがつかず,臨機応変に対応するのもストレスになっているようでした。管理職への不満となっている先生もいらっしゃいました。学校によっては,管理職と先生方に溝がありました。

休校明けの分散登校が始まった時期は,目まぐるしかったです。いつもとは全く違う時間で動き(午前・午後に分かれてひとクラスの生徒が半分ずつ登校),手洗い,消毒,ソーシャルディスタンス,マスク着用の授業(息苦しい)などのさまざまなコロナ感染予防の対応など初めてのことばかりでした。

通常授業が始まってからは,コロナ感染予防(給食や部活動での対応も追加された)のみならず,長い休校やコロナの影響で不安定になっている生徒への対応,授業の遅れを取り戻すための対応がありました。分散登校から通常授業開始までは,3週間ほどでしたので,急に忙しくなっているように見えました。

校長先生は判断を迫られる。でも,上からは指示されるし下からは文句言われるしで,中間管理職の苦しみを感じました。ずっとコロナ対応を考えてハイテンションの鬱のような状態になっていました。

先生方の負担感,不安,怒りは感じましたが,一方で,先生方の使命感の強さも感じました。子どもたちのために自分たちが頑張らなければいけないという使命感です。先生方の疲弊感が心配です。

[下山]学校の問題状況と言っても,休校になった時,分散登校になった時,再開になった時とそれぞれ違うわけですよね。再開したからと言って先が見えるかというとそうではない。より危険が増している訳ですね。ますます何をやったらいいかわかないまま現実がと課題がどんどん押し寄せてくるという印象ですね。それから先生方の立場によっても,担任,管理職,校長先生などは,前例のないことをそれぞれの立場で判断をしなければならない。自分たちも感染する不安もありながら,責任者として子どもたちや保護者のことも考えないといけないわけですね。あまりにも多くの課題を抱えつつやってきたわけですね。先が見えない,これが正しい判断であるのかも分からない中で,感染者を出してはいけないと頑張っている状況ですね。

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4.教員の努力・不安・不満
[益子]松丸先生のお話を伺いながら,ああそうだったなあと,鬱々とした気持ちを思い出しながら聞いていました。違うところは,私の勤めている中学校はかなり広域通学で,しかも田舎なので,遠いお子さんだと電車とバスで1時間半ほどかけて通ってきます。それだけ感染リスクも高まります。先生方はかなり慎重になっていました。

とはいえ,ハイテンションな鬱ということで,よい面もありました。ある先生は,見たい生徒は見てくださいと,授業の解説動画を撮ってYouTubeにアップロードしていました。教育相談の先生は,お子さんたちに,何か困ったことはないか,不安なことはないかと,アンケートをしていました。相談のツールとして電話もメールもオンラインも使えるようになり,私も休校中はzoomでオンライン面接をしていました。そういうシステム作りにおいてはハイテンションさが生きた面があったように思います。その一方で,ずっとその緊張状態が続いていて,今になって先生方から「なんで自分たちは8月なのに出勤してるんだ!」「本来だったら休んでいる時期なのに!」といった声も聴かれるようになってきています。先生方は,張り詰めた中でずっと踏ん張ってこられた1学期だったと,改めて感じています。特に北海道の場合は,一旦減って,また増えてという波を一度経験してしまっているので,「またか」という“がっかり感”も強くあるように思います。

[下山]休校期,分散登校期,再開期と,そして夏休みという段階もある上に,第2波がきて,「出口なし期」も生じてきたということですね。「これいつまで続くの?」という感じですね。今までハイテンションで頑張ってきたけど,「もうなんか希望がない」「頑張ってもこの先はちょっと頑張れないんじゃないのか」といった気持ちが出てきている。学校の先生方は,ことさらそういう気持ちが強いでしょうね。

[益子]それから,私の勤務校では,小学校からの持ち上がりでくるお子さんたちと中学校から受験を経て入ってくるお子さんたちがいます。小学校から上がってきたお子さんたちは結構人間関係ができていますが,外から入ってきた子たち,特に1年生は,1日学校に来て休校になってしまいました。それで,人間関係がまだできていない中で「どうなるのか」と不安になっています。そのような状況で私のところにつながり,先生方と丁寧に話をする必要がある場合も出てきています。

[下山]どこの学校でも小学校1年生とか中学1年生とか高校もそうでしょうけど,新学期から教室で一緒に居た経験がない。その問題は,学校が再開した時点で静かに起きてきていますね。再開したら万事OKというわけではないですね。

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5.学校のチームワークが試される
[小林]
振り返ると4月はとにかく休校で子どもたちがいない中で,先のことが見えない不安があり,先生方は「何をやっていったらいいのか」という困惑した雰囲気を職員室では感じました。子どもたちが週に1回の課題の提出と受け取りに来た時に,短い時間の中で状況を聞いたり,次の課題の宿題プリントを作ったりと,先生方は休校中でも忙しそうな印象でした。

