マガジンのカバー画像

描く技術

4
運営しているクリエイター

記事一覧

立体的に描くコツは自分とモノの位置関係

立体的に描くコツは自分とモノの位置関係

立体的に描けない理由は距離と角度が認識できていないからです。

距離と角度というのは、自分と対象との位置関係です。
絵や写真の模写、スマホやタブレットを見て描く練習をしていると、位置関係がないので距離も角度も絵を描く時に意識することがないのでどれだけたくさん描いても成長することはありません。

わかりやすいように図で説明していきます。
身近な物を動かして自分と物の距離感を一緒に感じてみましょう。

もっとみる
早く描く練習1 消し方の練習

早く描く練習1 消し方の練習

時間がかかる原因は消しすぎ描くのに時間がかかるのは消しゴムを使い過ぎているからです。
なるべく消さないことが早く描くコツです。
消しゴムの使い方はタイミングと順番です。

「消し方」は「直し方」=改善の技術です。
直し方が分かれば失敗を怖がらないで、落ち着いて描けるようになります。
不安や焦りがあると冷静に観察できません。
技術より心の問題で描けない人もたくさんいます。

次に紹介する3つのポイン

もっとみる
デッサン初心者に知って欲しい「割り算思考」

デッサン初心者に知って欲しい「割り算思考」

影が思うように描けない人、
バランスを合わせるのが苦手な人、
描くのに時間がかかって困っている人におすすめの
絵を描くときの考え方です。

全体→細部が基本

はじめに全体をムラなく塗り潰します。
それから濃い面、明るい面と塗り分けていきます。
1面ずつ塗ってはいけません。

絵を描くときの手順は全体から細部を描くのが基本です。

下段のように部分を描いて足していく描きかたよりも
上段のように全体

もっとみる

早く描く練習2 ・正確に描く練習をする

直すことを前提に描いているから遅い絵を描くときに時間がかかる原因の2つ目は「正確さ」です。
正確に描けたら直さなくていいので時間がかかりません。
だから正確に描く力をつける練習が必要です。
正確さは集中力に関係があります。
ボールを的に当てるときのように狙いを定めて描きます。
適当に投げて偶然当たるのを待つのではなくて
意識を集中して狙いを定めて投げるように、
仕上がりの線をしっかりイメージして描

もっとみる