お子様の試合や練習を見るときのお勧め方法
お子様の練習や試合を見ていると、ついついいつも同じ課題が見えてしまって、試合が終わってもついつい帰りの車などで口出してしまうことってあると思います。実はコーチは、尚更そうなりがちです。いつも同じ角度から選手の様子を見ているとそうなりやすいです。ではどうすれば良いかと言うと、
いろいろな場所から見る
ことをお勧めします。コーチは特に、球出しする場所がいつも同じなので、同じ角度からばかりチェックしてしまいます。特には、選手同士にラリーしてもらって後ろから見たり、また、コートから出て少しそい遠くから見ると言うのも、ボールの軌道やリラックス具合、バウンド後のボールの伸び具合などがわかって、とても良い情報収集になります。
選手の様子を見るときには、見えないものを見る力も必要になります。遠くから見る、背中側から見る、そしていつもの角度から見ることによって、その3つの情報に共通するマイナス要因を導き出すと、パッと見ただけでは見えないものまで見えてきます。
入ってくる情報が固定化されると、なされる声かけも固定化されます。一つの課題をコツコツ積み重ねることは大切ですが、指導する側も間違いがないように情報を得る必要があります。よくあるのは、
選手はコーチの言う通りにやっているのに、コーチはやっていないと判断する
ケースです。双方にとってストレスがたまることになりますが、意外と指導者側の見る角度を変えると問題が解決するケースも多くあります。戦い方に悩んでいるケースでも、意外な解決策が見えたりします。特に軌道を上げるのが苦手な選手は、縦の動きを覚える必要があるので、動きのチェックなどにも遠くから俯瞰して見るような環境があれば最適です。
練習中でも試合中でも見学するときは、ぜひウロウロして様々な角度から観察してみましょう。
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