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困っている人に優しいインドの方々

インド人のイメージは色々あるかと思いますが、ここに来て困ったときに救われるなと思うのが彼らの素朴な優しさ。一般的に南インドより北インドの方がこの点については語られやすいですが(インド人と一言に言っても宗教地域によって全く性格・性質は異なるため「インド人は」等とは到底語れないのですが)、困ったときには嫌な顔せず助けてくれることも多いです。

他人を信用しない、何も信用してはいけないと刷り込まれている彼らは基本的にはあまりオープンな性格とは言えない(踊っているときは別)のですが、人が困っているときには助けてくれること多数。

チャイ売ってるとこを聞いたら教えてもらったり

たとえば道に迷った時。話しかける人をしっかり選ぶのは非常に重要(服装と人相をじっと見て判断するようにしています…顔に全部出るワネ!)ですが、基本的に誰に聞いても方向を教えてくれます。ただ知らずとも教えてくれる人もいるので必ず複数人に聞いて合っていそうな道に進むようにしています。セカンドオピニオン大事!

マーケット内も入り組んでいてどこに行けばわからないとき(頻発)は聞きまくる

インド人の友人に前「人間は基本的に人に迷惑をかけて生きているのだから、人に迷惑かけられても許してあげるよう教わる」と言われましたが、日常生活(notビジネス)ではそれを感じる瞬間も多いです。(ただそれを逆手にとって「迷惑かけるの当然だろ」「迷惑かけられたらただじゃおかんぞ(論破始まる)」というような人だっています…そりゃあこんなに人がいたらねえ…) 

以前ドライバー(ヒンディー語と片言の英語のみ話せる)とうまく落ち合えず、どうしよう…と途方に暮れたこともありました。その時は近くのおっちゃんたちに「ドライバーと話してくれ(携帯を見せてジェスチャーで伝達)」と伝え、場所をヒンディー語で話してくれ、無事落ち合えたことも。

「ささいなことも人に聞く」という習慣が身に付きすぎて、日本でこれやると「なんでも聞いてくるうざBBA」とXでさらされるのでは…と思ってしまうことも多いです。実際日本に帰る時には「ハッ人に色々聞いたらいけないんだ!」と自戒して帰国します。

ある大きなバザールに行った時には、近くのおっちゃんがバッグを修理してくれたことも。
バザールで安くて派手なバッグを買って歩いていたら、なんとものの5分でバッグの取手が取れたことがありました。可愛いけどすぐ壊れるだろうなとは思っていたもののあまりに派手に壊れたので爆笑していると、全く知らない近くのお店のおじさんが「カバン貸しなさい」とどこからともなくトンカチを出して、叩いて直してくれました…え…?!!しかももちろんお金目的ではなく。こういう方に出会うと本当に国がより好きになるので自分もこういう行いをしていきたい…

トンカチで直してくれてる親切なおっちゃん

また野外でパラタを食べようとしたらあまりに焼きたてで熱く、どうしよう…と思っていたら、隣のマダムが「切ってあげるよ!」と私のパラタを食べやすいように切ってくれたり。優しい…!!! 

観光地では基本騙してくる人がかなり多いので話しかけられても全無視スタイル(強く推奨)。
ある時ラールキラーという観光地に行った際、観光客側のインド人の方にしきりにヒンディー語で話しかけられたこともがありました。警戒心満載で睨んでいたのですが、幸い近くのインドの方が「入場料払った時にアナタお釣り貰い忘れてるわよ、取りに行きなさい」と英訳してくれました。そんなことをわざわざ伝えてくれたのか…と感激。
その直前に乗ったリキシャでぼられモメた後だったので、この国の人は人によってものすごく違うのだと強烈に感じました…

その後チケットカウンターに行くと「マダム君のお釣りこれやで〜」と渡してくれてまた感激。
インドの方に怒り心頭になりそうなことや、もはや爆笑してしまうことも多い日々ですが、こういうあったかい記憶はしっかりとどめていかねばなというのと、自分も外国の方に同様の行いをしたいなぁと思うなど。

ラールキラー。リキシャのおっちゃんとは喧嘩してましたが中身は素晴らしかった!

ビジネスの話になるといきなりシビアな顔つきになることも多いインドの方々🇮🇳彼らのふとした優しさでインドのことを好きになったり、救われたりしています。
インドいいとこ、みんなおいでー!🇮🇳


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