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お子様の居場所作ってますか?

ジュニア競技テニスの世界は、競争社会で、強い人が存在感があり、、強い選手の方がテニスコートを自分の居場所であると感じることができます。
それは大会会場での保護者の皆様も同じではないでしょうか?

お子様の戦績が良くなってくるまでは、何か居心地の悪さを感じるのではないかと思います。
逆にトップ選手の保護者やコーチからは、それなりにオーラを感じるものです。

テニスを通じて学べることを最大化するためには、各選手の居心地について考える必要があると思っています。
子供たちは、テニスの強さと言う指標しか使うことができません。またその指標で他人と自分を比べてしまいます。
その裏にある、練習時間などの環境の違い、才能の違いを考慮に入れることは難しいです。

強い選手は、低年齢から環境に恵まれ、良い努力・良いチャレンジができています。

ランキングの差は努力の差だけではありません。

テニスで勝てなくても、テニス以外の環境(例えばプログラミング教室)で頑張っているジュニアはたくさんいます。
その子供の評価が例えば、テニス×勉強×プログラミングとなった時に、他の誰かと比べることは困難になります。
というか比べようがありません。

テニスを頑張る子供達にも、このような視点で一人ひとりの居場所を作ってあげることが大切です。

以前の職場でジュニアの大会を企画していた時から、参加選手には、勝っても負けても同じ試合数ができるようにしていました。
同じ試合数を行うことで、勝っても負けても同じだけ、勝負の経験ができるからです。通常のトーナメントでは、勝った人しか次の試合がないので、経験値に差が生まれ、勝った人はより経験値を積んで強くなるという不平等が生まれてしまうと考えたからです。

そういった努力でハード面の居心地の良さは作ることができます。

次はメンタル面での居心地の良さです。

テニスは、自分とそして相手と戦いながら成長していくスポーツです。
特に低年齢の頃は、積極的にボールを展開させていく『良いテニス』にチャレンジすべき時期。
失敗に寛容な空気が存在するヨーロッパでは、自分のイメージ通りのテニスに挑戦できる居心地の良さがあります。

試合会場でも日頃の練習環境でも、自分の存在をランキングで測ってしまうのではなく、これから挑戦するエネルギーの大きさで測るべきです。
これからやる自分のプレイに大きな期待ができるのが、子供たちの強さです。
残念ながら大人になると、自分のプレイに期待できなくなりますよね、苦笑

テニスだけでなく、日頃挑戦している全てをトータルしてその努力を評価してあげることで、子供たちはテニスコートでも自分のやるべきことが明確になり、夢中で良いテニスに没頭できると思います。
テニスコートを居心地の良い居場所にするためには、お子様の日常を振り返って、テニスに対する努力を整理する必要があります。

テニスコートが快適な居場所になることで、テニスを通じて学べることは確実に増え、戦績にも好影響がでるはずです。

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