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玄米の炊き方で意識する3つのポイント!

玄米は炊き方を間違えると、食感がかたくなり、パサパサして美味しくなくなってしまいます。

玄米自体は、栄養価も高く、体に良い食べ物ですが、美味しくなくては、食べ続けることができません。

そこで、ご家庭でもできる玄米を美味しく食べるための3つの方法をお伝えいたします。

玄米のおいしい炊き方の秘密①「玄米の洗い方」

玄米に問わず、お米の洗い方には2種類あります。

1つ目は、力強くゴシゴシと研ぐ方法

2つ目は、優しく混ぜるようにして洗う方法があります。

どちらも間違いではなく、お米の状態によって洗い方が変わってきます。

1つ目の「力強くゴシゴシと研ぐ方法」は、主に白米(精米から2週間以上経過したもの)の場合に使用します。

理由としては、

精米から2週間以上経過した白米は、酸化が進み劣化が進んでいるため、表面の汚れを落とすために、お米とお米でゴシゴシを研ぎ合うことで、表面が綺麗になり、美味しさを引き出すことができるからです。

ただし、力を入れるため、お米が壊れやすく、中のデンプンが溶け出し、炊き上がりがベチャベチャになりやすいという欠点もあります。

2つ目の「優しく混ぜるようにして洗う方法」は、主に玄米や白米(精米いから2週間以内)を洗うときに使用します。

ざるに水を入れて2回ほど優しく洗うことで汚れを取り除かれます。

力を入れて研がない理由としては、

お米を壊さないためです。玄米は、酸化しにくいため、力を入れて研ぐ必要がありません。そのため、優しく洗うだけで美味しく炊けます。

玄米のおいしい炊き方の秘密②「玄米を浸水させる」

美味しく玄米を食べる為には、浸水がもっとも大切です。

と言っても、浸水はとても簡単で、玄米を水に浸すだけです。

しかし、重要なことが1つあります。

それは、「玄米を発芽するまで浸水すること」です。

いわゆる発芽玄米にしないといけません。

浸水にも色々と方法はありますが、一般的な浸水方法で、発芽するまでの浸水時間は下記の通りになります。

【浸水時間目安】

春→24時間

夏→12時間

秋→24時間

冬→48時間〜72時間

※ 室内の大きさ・日当たり・室温などで条件は変わります。

玄米は、白米と違い、糠(果皮・種皮)で覆われているため、玄米の中に浸水するまでに時間がかかります。

手間を省くため、つい浸水をせずに炊いてしまいがちですが、浸水の工程を行うことで、美味しさは格段に上がります。

美味しく炊くための2つ目のコツは、「発芽するまで玄米を浸水させる」ことです。

玄米のおいしい炊き方の秘密③「炊飯と水の加減」

炊飯を行うためには、土鍋・炊飯器・電子レンジなど方法はいくつかありますが、今回は、炊飯器で炊く方法をご紹介します。

お米を炊く工程は大きく分けて、下記の3つの工程に分かれます。

①浸水
②炊飯
③蒸らし

【①浸水】がしっかりとできている場合、調理時間の短縮するため、「白米モード」で炊飯します。「玄米モード」で炊かなくても、大丈夫です。

※炊飯器の「モード」の違いについては、「炊飯器で美味しい玄米が炊ける!もちもち玄米を炊くモードの選択方法」ご参照ください。

水加減について

白米は、同量の水(例:1合150gの場合、水150g)炊飯できます。

玄米は、浸水した玄米に限って、【玄米g量×1.1~2.0倍】の水の量で美味しく炊けます。

最近では、炊飯器内の窯の内側に、玄米の合数に合わせて線がかかれているので、その線を参考にして炊いて下さい。

あとは、お好みで、

硬くしたい場合→水の量を減らす

柔らかくしたい→水の量を増やす

ワンポイント!

白米と玄米の大きな違いは、白米は炊きたてが美味しいですが、玄米は、炊飯後、約1時間〜が柔らかくなり美味しくなります。炊きたては、プチプチしていて、少し抵抗を感じる方が多いようです。

以上の3つのコツをしっかりと守ることで、玄米の美味しさが180度変わってきます。

玄米を美味しく炊くためには、時間は必要ですが、体にとてもいい食べ物なので、是非ご家庭でも試してみてください。


【お礼】
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
元々、「褒美玄米専門店 稲妻家」というレストランを営業しておりました。
コロナの影響もあり、2022年12月末で閉店し、「雑穀米ギフト専門店」のネットショップ事業へと転身しました。
もしよろしければ、ホームページや楽天市場店などのリンクがございますので、覗いてみてください。

合同会社 稲妻家
代表&管理栄養士 藤原 拓也

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