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あなたの目の前で起こる一切の出来事は100%あなたのせい

 あなたの目の前に広がるこの五官感覚の三次元の現実世界こそが、バーチャルリアリティだ、と言ってもほとんどの人はピンっと来ないかも知れません。荒唐無稽のことを言っているのではありません。実はそうとは気付かないように仕組まれた超リアルな世界が、この世です。三次元のこの世は、時間の流れに縛られ、二項対立が実在すると勘違いするように仕組まれているのです。

 風の時代と呼ばれる新しい心の時代が始まりました。これからの時代は、この世のしくみの真実がどんどん表に出てきます。それを受け入れられるかどうかが、あなたの運気を大きく左右することになるでしょう。そして肉体的な病気・体調不良から離れられるかどうかも、これにかかっていると言って間違いありません。

 ただ、こういうことは、自分で気付くほかありません。まだ機が熟していない人にとっては、いくら真実だと人に言われたところで、効く耳を持つことができません。

一方で、一旦気付いてしまえば、それはごく当たり前のことになります。そうか、そういうことか、何で今まであんなことで真剣に悩んでいたんだろう、と実感することでしょう。超幸せ・超健康に過ごすためにどうすれば良いかも自ずと明らかになります。
 風の時代になって、こういう人がどんどん増えてきます。どうも地球人類の意識レベルが急速に上がっているようなのです。


今、心が中心の時代に変わる時代の転換点

 今、風の時代に入り、新しい心の時代が始まったというのは一体どういうことなのでしょうか。天体における星の配置が地球の人々の運命に影響を及ぼしている、という占星学は、そう言われるとそんな気もしてくるのですが、どうもぼんやりしていてよく分かりません。ただ、2160年間の天体の周期において、2020年12月に、土の時代(うお座)から風の時代(みずがめ座)に入った、というのが、奇しくも言霊学が示唆する人類の歴史とピッタリと符合しているので、直感的にはおそらくそうなんだろうと思います。この宇宙はフラクタル構造なのだろから、そんな偶然の一致は別に珍しくもありません。

 いずれにしても、地球人類は、今、物質文明発展の時代を終えて、心が中心の時代に入いりつつあることは、どうも間違いないようです。まだ気づいていない人が大半ですが、私たちはいま正に、時代の大転換点の真っ只中にいます。これからしばらくは、過渡期の混乱が続くでしょうから、あちこちで激しい社会の変化が起こります。その過程で人々の価値観も大きく変わっていくことでしょう。

 今、社会の裏側の色々な真実がどんどん表に出てくるようになっているのは、物質中心の時代が終わって価値観が大きく変わってきている証左です。やがて、20世紀までの物質中心主義、弱肉強食の競争社会における常識が廃れ、新しい、心が中心の文明が始まるに違いありません。しかも、これからは、物質科学が究極まで発展した上での心の時代ですから、物と心が車の両輪となる理想的な社会になるに違いありません。もちろん、勝手に理想的な時代になるという訳ではなく、文明・社会を創っていくのは私たち人類なのですが、少なくとも理想的文明・社会を建設するためのお膳立ては揃ったのは間違いありません。完全に機は熟しました!

 まず、このことに気付かないと、これからしばらく続く過渡期の混乱のなかにおいては、中々大変なことでしょう。

「エゴ」が成長の原動力だった時代は終わった

 これからの新しい、心が中心の時代において、どうしたら超幸せ・超健康になれるかという話をする前に、今までの物質中心の時代とは何だったのかについて、少しお話しておきましょう。

 現在までの二千年間というのは、人類にとっては物質文明を発展させる時代でした。それは、人間なら誰もが持っている「エゴ」を原動力として、弱肉強食の競争社会の中で闘いながら、ひたすらに物質科学、経済を発展させてきた時代です。人々の心の中心がずっと「欲望の次元」にあったからこそ、物質文明は二千年かけて究極まで発展することができました。というより、人類にとってどうしても必要だった物質文明を発展させるために、地球人類の集合意識はあえて欲望の次元に捕らわれたままでいたようです。

 人間の心、つまり人間精神の構造は、次元が異なる5つの基本性能が重なり合う形をしています。一番低い次元が「欲望」の次元です。そこから順に「経験知」の次元、「感情」の次元、「選択・実践智」の次元、そして「創造意志」と次元が上がっていきます。話がすこし長くなってしまいますが、人間の心の基本構造を知っておくことはとても重要なので、ポイントを簡潔に述べておきます。

 「欲望次元」とは、五官感覚に伴う欲望の心の働きによる世界で、その社会的活動は産業・経済です。エゴが生み出す世界とも言えます。

 二番目の「経験知」の次元とは、経験を元にしてモノゴトをより良くしようとする心の働きによる世界で、学問や哲学を生み出します。

 三番目の「感情」の次元とは、心に直接響く感動や感情の心の働きによる世界で、芸術・宗教を生み出します。

 四番目の「選択・実践智」の次元とは、先述の三つの心の働きによる世界を、良い塩梅に選択し、コントロールして、すべてがそのままの姿で社会のためになるようにする心の働きによる世界です。道徳、道徳による政治の社会活動を生み出します。