管理職の先生も,日々コロナ感染者の増減に応じて教育委員会からの通達が変わり,それに翻弄されながら対応していたのでとても忙しそうでした。常に打ち合わせをされていました。私としては管理職に「どうSCに動いて欲しいか聞きたい」と思っても,躊躇する忙しさでした。そこで,許可がいることだけ許可を取る,あとは関わっているケースの情報を新担任と共有するなど,先生方とできるだけ多くコミュニケーションをとることを意識してやっていました。

先生方によってもコロナに対するストレス耐性みたいなものにいろいろ個人差があるとも感じました。私の勤務校では,先生方のチームワークが比較的良くてギスギスしないで「みんなで頑張ろう」という雰囲気がうまくできていた。「そういう雰囲気ってすごく大事ですよね」と,私もコミットしながらフィードバックしたりして一緒に乗り越えて行こうという風土を大切にしました。

本来なら,夏休みが始まる時期もまだ授業があり,学校によっては学習の遅れを取り戻すために7時間授業をしたり,土曜日も授業があったりして,このままでは先生方も息切れされるのではと心配になっています。夏休み中に子どもたちも先生方も心身回復してくれるといいなと思っています。

[下山]土曜日に学校あったり授業が7時間あったりと,各学校でまちまちなのですね。

[小林]自治体によって異なるようです。SCの業務も4~5月は学校によって,3密を避けた上で対面相談を可とする学校から電話相談に限定の学校まで幅がありました。今は,距離を取って換気をして消毒液を置いたりマスクやフェイスシールドをしたりして体制を整えています。

[下山]今までは学校と言うと文科省,そして教育委員会に従っていたら良かった。ところが,残念ながらそういったことを言っていられる状況ではなくなってしまった。それで,先生方も手探りでやっている感じですね。コロナ自体がストレスフルであることに加えて,先生方は,学校を自分たちの判断で運営しなければならないというさらにストレスフルな事態になったということがあったと思います。自分たちで判断して学校を運営するという体験自体がストレスフルであったからこそ,そこでチームワークが取れるか否かが試されることになり,新しいチャレンジが始まったということですね。

[小林]先生方がチームとして乗り越えようとしているのか,そうじゃないのか,先生方一人一人の心構えも試されている印象がありました。

[松丸]それと,管理職のリーダーシップも試される。

[下山]これからほころびが出てくる可能性もありますね。長丁場になってくるとその大変さもあると思います。

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6.子どもたちの状況
[齋藤]
2月末に休校が決まり,3月から休校していたんですけれども,SCは予定通り勤務していました。これまで卒業式にもできるだけ参列していましたが,今年は卒業生自身の家庭からも参列の人数が限られていたこともあり,私は参加しませんでした。私が勤めている中学校では入学式もずっと出来てなくて6月になってやっとできた状態でした。ですので,5月の分散登校のときは,1年生はまだ私服で学校に課題に取りに来たりしていました。2,3年生もまだクラスは発表されていないので,新しいクラスの担任が誰かとかクラスメイトが誰かというのは知らない状況でした。

SCの勤務も3月中は相談はしないようにと言われたので,生徒と会うこともできず学校に来ても相談室の片付けをしたり,先生方と情報交換をしたりしていました。4月になって初日の勤務日にもその状況は続いていました。そのため,4月中は初日以外には出勤日を設けず,2度目の出勤は連休明けということになりました。しかし,緊急事態宣言が延期され,5月も子どもたちの登校は週に1回の課題を出しに来る日だけという感じでした。それでも5月になると学校の要望もあり,相談の要望のあった保護者や生徒については,週に1回の勤務の中でお会いしたりしていました。普段使う面接室よりも広い部屋で換気をして面接し,終わったら即消毒していました。

6月になって分散登校が始まると先生方は忙しくなりました。小学校は,クラスを3つに分けて1日3回先生が同じことをやっていました。小学校では教室での子どもたちの様子を見に行かせてもらったりしていました。小学校では教員一人一人にフェイスガードが配られ,私ももらいました。中学校では,それぞれの子どもの机に衝立が付けられました。その衝立が不透明なのでその陰で子どもが寝ているということもありました。先生方も学校を盛り立てて行かなければと,すごく頑張っておられました。子どもたちの下校後には総出で教室や廊下の消毒をしていました。

[下山]先生方のご苦労を感じますね。学校という場自体が異質な世界になっていたと思います。そもそもが,先生も含めて皆がフェイスガードしていること自体が特別な事態ですね。子どもたちから見れば先生が何かを恐れているように見えたということもあると思います。

[松丸]全員マスクをしているので,目しかわからない。1年生は先生の顔を知らないし,先生も1年生の顔がわからない。皆,同じ顔に見えるという状況でしたね。

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7.家庭における問題状況
[下山]
そういう中で保護者の様子はどうでしたでしょうか。

[松丸]家族問題が今まで以上に深刻になったと思います。特に暴力の問題です。父親のDVや子どもの暴力・暴言です。家族との時間が長くなり,家庭内のストレスが高まったようです。児童相談所にお世話になるケースが新たに出てきました。でも,児童相談所はとても忙しく,十分対応するのが難しい状況もありました。だから,SCが先生方と協力して,児童相談所や子ども家庭支援センターや保護者と連携していく必要があると感じました。

