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会社選びは箱選び。

新卒での就職活動も、中途での転職活動も、希望する会社に入ることがゴールではなく、そこからがスタートであることは、誰もが周知の事実であろう。

しかし、いざ入社する会社を選ぶフェーズになって、給与や手当・福利厚生、残業時間の少なさや有休消化率などの情報がチラついてしまい、最終的に損得で決めてしまいそうになる、そういった方も少なくないのではないか。

もちろん、給与も制度も働きやすさも、大事な会社選びの基準ではあるものの、そのモノサシのみでの判断となると、他力本願というか、近視眼的なモノの見方になってしまう。
また、それらはアンコントロールなモノであることが多く、変化が発生した場合、「想定とは違った」ということにもなりかねない。


僕は会社説明会などの採用活動の場で、会社を「箱」と例えて説明することが多い。

会社を「箱」に見立てて、会社の規模やネームバリュー、事業内容やサービス、制度や環境、カルチャーや働くヒトなど、全てひっくるめて、箱の「中身」とする。

自分自身もその「箱」の「中身」になる訳だが、その中で安住するのではなく、その箱自体や中身のモノを、どう使い倒そうかくらいの気負いで、存分に活用してほしいと思っている。

働きやすくするための制度や仕組みも、働く人がパフォーマンスを発揮できるようにするためのものであって、その会社に入るメリットでも何でもない。

制度や仕組みは手段であって、権利ではないのだ。

「会社はあくまで“箱”であって、生かすも殺すも自分なんだ!」くらいの気持ちでありたい。

そんな心構えで会社選びをしてみると、損得にブレることなく、本当に自分が輝ける“舞台”を見出すことが出来るのではないか。


*INAZUMAN*

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