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タロット物語#7_たましいの声

7月のおわり。
わたしは、タロット三昧の日々を過ごしました。

それは想定外に始まった「タロット鑑定デビュー」がきっかけ。タロット学校の宿題で「一週間で10人鑑定」の課題がでて、わたしは図らずもヨチヨチ歩きのまま、鑑定デビューを果たすことになりました。

いや~、濃い一週間でした。というか、たった4日間で、課題の10人鑑定の3倍の数をタロット鑑定させていただいたのでした。
本当に感謝です。

夢中になって、ヘトヘトにもなって、7月末を駆け抜けて、わたしは確かな手ごたえを感じました。

タロットは、もうわたしの一部になったのです。


これまではどこか、なんとなくタロットと遊んでいた日々。最初の頃のトキメキは薄れていって、タロットに触ることもめっきり減っていたとき、タロット学校へ入学。

とても軽やかで、自由で、タロットへの愛のもとに、占い師をされているキャメレオン竹田先生のおかげで、本当に学ぶことが楽しくて。
ただの知識だけではない、タロットのある日々がどんなものか、そういうワクワクするエッセンスも感じさせてもらいながら、5月からの3ヶ月間学んできて、自信がないままはじまった「鑑定練習会」。

こんなわたしでよいのだろうか、と開始前に思っていた気持ちは、割とすぐに吹き飛んでいきました。ドッひゅーーーーーーーん。
おそらく、宇宙のかなたへ吹き飛んでいったと思うのですけどね。

鑑定をするたびに、確かな手ごたえがわたしのなかに溢れてきました。

それをタロットが物語ってくれたのです。
わたしを信頼していいよ。

タロットとわたし、そして相談者さま、すべてがつながって。そこには、見えない存在たちの応援まであって。

まぎれもなく、すべてが一体となった世界でした。

だから、不安に思うことがなかったのです。

タロットが伝えようとしてくれているのは、そのすべてのメッセージだから。相談者さまの内なる潜在意識のメッセージでもあるし、見えない宇宙からの声でもある。そこにわたしもつながって、一つになっている感覚。

ときに、驚くようなカードが飛び出ることもありました。
その衝撃的なメッセージをどう伝えようかと戸惑うこともありました。

だけど、そこで偽ってはいけないのだと思ったのです。

これは、わたしが勝手に方向転換すべきものではない。


だって、それは大切なメッセージだから。


それを受け取った方が、もしかすると目をそむけたくなったり、わたしの鑑定に嫌悪感をしめされたりしたとしても。
わたしは、目の前のタロットカードから目を背けてはいけないのだと。

ありのまま、その一体感のなかで、まっすぐ言葉を届けるべきなのだと心を強くもって、メッセージを届けてきました。

それは、ヨチヨチ歩きのわたしがいうのもなんですが、確かなものだという確信がありました。

だけど、受取手が、そのまま受け止めてくださるかは、わかりません。
そこは、わたしが立ち入るべきエリアではない(というか、立ち入りたくても立ち入れない)ので、そっとメッセージを届けて、あとはもうご本人にお任せするしかない。

メッセージを見て、目をそむけたくなるのか。
そこに何かの光を見出すのか。
行動を変えるのか。
指針にするのか。

すべては本人次第。

ただの占いなのだからと、忘れてしまうこともおおいに結構。
自由に解釈してくれて良いと思います。

だけどね、今回鑑定しながらわたしがつながっていたものは、あなたであり、宇宙であり、わたしであり。なんだか、一つだったからこそ、特別だなあと思ったのですよ。

よろこびも、苦しみも、その瞬間、わたしにも伝わってきました。

だから、タロット鑑定というものは、遊びじゃできないのだと、わたしは感じたのです。ただの占いなんかじゃないんだと。


こんな気づきを得られるなんて、タロットの世界はなんて奥深いのだろう。

7月のおわり。
わたしの何かがおわって、また新しいわたしが顔を出す。

破壊と再生。

まさにいまは、そんな気分。
8月は、新たな気持ちでタロットと向き合っていけそうです。

つづく…


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