 そして、一番上の次元の「創造意志」の次元とは、全ての現象の原動力となるエネルギーをさします。人間の根源と言っても良いです。これは縁の下の力持ち的なもので決して現象として表には現われ出ることはない心の働きですが、最も根源的で重要なものです。

 以上が人間の精神構造の概略です。

 さて、これまでの物質文明発展の二千年間、地球人類の心の中心は、ずっと「欲望」次元にありました。心がずっとエゴに捕らわれたままの状態だったのです。人間なら誰でも心の五つの基本性能の全てを持っていますが、物質中心の時代においては、全世界の大多数の人々が生まれてから死ぬまで、ずっと欲望の次元に心の中心を置いたまま一生を終えます。「欲望」の他の心の性能は、「欲望」を満たすための手段としてしか使われないのです。いい年をした大の大人が、もっと美味しいものを食べたい、もっときれいな服を着たい、もっとお金が欲しい、もっと権力が欲しい・・・とエゴから離れられない姿は珍しくありません。エゴに捕らわれた一生です。輪廻転生で生まれ変わってもなお、また一生エゴに捕らわれたまま生きているのです。

 でもそれは、個々人の問題というより地球人類全体の問題です。人類の成長の一つの段階として物質文明を発展させる時代があったということなのです。地球人類全体の集合意識が、物質科学文明を発展させようとしてあえて、人々の心の中心を「欲望」次元にとどめて、弱肉強食の競争社会を現出させたのでしょう。どうしてそのようなことになったのか、本当のところは浅はかな人間の考えでは分かりません。神の領域の出来事と考えるしかありませんが、地球人類全体が一丸となって物質科学文明を発展させてきたことは間違いないことは紛れもない事実です。

 二千年もの長い時間、継続して物質科学文明を発展・成長させていくためには、どうしても「エゴ」という強力な原動力が必要だったに違いありません。心豊かな穏やかな社会の中では、激しい競争は生まれませんので、経済・産業は発展しないのです。

 ですから、先述の人間精神の構造もあえて隠されていたのです。心の次元が「欲望」の次元以外にもあることを人々が知ってしまったら、もう人々の心を「欲望」次元に捕えておくことができなくなってしまいます。

 人間の本体は肉体ではなく心であること、肉体が死んでも、心(=魂=意識エネルギー体)は生き通しであることなど、この世と高次元世界のしくみも同じです。あえて人々には分からないようになっていたようです。地球人類という集合意識の意思だったのでしょう。

 それが風の時代になって、一気に人類の意識の上に蘇って来たようです。そうです、人類が欲した物質科学文明は究極まで発展し尽くしました。もう隠しておく必要がなくなったのです。

 さらに言えば、物質科学文明が究極まで発展する過程で、人類は大きな矛盾や問題を抱え過ぎました。人類はもう耐えられない処まで来ていると言って良いでしょう。新しい心の時代へのシフトは必然の結果です。機が熟したのです。

この世のしくみ

 今まで隠されていた、この世のしくみがだいぶ表に出てきているような気がします。この世も含めた高次元世界のしくみがかなり分ってきました。人類の心の成長段階において、もう知っても良い段階になったと考えることができます。人間は新たな成長の段階に入ったのです。

 今までの私たちは、「欲望」の次元における成長をずっと繰り返してきました。人間が成長するために様々な経験をする場がこの世の三次元世界です。この世とは、人間が経験を通じて成長をするための環境です。

 まず時間という制約があります。高次元世界では時間に縛られることはありませんから、時間のどの時点にも自由に移動することができますが、この世では時間は過去―現在―未来へと流れ、それに逆らうことはできません。

 そしてこの世では、二項対立があると勘違いさせられています。生と死、陰と陽、善と悪・・・。二項対立があると思わせる幻想は、エゴを暴走させる巧みなしくみです。恐怖、不安、怒り、妬み・・・などのネガティブな思いが生まれ、それはどんどん増幅され、暴走して止まりません。弱肉強食の競争社会を継続していくためにはうってつけです。

 高次元世界から見れば、時間の制約も二項対立もありません。この世は、二項対立の存在を超リアルな臨場感を持って感じる舞台装置である言っても良くて、私たち人間はこの舞台装置の中に閉じ込められて日々の生活をしているのです。

 でもそれは、一概に悪い事とは言えません。欲望の次元でエゴが暴走するからこそ、人間関係の問題が生じ、病気になります。あなたは、その経験によって様々な気づきを得て成長していきます。それがこの世のしくみです。経験をして成長をするために、わざわざ輪廻転生によって、時間に縛られた二項対立の不自由なこの世に生まれてきているのです。あなた自身(の魂)が好き好んでこの世での試練を経験しているのです。キツイ人生問題や病気で苦しんでいる方は多いと思いますが、この世のしくみを知れば、対処の仕方は自ずと見えてきます。時代はだんだん、キツイ人生問題や深刻な病気に苦しむ必要がなくなる方向に進んでいきます。

