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「男女平等」は平等じゃないかもしれない

こんにちは、かつては「LGBTQ +」の「Q」だった時期もある、エイです。

近年は、女性も働くのが当たり前、むしろ結婚するなら働くのが条件、なんて話も出てくるようになりました。

時代は変わりました。

男女平等、男尊女卑社会をやめよう、女性の社会進出、などなどなど。

男女関係なく、働くのが当然、働いてしかるべき、という風潮が当たり前になっています。

ようやく男女平等な社会が訪れました……と、言ってもいいのでしょうか。

今回は、働くことの平等、ことジェンダーや男女差について、ちょっと話したいことがあるんです。


多くの女性につきまとう「月経前症候群」

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この頃になって感じるのは、かつての男は働き、女性は家にいる、という形には、実は意味があったんじゃないか、ということです。

こんなことを言うと「女性の社会進出を阻むつもりか」と怒られそうですが、そんなことは言いません。

働ける、働きたい方は、どうぞ働いてください。

ただ、働けない、働きたくない人がいることを、日本人は勤勉すぎて、忘れているんじゃないか、ということを問いかけたいんです。


わかりやすい例が、月イチの生理、月経、それに伴う諸症状です。

月経前症候群、とも呼ばれます。

個人差がとても大きく、平気な人はケロッとしていますが、ひどい人だと、うつ病のような症状、起き上がれないほどの痛み、吐き気、頭痛に見舞われます。

いくつもの症状が、同時に併発することも、珍しくありません。


こうした人に、「男女平等だから、女性も男性と同じように働きなさい」
と無理強いするのは、酷な話ではないでしょうか。

何より、「平等」ではありません。
他の人と、明らかに働く条件が違うからです。

元気いっぱいで働くのと、体の痛みや吐き気と戦いながら働くので、同じ賃金しか払われないなんて、不平等でしかない、と思うのです。

しかも、職場によっては月経でもピンピンしているお局様が、「生理ごときで、何をピーピー文句を言ってるんだ」と追い打ちをかけることまであるのです。

社会人になって初めて、「女性が働く難しさ(物理)」を痛感することとなったのです。


昔の慣習は、こうした女性を、休みやすい家の中に、匿うために、あったのかもしれません。

もちろん、元気な人にとっては、ありがた迷惑な話だったことも想像できます。

だからこそ「女性の社会進出」が叫ばれたのではないか、と私は密かに考えていたりします。




男女関係なく襲い来る「気象病」

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最初に、わかりやすい例として、女性の月経前症候群を挙げましたが、男性だって無関係じゃありません。

男女関係なく、人を強制的に不調に陥れる症状は、いくつも存在します。


例えば、気象病です。

天気や気圧によって、頭痛が出たり、動けなくなったり、うつのような症状が出ることもある病気です。

これもまた個人によって差が大きく、平気な人はケロッとしていられますが、辛い人には大問題です。

「全員平等に働くべきだから、勝手に休むんじゃない」

と強要するのは、これまたひどい話です。

一番ひどい、重い風邪の症状のとき、一歩歩いただけで吐き散らかしそうなとき、働けと言われる……狂気の沙汰です。


他にも、生理を遠回しに表現する「女の子の日」と対比する形で名付けられた「男の子の日」に苦しんでいる男性の方も、いらっしゃるそうです。

ホルモンバランスの崩れにより、体の不調が起こる現象です。

全ての男性が当てはまるわけではない上、月経前症候群の女性に比べると少数派ではありますが、苦しんでいる人がいる以上、見過ごすことはできないでしょう。

男性にも、このように定期的に不調が訪れる人がいます。

こうした人に対し、「女じゃないんだから」「月経(前症候群)ほど辛いわけじゃないでしょ」と仕事をさせるのもまた、酷な話です。

その人にとって、「仕事ができないレベルの辛さ」ならば、月経でなくとも十分に考慮すべきではないでしょうか。


平等は「同じだけ与える」ではなく、
「同じ条件になるように与える」

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改めて問います、平等とは何でしょう。
男女平等と言って、同じ仕事を全員に与えるのは、平等でしょうか。

いいえ、違うでしょう。

ご飯3杯でお腹いっぱいになる子供と、ご飯半分でお腹いっぱいになる子供。

両方に3杯あげても、半分あげても、どちらかが食べきれず、どちらかが空腹になります。

平等にしたいなら、3杯のご飯と半分のご飯が必要になります。


平等にするには、同じ量の仕事を機械的に割り振るのは、不十分です。

誰かが暇をして、誰かが倒れてしまうのは、当たり前です。

みんなが同じ時間働いて、同じだけ疲れて、同じくらい回復できる、これが理想です。


では、具体的に、どうすればいいのか。

……残念ながら、私には解決策が思いつきません。


しかしこの記事を読んだあなたが、隠れた不平等に気づけたのなら、なにか素晴らしい考えが思い浮かぶかもしれません。

もし素敵な解決策が思いついたなら、ぜひ実践してみてください。

そして成功したら、多くの人に教えてくだされば、大変嬉しいです。


この記事が、誰かにとっての気付きとなることを、心より願っています。


エイでした。


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