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過去を取り返そうとしない
例えば、「これまで積み上げてきた借金を返済したい」という場合。
確かに借金があることでご家族に迷惑がかかっている場合や、精神的に返さないと気が済まないというお気持ちはよくわかるのですが
その考え方だと、仮に単発的に稼げて借金を返済できたとしても、また同じように借金を積み重ねてしまいます。
根本的なベクトル(思考の方向性)が過去に向いているからです。
過去を振り返った時、「あの時ああしておけばよかった...」という後悔や「なんであの人だけ...」という嫉妬、「あんなことしなければよかった...」という羞恥などが頭をよぎることもあります。
でも、それを今からどうこう思ったとしても、現実は何も変わりません。
こうした過去の出来事や、過去の失敗は、取り返そうとするのではなく、「損切り」するものです。
つまり、過去の自分の過ちを認めて、今この瞬間から是正しようという姿勢がすごく大事です。
“過去の自分を認めてあげること”なんですよね。
そうすることで、過去に囚われることなく、”未来の自分はこうありたい”という前向きな姿勢で行動できるようになります。
未来の自分が、どんな自分になっているか明確に想像できれば、その為に今どのように行動するべきか、という発想に切り替わるので、結果的に今がよくなっていきます。
すごくシンプルなことなのですが、意外と実践している人は少ない。
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