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【インド就職】インドの祝日・休暇制度

インド会社で働く上での祝日や休暇制度を紹介していきます。


祝日

祝日は、州や市によって固定している祝日(Public Holiday)と、従業員本人の宗教に応じて適用される任意祝日(Optional Holiday)があります。

日本のように年末年始の長期休暇やGWのような政府の計画連休のようなものはなく、基本的に各州や地域でメジャーな宗教のお祝い事に基づいて設定されています。

インド全土で祝日になるのは

  • 1月1日の元旦

  • 5月1日のメーデー

  • 8月15日の独立記念日(1947年にイギリスから独立)

があります。
南インドでは元旦よりも、1月中旬にある旧正月のようなものを祝う文化が根強く、元旦自体は祝日ですが、お祝いをする雰囲気はあまりありません。

また、後者の任意祝日は、イスラム教などメジャーではないが一定数いる宗教の人々に向けた取り組みです。

これらの祝日情報については、社内ウェブサイト(=「イントラ」)にExcelで表にまとめてあることが多いです。

年次休暇(有給休暇)

Annual Leaveと呼ばれます。
年次休暇の制度自体は日本と同じで、1会計年度で一定の有給休暇の日数が割り当てられて、余ったら次の会計年度に持ち越せるといった趣旨の休暇。

会計年度の始まり月に一気に割り当てられる場合と、1ヶ月に2日づつ割り当てられる場合があり、後者の方が多い印象です。

カジュアル休暇

そのままCasual Leaveと呼ばれます。
突然の家族のけがや病気など、何か私生活における緊急事態があったときに使える休暇です。
日本だとこうしたときに、有給休暇を使わざるを得ないのでありがたい制度です。

日数は会社によってまちまちですが、会計年度内での余剰分は次の会計年度に持ち越すことができません。

病欠

Sick Leaveと呼ばれます。
日本ではあるかどうかは会社によりますが、実はインドでも同じで、ある会社もない会社もあります。


前職の日本での就業時と、現在のインドでの休暇日数を年単位で比べると、
(日本)有給休暇+祝日=(インド)有給休暇+祝日+カジュアル休暇+病欠
といったところで、休める日数自体にあまり変わりはないように思います。


結婚休暇

インドではお見合いで結婚、結婚式の後すぐにハネムーン旅行に出かけるのが通例なので、4-5日の休暇が認められていることがあります。

インドの外資企業だと結婚休暇は無いことの方が多い印象です。

慶弔休暇

マタニティ・パタニティ休暇

慶弔休暇(Bereavement Leave)
マタニティ休暇(Maternity Leave)
パタニティ休暇(Paternity Leave)と呼ばれます。

これらは制度や休暇目的自体は日本と一緒です。
外資か日系企業かどうか・多様性などに力を入れている会社なのかなどによって休暇日数や条件などが変わってくるので、インドだから・・といったような違いはありませんでした。


以上、インドでよくある休暇でした。

また、休暇の取りやすさについては、取りやすい雰囲気(外国人採用だからかもしれませんが)ですが、基本的に配属先や上長によるというのは日本もインドも共通かもしれません。

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