ジャック・アマノのアメリカNOW フルサイズSUV、GMCの ユーコン・デナリを満喫
2022 年のインディーカーのシーズンも、すでに折り返し点を過ぎました。アメリカの新型コロナの感染状況もひとまず落ち着き、他のプロスポーツ同様に、インディーカーも新型コロナ感染症が蔓延する以前の状況を取り戻しています。現在、ジャック・アマノは7月第1週の第9戦ミッド・オハイオから8月第1週の第14戦ナッシュビルまでの6週間6戦の取材の真っ最中。ハードなスケジュールのなかで、ひさしぶりの投稿です。
燃料込みのレンタル料金ということで決断!
ミネアポリス・セイント・ポール空港のハーツでGMCの巨大SUV、ユーコン・デナリを借りてみた。普段は”ファイブ・スターというクラスから好きなクルマに乗ってって”ってケースが多いんだけど、今回はなぜか”プレジデンツ・サークルから選んでもらってオッケーです”という話になってて、そのエリアに行ってみると……トヨタのミニ・ヴァンとかダッジのピックアップ・トラック、ジープの小さめの、日産ローグなどが並んでいた。
そして、端の端にデカいの2台を発見。「こんなのもアリ?」とおおいにそそられた。今回もレンタル契約は燃料込みで、1タンク分以上の距離は走らない自信があったので、「これも経験だ」と借りてみることにした。
とにかくデカい!車両価格もグレート!
気になる燃費は13mpg
全長は5.33メートルもある。日本で乗ってたランドクルーザーより30センチ以上長い。しかし、コレってGM系の最大じゃないんだね。同じGMCのハマーEがどうやら一番大きいらしい。ユーコンより17センチ長い。重さはユーコンが2.5〜2.65トンでEVのハマーはメチャ重の4.1トン・オーヴァー。バッテリーだけで1.3トンもあるらしい。フルに電気なのに全然エコじゃない。
ユーコンはオプションを何もつけなくて価格は73,895ドル。いまの為替レートだと1,000万円超えるってことか。オプションをホイホイつけてったら8万ドル近く行きそうだ。
エンジンはガソリンを燃やす5.3リッターV8(355HP)と6.2リッターV8(420HP)バージョンと、3リッター・ターボ・ディーゼル(インライン6)がある。どれもがトランスミッションは10速AT。トルクが623.68Nmもある(ホンダ・シビック・タイプRの2倍以上)ので高速入り口からの本線合流も楽々だった。でも、いくら4パターンの駆動モードが選べる(2輪駆動ハイ、四駆オート、四駆ハイ、四駆ロー)ったって今のご時世、かなり懐に余裕がないとユーコン・デナリには乗れませんな。
アメリカではガソリンよりディーゼルの方が高いんで、ディーゼル・ヴァージョンも経済的なんかじゃない。そもそも車両価格が高過ぎ。そして、カタログには燃費が24mpgって書いてあったけど、街乗り多め、大人しい走りに徹してたのに13mpg(約5.5km/L)しか行かなかった。
アメリカンSUVでアメリカンな朝食を
ハーツの駐車場から出る時はデカさを感じたけれど、シートを高めに調整したら安心できるだけの視界が確保できたし、一旦外に出るとクルマの大きさにそんなに不自由は感じないで済んだ。アメリカの道は広いから。街中の駐車場でも前後左右がよく見えるよう複数装備されているカメラのおかげでそんなに苦労はしなかった。
超アメリカンなSUVでアメリカンな朝食を食べに行った。ファミリー・レストランのパーキンスへ。このチェーンはパイでも有名。デニーズよりちょっと高級。今回頼んだのは卵ふたつのオーヴァー・ミディアム、コーンド・ビーフ・ハッシュとパンケーキ3枚。なぜだかコーンド・ビーフ・ハッシュとかなり被るハッシュ・ブラウンもついてきた。飲み放題のコーヒーが3ドルちょいと意外に高い……が味は悪くない。
このメニューでの支払いはチップ込みで18ドルぐらいだった。10年以上もご無沙汰していたパーキンスに今回行って知ったのは、55歳以上用のスペシャル・メニューがあること。そっちにしてたらもっと安かった。一般メニューより随分とお得だったので。てことで、今後はパーキンス、利用頻度が増えそう。
以上