私立小学校の場合は,勉強の遅れの心配を感じました。オンライン授業やオンラインの課題提出が始まり,便利でしたが,一方で保護者の負担は増していました。先生方もそれを懸念していましたが,やらざるを得ない状況でした。家庭で十分学習する子としない子に差が出るのではないかと保護者が心配なさっていました。

子どもたちの状況としては,元々不安が強い心配性の子どもは感染への不安が強まり,登校渋り,不登校になりました。体力の低下や生活リズムが崩れた子どもも多くいました。登校日は少ないですが,子どもたちはいつもより疲れているように感じます。

楽しみにしていた行事が次々となくなり,子どもたちの失望感,無力感を感じます。特に修学旅行は,先生方もどう説明するか悩んでいらっしゃいました。先生方も切実に悩んで出した結果であることを率直に伝えることで生徒は落ち着いていました。

一方,そもそも不登校だった子どもたちは,学校が徐々に再開するペースで,学校に来る時間を増やせたので,段階的に学校に慣れる時間をとることができてよかったです。短い時間学校にいる感覚も掴めて,通常授業が始まってからは無理しないで,午後だけ出て部活に出るパターンができた生徒もいます。

[益子]確かに,コロナ対応の状況において不登校のお子さん達が良くなっているように思います。比較的学校に足をむけやすくなっています。

[下山]コロナ対応には,いろいろな副産物があるのですね。

[益子]そう思います。一方,学校に来て勉強をする生活が,そうでなくなり,問題としてはありとあらゆる問題を引き出しているように思います。例えば,勉強が一番気になる子であれば勉強の心配が出てきていますし,友達関係が一番気になる子であれば友人関係の心配が出てきています。これは,保護者さんにもあてはまります。進路が一番気になっている保護者さんであれば,進路に関する訴えが出てきました。それぞれの気になることがクローズアップされているようにうかがえます。

また,私達としては,学校で先生方や生徒さんたちと接していれば自然に取れているご家庭の情報が,意識しないと取りにくくなったということもあるように感じます。先生方は生徒さんたちに,困り事があったらアンケートを書いてくださいと伝えていました。その情報をいただいていました。

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8.コロナ関連の問題へのSCの関わりと,課題
[下山]
先生方だけでなく,SCも動き方や関係の仕方を変えていかなければいけないという課題が出てきたということですね。

[小林]子どもや保護者それぞれでストレス耐性や感じ方に違いがあります。家庭の力が脆弱だとハイリスクとなります。母親も子どもにうまく関われずにパニックなる場合も出てきました。発達障害の特性のある子どもにとっては,未知なものにパニックになります。また,医療従事者の家庭の場合,親が家庭に帰れないという場合も出てきました。子どもは手伝いをしなきゃいけなくて大変でした。家庭によって負担に違いがあります。家庭の力,つまり家で子どもをどれくらい見られるかによって学習に差が出たりしました。

友達と遊べない,習い事や野球やサッカーもできないといったように日常が奪われて,子どもとしてはどう過ごしていいかわからない状態になっていました。そこで,うまく保護者がフォローしてくれればいいのですが,共働きだと子どもたちだけになってしまいます。

4月の時点で,SCの私には,「子どもは学校に来ていないが,いざというときのために元々の予定通り学校に来てくれ」との要請がありました。そこで,SCとして,保護者を支援するために,保護者向けの「お便り」を作りました。親として子どもにどう対応し,どうストレスを減らせるかに関する案を具体的に伝えました。「子どもたちにメリハリがつくように時間割を作る案」「ひとつお仕事を与えて褒めてあげる案」など,親が安心して子どもと向き合える方法がわかるように発信をしました。

[下山]コロナ対応で学校全体が混乱し,家庭によってもストレス耐性が異なる。そのような状況において,どのように情報を収集し,問題に対処するのかということで,SCの力が試されているということですね。

[齋藤]今年度に入って不安定な生徒の面接が増えました。保護者の話を聞く機会も目に見えて増えました。リストカットしていると相談につながった生徒は,休校中は時間があっていろいろ考えてやり始めたと言っていました。切ってみたら気持ちよかったから始めたと言っていましたが,学校が始まって忙しくなったら切る暇がないとも言っていました。コロナで家に居て家族の見たくないものをみてしまうという子どももいました。親も仕事がなくなり,家賃が払えず転校しなければいけないという話もありました。子どもが家で荒れるという相談もありました。小学校では,低学年の子どもの預かりを学校でしていました。家庭で面倒見ることができない子や学童にも行けない子を,学校再開まで日中預かっていました。それを通して家庭によって子どもにどう向き合っているのかが見えてきたということもありました。

[下山]社会全体で経済的な問題が深刻になってきています。貧困や失業と関連して家庭が混乱してくる可能性があります。それを学校がカバーしていくという課題も出てきますね。

[齋藤]就学援助の申請が今までと比べて極端に増えたということも聞きました。

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第10号
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