【アーセナル】24-25 第9節 リヴァプール戦 マッチレビュー
(H)アーセナル ー リヴァプール(A)
24-25 プレミアリーグ第9節
首位を走るリヴァプール相手の大一番。
サリバの前試合の1発退場🟥による出場停止の為、DFラインにものすごく不安がある中の対戦。さらに、キャプテンのウーデゴールが戻ってきていないことを含め、飛車角なしであることが懸念点だ。
個人的に、ルイス・ディアスに警戒しているが果たして…
観戦媒体:U-NEXT
キックオフ:2024/10/28(月) 1:30(日本時間)
前半
サリバの欠場を埋めるべく、だれかを抜擢するかと思いきや、右SBが本職のベンホワイトをCBにスライドさせてボランチのトーマスを右SBにスライドさせる、というアルテタの求めるユーティリティ性がフォーメーションに出た形だ。
トーマスも右SB経験は何度もあるが、主戦場ではなく、序盤は不慣れさが露呈してルイスディアスに背後を取られると怖いシーンがあった。しかし、俊敏性には劣るものの、効率の良い間の詰め方で一対一対応を上手く凌げていた印象だ。
また、この試合でもところどころマルティネッリの復活の匂いがするが今季はまだまだ苦戦が続きそうだ。
9分 サカのゴール⚽️
FKでベンホワイトのロングフライスルーパスから抜け出し、ロバートソンとの一対一を上手くかわしてニアハイをぶち抜いた🔥
前節ボーンマス戦での攻撃の停滞に、彼の必要性を感じていたが、ワンチャンス決められるサカの大きさを誰もが感じるゴールだった。
13分 守備への戻り
ティンバーのボールロストから暫く守備を敷かざるを得ない時間が続いた。しかし、アーセナルの戻りが早く、リヴァプールにボックス内に侵入させぬよう10人で耐え抜く。
14分 サラーのシュート
メリーノのボールロストをサラーがダイレクトでシュート。巻き気味のシュートはゴール右へ外れ事なきを得た。
18分 ダイクのヘディング弾⚽️
17分にダイクのロングフィードからディアスが抜け出して、トーマスがゴールラインから出すような形でクリアに流れたが、そこで得たコーナーキックをディアスが逸らしてダイクがコースへ流し込んだ。セットプレーによる嫌な得点ではあるが上手さによってやられた。仕方なしか。
20分 ライスのFK
ライスのフリーキックの質が高くて毎回結構期待させてくれる。
35分 メリーノのトラップ
メリーノのトラップが上手すぎた👏
また改めて、要所要所で戦術理解度の高い選手であることが窺えて加入はポジティブなものと評価できる。
40分 アーセナルのパス技術
ワンタッチパスのキレが世界最高峰。相手陣内で確実なシュートへ持っていけるようワンタッチでそれぞれがボールを繋いでいく。足元の技術がが全員高いことが窺える。
42分 メリーノゴール⚽️
メリーノ、アーセナルでの初ゴール🔥
トーマスがファールをもらったセットプレーから。セットプレーコーチ、ニコラジョバーが映像に映し出され、何かを確認。こういった期待のあるフラグ大好きです。ポジティブに回収できて良かった。
45分 前半のクロージング
ゴール後、リードして後半に入りたい、という意思で守備時は全員でブロックを敷いた。守りながらもワンチャンでカウンターもいけます、という姿勢の準備もまた素晴らしかった。
後半
後半3分 マガリャンイス、テディベア🧸
一旦ここでマガリャンイスが座り込む。
後半9分 マガリャンイス負傷交代
マガリャンイスの負傷交代でキヴィオル投入。これ以降失点せず締めくくれば評価が上がるという場面。結構キヴィオルにはアーセナルにとってネガティブな交代で投入されることが多く、良い舞台が用意されることが多いのではないでしょうか?頑張ってほしいし期待をしています。
後半18分 リヴァプール3枚替え
ルイスディアスのドリブル突破・切り込み、読めない動きが厄介なので個人的にはルイスが下がってくれるのはポジティブな面が多いと感じた。
リヴァプールの左WGでは過去に絶対的な存在だったサディオマネ、彼が退団したとてそれに衰えないクオリティをディアスは持っていると感じている。
その後もリヴァプールが押し込む展開が続いていく。
64分 キヴィオルのクロス対応
マガリャンイスの負傷により代わりに54分に投入されたキヴィオル。全体的に入りはまずまずで、クロス対応も悪くなく敵のカウンターになるような場所へ弾き返すこともなく良かったと言えよう。
後半31分 アーセナル、スケリー投入
リヴァプールに持たれたり、アーセナルが持っていても保持だけで終わってしまうアーセナルにとってややネガティブな展開が続いていた中で、フィニッシュで終えられた。少し動きが出てきて良かったと感じる。
81分 サラーのゴール⚽️
マルティネッリが仕掛けていったところで奪われてからカウンターによる失点。まだまだマルティネッリの復活は遠いと感じさせられるカウンターになった。マルティネッリが波に乗る時はフィニッシュで終えられるからだ。
さらに、残り10分というしんどい時間になり判断が怪しくなってくる時間で、被カウンター時にキヴィオルも前へ出て行って付いて行った、付き合ってしまったのが裏目に出て、ホワイト1人では守りきれず空いたスペースに打ち込まれた。
皮肉なことにマガリャンだったら対応を間違えなかった気はしてしまった。
また、マルティネッリが仕掛けきれず奪われてカウンターを喰らったが、奪うに値するコナテの終始牙城感はとてつもなかった。
自画自賛するような言い方になるが、サリバマガリャンのクレバーコンビに対して、ダイクコナテのそり立つ壁感は毎度脅威だ。
以降、アーセナルも再び勝ち越そうと得意のボール保持で敵陣で持つ時間もあるが深くまでは押し込めず。
また、被同点弾後はハヴァーツへのボールの収まりもほとんどなくなり大きな決定機はお互いなく試合終了。
試合結果
(H)アーセナル 2-2 リヴァプール(A)
総括・課題
今節このカードの主審はアンソニーテイラー。ビッグマッチで選手以外でこのおじさんにも注目が集まったが暴れることなく裁き切った。
得点シーンに関しては、お互いの時間がある中で、両者あるチャンスを手放さずモノにして2点ずつ入れ痛み分けとなった。
アーセナルはサリバ不在の中、なんとか勝ち点1という気持ちと最後の10分の戦い方に課題が見えた。2-1で勝っているまま、ほんのあと1,2分耐えることができれば守備体勢へ考えがシフトできたことだろう。守備に徹するには少し迷う時間帯に同点にされた格好だ。
また、攻撃面の課題はまだまだウーデゴールが不在の限り続くと見ている。1点目もホワイトからのロングフィードからの得点でほぼセットプレーのような形、2点目は完全にデザインされたセットプレーによる得点。
流れによる得点がボーンマス戦からできていないし、匂いがしてこない。次節ニューカッスル戦をこの課題を抱えてどのように挑むであろうか。
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