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ジャック・アマノの“アメリカNOW” 渡米129日、帰国しました

帰国しました。
 6月に渡米しての、長期出張=129日間。
 夏前に日本を出て、帰ってきたら、もう冬が間近……。

 この4ヵ月間、ほぼずーっと地上でした。飛行機と空港は感染確率が高いと考え、敬遠してたので。
 でも、最後に残りエア・チケット消化のためにフロリダ州オーランドウからテキサス州オースティンへ移動。久しぶりに飛行機を使いました。
 緊急事態宣言が出された直後に比べ、オーランドウ国際空港は空き気味でしたね。ガラガラでは全然なかったけれど。もうディズニーなどのアミューズメント・パークはオープンしてるので、ね。フロリダはまだ真夏といっていいぐらいの暑さだった、10月末でも。
 フロリダって、アメリカの中でもコロナに全然懲りていない州。空港ではマスクの常時着用が義務付けられていたんだけど、州の法律としては公共の場でのマスク着用って、推奨であって義務じゃないんですよね。マスクをそこまで忌み嫌う理由、まったく理解不能。

 3月にオーランドウ空港を使った時には、セキュリティの列が絶望的なほど長かったから、今回の空港入りはあの時より早い、飛行機出発の3時間半前にしてみました。そうしたら、2時間でも余裕だったな……という空き具合。間に合わなそうで慌てるより、待つ方が安心と感じる方なんだけど、今はあんまり空港に長居したくない状況。

オースティンの空港は10月末の飛行場らしく、アメリカン航空のカウンターにはハロウィーンの装飾が(タイトル写真)

 飛行機がほぼ満席だったのにも、正直不安を感じましたね。幸い、周囲に座る人たちには恵まれたようで、みんなマスクをずっと外さないでいてくれましたけど。乗り換えのヒューストン・ジョージ・ブッシュ・インターコンチティネンタル国際空港でも、到着したオースティン国際空港でも、人々はそこそこマジメにソーシャル・ディスタンスを取ってて、一安心。トランプ支持ではフロリダ州と肩を並べるテキサス州なんで、かなり心配してたんですけどね。

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オースティン空港。かなりしっかりとソーシャル・ディスタンスをとってる人

 オースティンに寒波来週で気温は6℃! 寒いので部屋に篭り、明くる朝には帰国の途に。
 またヒューストンに戻る無駄はなかったけれど、LAでのトランジットが6時間プラスという長さ。で、ロス・アンジェレス国際空港に到着すると、国際線がメインのトム・ブラッドリー・ターミナルのラウンジ(ANAとかユナイテッドの=スター・アライアンスの)が閉まってました!
そういうの、HPで告知してました?

 オースティン空港。かなりしっかりとソーシャル・ディスタンスをとってる人

 数年前にターミナルが新しくされて、天井がめちゃ高くなってるし、人も少ないし、6時間プラス、そこで延々待つことにしました。ユナイテッドのゲートまで戻れば、そこにラウンジはあるけれど、もう10分以上歩いて来ちゃったから、もう一度そこに戻る気にはなれませんでしたね。そこが混んでたら……と思うと、尚更。

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オースティン空港のバー。スツールが離れ離れにセットされてました

 夜中の0時過ぎ、いよいよ帰国便に。
 これが意外に混んでましたね。さすがに真隣りに座る人はいなかったけれど、すぐ後ろの席に1人。すぐ前はいなかったですけどね。

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薄くて透明の雨具みたいのと、白いビニールのを重ね着。この後さらに足をすっぽり覆うブーツ的なものも履いて、頭にはシャワー・キャップ的なものを被ってた

搭乗直前、ゲートの前で防護ガウンを着用し始めた人がいて、空港かエアライン関係者かと思ってたら、その人、乗客でした。乗る直前にシャワー・キャップみたいの被って、足元も薄いビニールのブーツみたいの履いて、もう完璧って感じでしたね。飛行機に乗ると、自分の5、6列ぐらい前の席の人が、せっせと除菌ワイプでシート周りを拭いまくってました。こちらの方はフードつき防護服着用。

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紙製と思われるPPE(個人防護具)。こういうの世に出回ってるんですね

 機内では会話する人もほとんどなく……。さすがANA、定刻の朝5時に羽田到着しました。
 5時6分にはもう飛行機を降りてて、抗体検査の場所に着くと、誰も待ってなくて、すぐに唾液採取。
 自己検疫をどうやるか、どこに泊まるか、そこまでの移動手段は……を確認されて、待合室到着は5時30分。
 そして、6時5分、いよいよ自分の番号が掲示板に掲示され……窓口へ。
 係の人に、「陰性です」と言ってもらって、かなりホッとしました。
 渡されたピンクの紙、空港内を移動する際の通行証みたいでしたね。どこかで後に回収されるとかも無く。

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検査で陰性の結果が出ると、このピンクの紙をもらって、入国審査へ進むことがOKに。当局が検疫期間中に健康確認をしてくるそうで、それを電話にするか、LINEにするかを確認された

 入国手続きまで、またかなり長い距離を歩かされますけど、陰性だったの足取りも軽かった……ですね。

 荷物の出てくるターン・テーブルのエリアに行くと、ANAの地上職員の方々(?)がお迎え。なんと、もう荷物は全部フロアに下ろされ、更には乗客ひとりひとりの荷物をカートに分けて載せ、名前を貼って綺麗に並べてありました。
 こういうサーヴィスって、日本ならでは(JALがやってるかは不明)。「ご利用ありがとうございました。またお待ちしています」って小さな手書きメッセージまで貼ってありました。

 通関も人は並んでおらず、外に出ることができたのは、6時15分。飛行機がゲートに着いてから1時間15分!
検査があったのに、無い時より短いぐらいでした。早朝の便だったことが大きいんでしょうが、あんな朝早くから、あれだけ多くの人たちが働いてるってところに感動しましたね。

 レンタカーの予約は朝7時にしてあって、「遅れます」って電話する事態も想定していたのに、実際には45分余り。
 通関を出てすぐの窓口へ。すると、オープンが朝8時。
 なんで? 7時の予約ができてたのに? それは、羽田営業所は7時オープンだから、みたいですね。どうも。未確認ですけど。でも、空港の窓口は8時オープンである、と。
 自己検疫中の身である私は、営業所までタクシーで行くことができませんでした。公共交通機関の利用は禁止なので。

以上

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