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社長と店長のお喋り。前編
2020年にオープンした、ソファ屋〈いねむ〉
ちょっとしたすきま時間にパラパラとページをめくる雑誌のような読みものをこちらに記していこうと立ち上げましたが、ひっそり過ぎて誰も通りかからないまま、幾星霜。
初心に立ち返り、社長にインタビューしました。
ゆる~くお立ち寄りください。
いねむのはじまり、こだわり
──今日はよろしくお願いします。店長タカタです。社長はおいくつですか?
社長 37歳になります。
──ソファ業界は長いですか?
社長 10年目です。
──いねむを立ち上げたきっかけを教えてください。
社長 いねむはコロナ禍で立ち上がった会社なんですが、コロナが始まってすぐに、現物を見なくてもソファを購入できる環境が必要だと思いました。そんな中でも、オンラインで購入できるソファ専門店はたくさんあるけど、自分たちのこだわりを持ったソファを販売したいと強く思いました。
──いねむは、品質にこだわりを持って制作しているソファ屋ですからね。
社長 上質なものを長く大切に使う、ということが一番のこだわりです。ソファは購入する機会がそうそうないですよね。一度購入したら長く使うというのがソファです。サイズ、生地など選ぶ決めてはありますが、使ってよかったと思えるソファを届けたいなと思っています。ソファは毎日眺めるもの、使うものです。お洋服は毎日着替えますが、ソファはそうではなくて、毎日わたしたちを迎え入れてくれて、その場所で良い時間を過ごしてほしい、という思いがあります。
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(モデルソファ:ソフィ)
──なるほど。ずっと長く使えるというのは、いねむのシンプルなデザインにもつながりますね。
社長 そうですね。10年、20年後に “当時流行ったソファ” だと思わないようなシンプルなデザイン。お家の中に溶け込むようなものを目指しています。
──新品なのに、届いてすぐに馴染みすぎて生活の一部ですって言われるお客様もいらっしゃいますもんね。
社長 ふふふ。
──ところで、ソファをデザインするときにインスピレーションになっているもの、ことはありますか?アイデアはふっとわいてくるんですか?
社長 ないない!全然ない!
──え?ないんだ?ふふふ。そうしたら、社長はアイデアを練って練って練るタイプですね。今までの経験と、みなさんがこういうのが欲しいだろうというものを考えてデザインしていく。
社長 そうですね。インスピレーションが湧くというよりも、お客様が欲しいもの、困ってることを聞いて世の中にあったほうがいいなと思うものをデザインに落とし込んでいます。あとは、お花屋さんに行ったり、海、山、川に行って自然に触れたり。
──自然からアイデアをもらっているというのは、いねむのデザインにも感じますね。木を使っていたり、角の自然な丸み。
社長 はい。座面が水平でまっすぐ凛としたところ。などですね。
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(モデルソファ:ヨハン)
──つぎは実用的な質問です。いねむのソファってシンプルでどんなテイストにも合わせやすいので、お客様のインテリアのお好みも様々に分かれます。スタイル別のおすすめのソファを教えて下さい。
社長 シンプルで昔から使われているスタンダードなソファなのでデザインではなく、選ぶ生地で個性をだすのはいかがでしょうか。いねむは基本的に北欧のイメージ。その中でもナチュラル、モダン、スタイリッシュ。見せ方を変えて、色々なスタイルに展開させることができます。
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──いねむのソファはとにかく長持ちする。ソファとともに自分も年を取っていくのでライフスタイルも変わりますから、張地のカラーを替えて、インテリアも自分にとって心地いいものに変化させていけるというのはいいですね。
社長 あ、そうだ。インテリアのスタイルで、ジャパンディという言葉も頭に入れておいてください。
──え?ジャパン・・ディ?漫才師ですか?
後半につづく!
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