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【音楽感想】ZXLEAP

(いつもの: この記事は個人の感覚・感想で公式なものではありません)
Re:zxからM3-2020秋でリリースされた「ZXLEAP」の感想です。

Re:zxとは

Vsingerの乃々花りあらさんと作曲家のYumeさんのユニットです。


りあらさんは2020/11現在で半年と少し前に活動を開始し、「Face of Fact」や「Eternal Destiny」などコアな曲の歌ってみたを公開しながら、Re:zxとして2020/8月ぐらいにファーストシングル「unReaLine」をリリースしてます。歌のほかには動画作成なども手掛けていて、最近注目されているVtuberの「月野木チロル」の歌ってみた動画も作成しています。
またVJなどリアルイベントも精力的に行っています。(VJ/DJにはほとんど興味がないのでよくは知りませんが……)
タイトル画像はりあらさんが今回のシングルより少し先に出したグッズのアクリルフィギュアです。
https://www.youtube.com/channel/UCuUDwtPwqcxkxFzEZEprA9w

YumeさんはDEFNITY SOUND SYSTEM(略称 DSS)として活動している作曲家で、Sennzaiさんなどにボーカルを担当してもらって曲をリリースしています。moraなど各種配信サイトでも聴けるので、興味があるかたはDSSで探してみるといいでしょう。
いわゆる民族音楽的なものから、テクノ・トランス系の曲調がメインのようです。Re:zxも今のところはトランス系の色が強いです。

感想

1. Zxleap
蹴り上げるような一音から始まる、比較的テンポのゆるやかなテクノサウンド。続く歌声もエフェクトが強く電子音声の歪んで聴こえます。そしてその電子のような歌が紡ぐのは、無機質で無力な世界観です。
「信じた世界さえ嘘になるなら/せめて壊された夢の続きを見させて」
これはBメロの一節ですが、このBメロの前後で無機質に稼働するテクノサウンドが一度静止するように沈み込んだりします。フレーズや進行は単純ですが、こう動きがちょっとうまいなあと思います。
またこの記事の冒頭にPVをリンクしていますが、このPVでも静と動を意識した作りがされています。興味があったら是非見てみてください。

2. Phantasma
1曲目とは少し変わって柔らかめのビートから、少し長めの前奏を流します。そして静かに始まる歌は、すみやかに駆け上がり、なおも届かない「空」へ訴えるように高まります。
「通り過ぎた答えを探し出すため行くんだ」
「進んでいく」
その2番サビのあとの英語の感想、凪いだような伴奏でのCメロというかラストサビで歌のパートは終わり、あとは演奏で終わります。ここのギターソロも良いのです。Yumeさんの曲はこういうのが多いですが毎回ツボだったりします。


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