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モロカンヘナから学ぶ世界情勢

2017年に発売されたサハラシリーズ
モロッコ産のヘナとアルガンオイルをリリースし5年以上が経過しました。お陰様でモロカンヘナも2022年入荷分は間も無く売り切れとなります。
そこで2023年分の製品原料確保の為に、モロッコを訪問してきました。
結論から言いますと、2023年のモロカンヘナの原料は9月頃まで収穫が難しく、一時欠品となります。
その事情や背景について、今回のブログに記していきたいと思います。

モロッコでのヘナ不作

今回モロッコを訪問し、自然環境の変化が大きなことに気付きました。
気温は例年を大きく上回り、更に9ヶ月以上雨が降っていません。
水源が枯渇した地域も多いとのこと。
そういった影響なのか、ヘナ畑にある作物は種と花ばかりで葉の量が極端に少ない状態です。
収穫したところで、歩留まりも悪く品質も決して良いものではありません。
現地の農家もヘナの需要が多い夏に不作となり困惑している様子です。

ヘナ収穫の目処

こういった状況ですが、少し立地の異なる畑を利用し9月を目処に良い品質のヘナが収穫できることを確認してきました。
このエリアでは土壌や水質が安定していることや、既に作付したヘナの生育が良好なことから、暫くお時間を頂くものの、確実に製品を作ることが出来る目処が立ちました。

異常気象

こういった事情で、今年のモロカンヘナの製造は大幅に遅れることとなりました。
自然は人間の思うようには行かないことは重々承知であるものの、異常気象の影響がリアルに感じられます。
日本でも台風の影響により、様々な農作物が被害を受けています。
こういった状況は世界中で散見され、異常気象とどのように向き合うのかを再考する必要があります。

モロッコ滞在を通じて感じたこと

モロッコの成長

今回のモロッコ滞在では、世界の歩むスピードの違いを感じてきました。
物価は既に日本と大きく変わらない状況で、昨年の滞在時よりも全てが割高なイメージです。
また、モロッコ北部の開発スピードはアフリカ大陸では目を見張るものがありました。
様々な高度産業がモロッコに進出し、長期的な経済成長を予感させます。

モロッコの大自然

何度もモロッコを訪問していますが、いつも感じることは自然の豊かさです。
オレンジジュースやサラダは完全なオーガニックなので、味の濃さが違います。
日本のスーパーの商品が本物なのかと疑いたくなります。
品種改良などせずとも、良い土と良い水と良い空気によって本物の野菜やフルーツが食べられます。
また、自然エネルギーや資源が豊富で、エネルギーの観点においても、豊かな自然環境が生かされています。

日本がモロッコから学ぶべきこと

モロッコは、とにかく人間が面白い。
多くのモロッコ人は旅人に非常に優しく接してくれます。
旅行者はモロッコにおいて大切なお客様だからです。
日本もホスピタリティが高い国として知られていますが、モロッコはやりすぎなぐらいホスピタリティが高い国なのです。
日本人はシャイな性格なので、率先して親切をすることはありません、しかしモロッコではお節介なぐらい親切な時もあります。
順番待ちの列でも旅行者に順番を譲ったり、食事をシェアしてくれたりと。
しかし、お金の話になると目の色は一瞬にして変わります。
これもまた、日本人が学ぶべきことなのかもしれませんがw



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