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Q&A ヘナの置き時間(放置)は何時間まで?


ヘナに関する質問をよくいただきます
その中でもよく頂く内容を、数回に分けて紹介していきたいと思います

ヘナを自宅でする場合 置き時間は何時間まで?

ヘナは置くほどに良く染まると言われていますが
何時間までOKなのでしょうか?
長時間放置するメリットとデメリットを整理してみましょう

ヘナは長く置くほど良く染まるのか?

ヘナの色素は毛髪に浸みこむように付着していきます
髪の毛は0.05~0.15mmと言われています
染まる部分の容量が少ないことが分かります
なので髪に色素を抱き込む量にも限度があります
太い髪には容量がありますので長時間置くことでそれだけ色素を含むことが可能です
一方で細い髪に関しては容量が少ないのでそれだけ色素を含むことが出来ません
長時間置いたことによって必ず濃く染まるとは言えません

長時間放置することで肌への負担は?

ヘアカラーと混同してしまった方からこういった質問があります
ヘナは長時間放置しても頭皮に負担はありませんか?
人間の皮膚はPH4~6であることが一般的です
ヘナペーストのPHは4程度ですので肌に負担は無いと考えます
しかしヘナの色素であるローソンは高濃度の場合皮膚表面に腐食(刺激)を起こす可能性があります
長時間の放置した場合 皮膚の弱い方などは痒みが出ることもあります
長時間の定義は人それぞれなので一概に何時間と言えませんが3時間を最長と考えています
ヘナを塗ったまま寝るという方もおられますが私たちの立場ではそれを推奨することは出来ません

ヘナは陰性の植物であるということ

インドでは暑くて寝苦しい夜にはヘナペーストにココナッツオイルをブレンドして使用します
そうすると体が穏やかに冷えよく眠れると言われています
インドでは酷暑期には40度以上の日が続くのでその効果は非常に有難いものだと思います
一方日本はインドよりも気温が低いことが多いのでそのような利用方法は体を冷やすことに繋がります
Graciasでは夏場でもお客様の体感温度を常に気に掛けています
また妊娠中・生理中・病中病後などは特に気を付けます
しかし、冷えということに過剰に反応する必要はありません
その冷え方というのは以下のようになっています
ヘナを塗布する→体感温度が上がり温かく感じる
体温上昇が起こる→体は冷やそうと反応する
体温がヘナ前より少し下がる
こういった感じになります
タイミングとしては体温上昇の半ばで置き時間を終えるそのタイミングは45〜90分と体感で感じています
これらの体感は人によって異なりまりますのでご自身でヘナをする場合にも少し気に掛けて頂ければと思います

美容室におけるヘナの放置時間は?

私達美容師が施術する美容室での放置時間
Graciasでは45〜90分を目安に調整を行います
・お客様の体感 
・染まりやすさ 
・狙いの色彩
こういった要素を加味しながら調整を行います
濃く染まることを求めるお客様ばかりでは無くトリートメンやグレイジングを目的としたお客様もおられます
こういった場合は15分程度で放置時間を終えることもあります
このあたりは現場勘というものが大切になってきます
Indeyherbsのプロフェッショナル講座ベーシックではこういった内容を実習などもふまえながら学んでいきます
ヘナ導入を検討している美容師さんはモニターをすることをおすすめします

ヘナを塗ったまま寝るとどうなる?

これは時々ネットなどで見かける状態ですが私達から見ると過剰な置き時間と考えます
睡眠時は体温も低下します
更にヘナの作用によって低下する恐れがあります
またヘナを塗布した状態とは濡れた状態とも言えます
頭が濡れた状態で睡眠をとることは冷えに繋がります
頭皮にヘナを付けたまま寝るということは積極的に冷やす行為となります
それによって不調が出ない方はOKかと思いますがメーカーとしては推奨はいたしませんまたヘナの経皮吸収を促したいという方もおられると思いますがヘナの成分は積極的に体内に入れると良いと言うわけではありません
どんな成分にも許容量があります
またヘナの成分は非常に強いエネルギーを持っていますので長い時間を置かなくても良いかと思います

ヘナの質問沢山頂いておりますので随時こちらで紹介していきたいと思います
もし気になることがありましたら是非メッセージや問合せフォームなどでお寄せください!


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