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ドバイ料理って?難民が作る料理への想い

ドバイ料理、と聞いてすぐにメニューが思い浮かぶ人は、あまりいないかもしれません。

アラブ首長国連邦の都市、ドバイはオイルマネーで潤う砂漠の中の観光地のイメージです。ドバイ特有の料理というよりは、中東のさまざまな料理、アラブ料理を指すようです。

私が手伝っている難民を支援する団体で、恒例の草むしりがありました。
小さい庭があるのですが、毎年夏になると雑草が生い茂ってしまいます。
そこで、スタッフやインターンで草むしりと枝払いをしました。

久しぶりに集まる機会なので、難民として日本にきたFさんがドバイ料理をランチに作ってくれました。

レバノンフムス、パレスチナサラダ、カブサチキンライス、チキンとじゃがいもなどの煮込み、ピスタチオのパイのデザート。

みんなでシェアして簡単な食事でいいと思っていたら、なんとフルコースに!料理好きのFさん、難民認定が下りた今では飲食店で働くプロの料理人です。いつもシェルターでたくさんの料理を作っていました。

難民として申請しても、日本ではほとんどの人が難民認定されないのが現状です。他の国では難民として認められるようなケースも、日本では認められないこともあります。

日本は、1981年に難民条約に加入しています。
国に帰ることができない人がいれば、受け入れる約束をしていることになります。ウクライナ避難民の支援も開始していますが、「避難民」としてあくまで一時的な支援のみ想定しているようです。

各国の政治状況は刻々と変わるなかで、いったん日本へ逃れてきた人たちの事情も変化します。柔軟な難民認定制度が必要です。

料理はその国のことを知るきっかけになります。
日本に住む人に、その国の魅力を伝えられることができれば、理解も進みます。

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