なぜ院に行くのか

今月から院生1年になる。周りが社会人になる年にまた学生として過ごすことに少し取り残された気分になった。電車の乗客を見渡すとスーツを着た新社会人の人がたくさん。年齢は同じはずなのに自分が少し子供っぽく思えた。

4年生が終わりそうになったときに考えていたことがある。「なぜ院に進むのか」

別に研究員になりたいわけでもないし、ずっと学生でいたかったわけでもない。寧ろ、早く社会人になって自分の夢を叶えたかった。
でも、何となくこの2年間を過ごしたいわけではない。

今日、4月以降の研究方針を決めに指導研究員の方とお話をしてきた。そこで話してくれた内容を聞いてやっとこの2年間で何を学びたいのか明確に分かった気がする。

今やっている研究なんて社会に出たらほぼ役に立たない勉強内容ばかりである。院生の生活=研究というイメージがあると思うが、私は研究のことだけを学びに来ているわけではないと考えている。
就職して社会人になったとき、ビジネスマナーをわきまえている人でいられるように、相手に自分の伝えたいことを簡潔に伝えられる人でいられるように、これが院に行く一番の目的ではないだろうか。同い年の人との社会に対する対応力の差をこの2年間でいかにして縮められるかが私の課題である。

社会人としての前置き、準備段階を院にいるうちに習得しておきたい。ラブグラファーとの両立も考えつつであるが。

#大学院 #学習 #社会人

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