"あい”ある体験【イベントレポート】

久しぶりのnoteになってしまいました。INDEEGOの安藤です。タイトルいきなりダジャレで始めるという現役大学生らしからぬおじさんっぷりですがご容赦願います。

さて、今回は先週行ったINDEEGOのメイン事業の一つ、小学生に向けた藍染め体験会のイベントレポートを書いていきたいと思います。


そもそもの目的の話から始めます。

僕が普段先生をしているスポーツ教室の子たちに何とはなしに藍染をしたことがあるかを聞いたことがありまして。今思うとすごい偏見なのですが、徳島の子供たちは皆すべからく藍染をやったことがあると思っていました。でも、幼稚園でやったけど覚えていない子、そもそもやったことがない子が意外と多くて。

こんなにも、徳島といえば藍、といわれている中でその地域を担う子供たちがその文化を体験した記憶がないのは少し寂しい。だからその機会を事業として作ってみよう!というのが目的です。


さて、当日です。子供たちはとても真剣に説明を聞き、自分のつけたい模様をイメージして作業を行っていました。

簡潔に書くとこんな感じなのですが、もう少し詳細に書いてみますね。

染料の液には発酵させた藍の葉(すくも)が入っています。これ若干刺激臭がするんですよね。そこに手を突っ込んで染める。液は冷たいんです。さらに、染め上がりはみなさんご存じ藍色なのですが、染液の段階では茶色っぽいんです。酸化されることにより色が変化するんですね。不思議です。

さまざまな感覚が刺激される藍染を子供たちは五感をフル活用して、存分に楽しんでくれていました。


また、当日は保護者の方も子供たちと一緒に藍染めをしてくれていました。なんなら親御さんのほうが楽しんでいたくらいです。一緒の鍋に手を入れて、触れ合いながら藍染しているのを見ていると、こっちまで幸せな気分になってきました。

きっと藍染しているときの記憶は子供が大きくなるにつれ薄れてしまうでしょうが、一緒に何かをやったということは案外忘れないものです。藍染は物も残るので、きっと素敵な思い出の一つになってくれると思っています。

体験会中の表情がみんな笑顔だったことがこの事業をやっていて、一番うれしかったことです。とても幸せです。


あと、子供たちに教えてもらえたことが一つ。

「なぜ」を探求することです。


会場に入るなり、「なんで臭いの?」「この模様どうやってつけたの?」「なんで藍染の人手が青いの?」たくさんの疑問を見つける子供たち。

大人だと「臭っ」「綺麗」「手の汚れ落ちんのかな」そこで止まってしまいそうになります。

疑問を見つけ、ワクワクする力のある人であり続けたいと思わせてくれた子供たちには感謝です。


さあ、書きたいことが多くまとまり切らない文章になってしまいましたが、こんなところで終わりにしたいと思います。

最後にこんなかけがえのない体験の機会を作ってくださったAizomeBase Shinmachi様、本当にありがとうございました!



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