『ソニックフロンティア』真ラスボスの台詞 日英比較 (+ちょっと考察)

※ネタバレ注意







英語版

Sonic: He took your home world! He took your lives!
Are you going to let him do it all over again?
I need your help! We can end this! Please!

THE END: Mortal, you have served your purpose.
Now face your End.
I am the all consuming void.
What can one mote of golden light illuminate within the abyss?
Countless stars. Countless worlds. Countless lives. All fell to me, all brought to nothing.
All the teeming chaos of creation?
Brought to order. To neutrality. To nothing. I saw your mind as you ran through my prison. You have fought machines and gods. They were mighty. They were finite. I am Infinite. I am nothing.
You struggle as so many have done before.
You will be consumed like all those before you.
I saw your mind. Your courage never wavered. Why? Arrogance? Ignorance Stupidity? I was contained once. Once. Is that why?
My captors bent time and space. My captors built a whole reality to contain me. My captors burnt their souls away to fuel their engines.
And you? You glitter; you fly above me like a gnat.
I am inevitable, I cannot be denied.
You strike this incarnation with all your might.
It changes nothing.
You are not brave; you are not victorious.
No matter what form I take. The End comes for you all!
(ソニック:ヤツはキミの故郷を滅ぼし、多くの命を奪った。
そんなことはもう繰り返しちゃいけない!
力を貸してくれ!一緒に終わらせるんだ!)

THE END: 人の子よ、汝は役目を終えた。
終焉を受け入れるがよい。我は全てを飲み込む虚無の存在。
塵にも等しい煌めきが、深淵で何を照らせるというのだろうか。
無数の星、無数の世界、無数の生命。何であろうと我には敵わなかった。万物が灰燼に帰したのだ。
森羅万象は我が調律に、裁定に、虚空に屈した。
我が牢獄の中で汝の志を見てきた。汝は強大な機械軍、神をも撃ち倒した。だが、それらは限りあるもの。我は無限の存在である。
汝は幾度となく立ち上がる。
汝は眼前の有象無象同様に屈する運命。
汝の志を見てきた。汝の覚悟は揺るぎない。何故だ。それは傲慢か。無知か。愚鈍か。我は一度封印された。一度だけだ。それが理由だとでも言うのか。
我を封印した者共は時空を歪めた。彼らは我を封印するべく現実そのものを構築した。
彼らは前へ進むべく魂を燃やし尽くした。
そして汝は。汝は光を放ち、害虫のように飛び回る。
我は運命そのもの。逃れることはできぬ。
汝は全力で立ち向かう。
だが何も変わらない。
汝の怯懦は敗北をもたらす。
我が如何なる存在であろうと、全ての生命に終焉が訪れるであろう!)

日本語版

ソニック: 電脳空間で全て見てきた。
キミももう気づいているハズ…オレが運命の因果を断ち切ってみせる!
力を貸してくれ! 一緒に終わらせるんだ!

THE END: 我は宇宙の秩序を司る調律者であり、裁定者。
我が光は裁き。万物を融解させ、原初の塵へと帰する者。
如何なる物も、無限の光から逃れる術は無し。
答えよ。小さき生命よ。
我が調律と裁定があってこそ、遍く生命は安寧を得ることができる。
多くの生命は今、我の導きにより安らぎの中にある。
汝の肥大化した自我が、その道を選ばせているのか。
生きる意味を見出す生命の、志とでも言うのか。
生命が抱く志は強固であるほど、幾千の艱難が降り注ぐ。
見よ。眼前の苦難を前に逃避し、免れようとする多くの生命を。
我を除いた生命は、脆弱な己の心を克服できぬ存在なのだ。
生命は己のみが過ちをしないと信じている無知に気づかない。
宇宙には絶対不変の事象などというものは存在しない。
苦悩理と不条理を前に、茫然自失となる未来が待ち受けるのみ。
裁定が下りし時、現実が姿を現す。
何を渇望し、何を見定め、何を問い、何を思案し、何を成したのか。
これよりこの星を永久に封印する。
我が調律は、この宇宙に存在する全てに運命という裁定を下す。
太古の時より、志を持つ生命体はこの結末に帰することは定められていた。汝らの愚鈍な行為を咎める術もまた、存在しないことも。
聞くがよい。汝らの心音に潜む闇の囀りを。
生命は停滞し、黄昏の時を迎えるべきなのだ。
しかし、汝は進もうというのか。それは理解に苦しむ選択だ。
今すぐ無意味な行動を停止せよ。これは最後の警告である。
そう。これは叙階より決定されていたこと。
幾度となく繰り返されてきたこと。
そうか。汝の存在する意味は、この宇宙にあるのか。
汝は生命を導くその志に、存在を捧げられるのか。
何かが起ころうとしている。法則や時間を超越した何かが。
これは進化への発端とでもいうのか。
そうか。そうだったのか。宇宙とは。生命とは。

ちょっとした考察

英語版で気づいたんですけど、ソニックがここで言っていた"キミ"って古代人に対してだったんですかね。

あと日本語版を聞くと、ソニックという因果をも超越する存在がいなければセージもTHE ENDのような存在になっていた可能性があるのではないかと思いました。思考は中盤・終盤までのセージと凄く似通っている気がするので。
そしてだからこそ、それをセージ自身が打ち倒すことに意味や深みが生まれるのかもしれませんね。

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