この世全てはあなたの思いが創り出したもの

 この世は、ただ心が現れる所(唯心所現)です。あなたの目の前で起こる一切の出来事は、あなたの心が投影して現実化したものです。顕在意識、潜在意識を含めたあなたの心がそのまま現実化しているのがこの世です。

 そしてあなたは、あなたの心の波動の周波数と同じ周波数帯の波動を持つモノゴトしか見えませんし、経験をすることができません。その意味でも、あなたの目の前の現実というのは、あなたの心の内容そのものです。

 あなたが病気になるのは、あなたの心の中心が「欲望」次元にあって、エゴによるネガティブな思いを暴走させていることが根本原因です。もちろん、その経験によってあなたは気づきを得て成長します。どうしても病気が治らないのは、機が熟していないからです。得るべき気づきがまだ残っているからです。換言すると、あなたの心の成長段階が、まだ病気という経験が必要な段階だからです。人間関係の問題も全く同じです。

 さらに言えば、あなたの目の前にいるあなた以外の誰かの病気や人間関係の問題でさえ、あなたの心が投影されたものです。この世の一切の現実は、あなたの心の内容が投影されて現実化したものです。あなたの目の前の人が病気である現実は、あなたの心が創り出した現実に他なりません。

 あなたは、あなたの心の波動の周波数と同じ周波数の現実しか見ることはできません。あなたの心の中心が「欲望」次元にある限り、自分や他人の病気や人生問題が無くなることはありません。すべてが必然のこととして起こっているだけです。二項対立のない高次元世界から見たら、あなたの病気も人生問題もすべて、必要・必然・ベストなのですが、この世にいる私たちにはそれが分からないようになっているのです。

エゴから離れることができる時代

 今までの物質中心の時代においては、心が「欲望」次元に捕らわれていたままでも、ある意味仕方がありませんでした。そう仕向けられていた時代だったからです。でも、これからは違います。あなたは、あなたの意思で「欲望」次元から離れて、もっと上の次元に心の中心を置くことができるようになります。それが風の時代です。

 ただ、自ら何もしないで勝手に、心の中心が「欲望」次元から上の次元に上昇していくということではありません。ひとり一人が自ら気付いて、自らの意思で心の次元を上げていく努力をすれば、それはできるということです。今までの時代は、厳しい宗教の修行を極めたり、武道や芸術や学問などを極めたりしたごく少ない人々だけが、「欲望」次元から離れることができました。これからは、そのハードルはずっと低くなったと言って良いと思います。

 一方で、これからは自分自身で観じて、自ら考え、自ら行動することがとても大切な時代になります。これからは制約のあるこの三次元世界においても、人間にかなり広範囲な自由度が与えられるようです。

 究極まで発展した便利この上ない物質科学文明の利器を活かして、新しい豊かな文明社会を創っていくのは私たち人間です。この世は、ただ心が現れる所(唯心所現)なのですから、私たちの責任は重大です。

 あなたがどんな現実を創り出すのかは、あなたの心の内容次第です。心の中心がどの次元にあるか次第と言っても良いです。あなたの目の前で起こる一切の出来事は100%あなたのせいなのです。

 もう、病気や人生問題で悩んでいる場合ではありません。ひたすらあなたの心の周波数を上げる努力をすることこそ、あなたの超気健康、超幸せな未来を創ることですし、また素晴らしい理想的な文明社会を建設していくことになるのです。

自灯明・法灯明の実践のとき!

 お釈迦様が亡くなる直前に、弟子のアーナンダがお釈迦様に尋ねました。「お釈迦様が亡くなってしまったら、その後、私はどうすれば良いのでしょうか。何を拠り所にすれば良いのでしょうか」それに対してお釈迦様は「自灯明・法灯明」とおっしゃったという逸話があります。

 自灯明とは、自分自身を拠り所にしなさい、ということ、そして法灯明とは、大自然の宇宙の法則を拠り所にしなさい、ということです。

 つまり、自分の外の大いなる存在に頼るのではなく、あなた自身の心を拠り所にするんだよ、と言っているのです。あなたの外に大いなる神など存在しません。この世の一切は、あなたの心が創り出したものなのであって、あなたの心以外に神など存在しないのです。あなたの中の内在神だけが神だと言っても良いです。

 あなたの心は、高次元世界のサムシンググレート(=空=太一=ゼロポイントフィールド・・・)に直接繋がっているのだから、心のノイズを浄化して直観力を磨き、直観力を信じて素直に考え、行動するのが良いのです。法灯明とはそういうことです。

 悟りの境地に至るための方法を説いた仏陀の教えですが、これからの時代は、悟りの境地を確信するだけに留まらず、悟りの境地において心を働かせる実践をする時です。超健康・超幸せな人生はあなたの心次第で実現できます。あなたの思いがこの世の現実を創るのです。自灯明・法灯明を胸にして、自ら観じ、自ら考え、自ら行動していきましょう!

 ちなみに「観じる(かんじる)」と「観」という字を当てたのは、感情に流される「感じる」ではなく、実相を捉える、直観を磨いてインスピレーションを受け取る、という意味を込めたかったからです。最後に余談でした。

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